木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

判決

2018-10-06 00:21:00 | 賃貸業
判決聞いてまいりました
求刑懲役10年に対して判決は「懲役10年」
見事に求刑通り

今日は開廷予定35分前に早すぎるかな?と思いながら601法廷の前に行ったらもう20人以上並んでました
新聞にも少し載ってたし、もしかしたら無罪の可能性もあるかもしれないという事で報道関係の人も何人か並ぶ中
テレビカメラまで来ていました
実際開廷する前に2分間カメラで撮る時間があり、裁判官3人が座った状態で撮影されました
写りたくない傍聴人は退席し2分間黙った状態での撮影
なんか昔の写真撮りのように2分間ただじっとしてるだけ
勿論大昔の写真撮りは僕も知らないのだけれど


そして始まった裁判
裁判長が被告を正面に立たせ
主文 「被告を懲役10年に処す」と宣言
その後被告を席に戻し判決理由の朗読が始まりました

食い違ってる証言の違いに関しては全面的に被害者の言い分を採用
2階か3階か落ちた階に関しても被害者が最初に言ってた3階(カルテに記載)ではなく証言で宣言した2階という事になった
それは向かいの会社の防犯カメラの映像で、白い物体が落ちた場所が1号室(3階)付近ではなく2号室(2階)からに見えること
怪我の具合が3階からではなく2階から位のそれであること
倒れていた頭と足の位置が1号室から2号室(3階)ではなく2号室から1号室(2階)へ行く形であること
という事は被告の証言が全部ウソだと思われること

確かに法廷での態度や証言は不誠実でした
法廷が終わったあとだったが検事を罵る姿など見るに耐えないところもありました
どっちを信じるかと言えば被害者を信じるのは無理もない処です
しかしどうしても腑に落ちないのは空き家だった3階の部屋に被害者の口紅や鍵が落ちていて、トイレやバスルームを使った形跡があったこと
もし被告の言う通り被害者を開放していてもわざわざ3階まで行って落ちる理由は一つもないのだけれど
ここに遺留品があったことは結局裁判でも「不明」の一言で片づけられてしまいました
これでいいのかな? と率直に思いました
人の量刑を決めるのに「不明」のまま、求刑通りの判決を出してもいいものなのか
すっきりしないまま閉廷となりました

顔見知りになった新聞記者とも話しましたし、その後弁護士にも声を掛けられ話を聞きました
「何故被害者は202でキスをされたり体を触られたりしてるのに靴を履いたまま倒れていたのかわからない」と言ったら
「それは靴を履いたままで部屋に連れ込まれ、そのまま迫られたから と裁判官は思っているから」と弁護士に教えてもらいました
弁護士がそう言うという事はそうだったのか
そうしたらやっぱりかなり強引に被告は被害者に迫ったという事
改めてその醜悪さに気付きました。


でもやはり3階の空室密室はこのままではいかんのじゃないか
僕はやはり敏腕弁護士が必要なんじゃないかと思ったわけです。



例によって帰りに気分転換の一人カラオケ 今日は4時間
その途中 被告の母親から電話がかかってきました
僕へのお詫びと部屋のこれからについて
前に会った時は無罪を信じます と言っていたので「残念でしたね」と僕が言ったら
「いえいえ、とんでもないです。被害者の方やご家族に対して申し訳ない気もちがいっぱいでそんなことは言えません
 謝罪するにも会えませんから気持ちをお伝えすることも出来ません」
被告にこういう気持ちが見えていたら「10年」はなかったことでしょう
せめて倒れている被害者に近づいて介抱すれば・・
納得は出来ないけれど反面「10年」は当たり前かもしれません

控訴するのかまだわかりませんが弁護士の口ぶりからはありそうな気もしました
「またご協力願うかもしれません」 と言われたし

僕なら違う弁護士を頼むかもしれませんけどね。
それにしても99.9%のその中に判決を押し込んだ検察庁の力技に圧倒された格好です。
松潤ならその0.1%を切り開きそうな気もしますが(笑)


コメント (6)
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