木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

未練

2011-08-04 23:57:00 | Weblog
目を閉じると数枚の写真が瞼に浮かぶ
それはもうここにはない
夏の終わりの海岸で撮った写真だ
知多半島の西海岸で写したから夕日の逆光の中、
元妻と娘、まだ幼稚園にも通う前の彼女のものだったと記憶している
ふたり海岸の砂と戯れていた

黄昏色と影と笑顔


家を出る時、妻は僕の個人的な写真以外全部持って行ったか処分したんだと思う
結婚式のとか新婚当時のとかそんなものは一つも欲しいとも見たいとも思わないけど
その写真だけはちょっと見たい気がする
幸せを見たいわけじゃない
コントラストを見たいだけだ


美しかったと思う

たぶん・・
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (PiNO)
2011-08-05 11:32:57
お久しぶりです。

なんか、とってもドラマチックな感じでした。

疲れていた、僕の心が、洗われた気がします。

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Unknown (瑠璃)
2011-08-05 12:25:22
短いけど心にしみこんでいるような
美しく純粋な文章を読んで感動しました

たとえ写真を失くしても 心の中の思い
出はそう簡単に「片付ける」ことができ
ないと思います

その「刻骨銘心」のような思い出がない
人生はあまりにも寂しいと思います
・・・。

ありがとうございました
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PiNO君 (かっつん)
2011-08-05 20:38:35
もし本当にそう感じてくれたなら
君の感性は僕の文章なんか完全に凌駕してると思うよ
僕自身、まだ思ってたことを言い表せてないもん
そんな風に言ってくれるとうれしいわ
ありがとね
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瑠璃さん (かっつん)
2011-08-05 20:48:43
その写真に本当に価値があるかどうかわかりません
僕のイメージの中だけで出来上がってるものかもしれないし
でもこの文章では僕のイメージの40%くらいしか表わせてないような気がしてしょうがありません
忸怩たる思いってのはこういうことを言うのでしょうか

ところで「刻骨銘心」 中国の言葉なんでしょうね ダイナミックな4000年の歴史を背負い込むような重みのある言葉ですね
こちらこそありがとうです
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見た事も無い (カール)
2011-08-08 09:55:57
写真を勝手に想像しましただ

こんな文章私には書けま千円
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カールさん (かっつん)
2011-08-08 12:48:46
褒めてくれたの?(笑)
ありが10円
恥ずかしさ万円。。
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