前倒し食事会

「来月は嫁さん臨月だからお墓参り行けないかもしれんで、ばあちゃんと飯食いに行こ」
と息子が言うので一番近いスシローへ行ってきました
火曜日は部活の日なんだが致し方なし
ポタは誰かと食事に行くことが申し訳なくてしょうがないらしい
それは僕とて同じ位置のようで、長い事続いた金曜日の食事会は固辞という形で中断したままだ
今日も何度も固辞されたのだが、お墓参りの予備食事会という事で納得してもらった
朝薬持って行ったときにまず今日は6時から食事会なので夕飯は食べないという事をカレンダーに書き込む
別紙に「6時から食事　夕飯食べない」と書いてテーブルに置く
それでも忘れることがあるので3時の休憩の時に「今日は夕飯食べちゃいかんよ」と言っておく
5時過ぎに帰る途中でまた電話して食べんといてよと言う
我ながらこのしつこさには閉口する

車の中でユウスケの嫁さんとは会ったことないね　というが何度もお墓参りに参加してくれてる
ユウスケが孫だという事はわかってはいるが時々忘れてる
僕とユウスケを指さしてどういう関係？　みたいな聞き方をする

ああ私の孫で孫の嫁さん？　と何度も納得するがまた忘れる
でももういい
何度でも説明してやるさ
体の方はすごぶる快調
金曜食事会（6・7年前から）は食事が進まなくて体重が落ち、それを少しでも改善できないかという気持ちで始めたもの
それは完全に成功した

食事を終え、エレベーターを降りて駐車場へ入った時
「なんかフラフラする」
「おばあちゃんビール飲んだからだよ」
「えっ？私ビールなんか飲んでないよ」
みんなで、「飲んだよぅ（笑）」
あれほど「ビ～ルとうなぎは最高～」って幸せそうにしてたのにね
そんな小さな幸せを積み重ねて、忘れてしまっても
きっと心のどこかにそれは残ってると僕は思ってるよ。