木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

2011-09-13 23:39:55 | タイムマシン
古い日記を読んでみた
いろんなことがあったなぁ・・
それは2003年の9月にスタートして
翌年の9月に家内が家を出た その実況中継もあった
あのころは苦しくてもがいて日記を書くことが僕が生きてゆくための酸素吸入みたいなものだったのかもしれない
でも文面はそれほど苦しそうではないんだ
読んでくれる人を意識して気丈に振舞ってた
でもなんとなくその時の心情が蘇ってきてその時の僕にうなずく今の僕がいた
ちょっと目頭が熱くなるのもあった

親父とお袋の仲が冷えて風前のともしび
そんなときの息子の日記

当時、息子も僕と同じ「さるさる日記」を書いていた
それを僕の日記にコピーしたのがあった
普段の日記はわけのわからないような文章を書いてたのに
この時だけは僕にしっかりと伝わるもの
また目にしてしまった

2004・8・26
息子の日記


■2004/08/26 (木) すげーダサいけど、書く。

当たり前なんだけど時間はすんごい有限で、俺が思った以上のスピードでどんどんどんどん突っ走るもんだから、たまについていけなくなります。







息苦しさを感じて目が覚めた。

たいていAM7時半、ドア隔ててテレビが騒ぎ出すと、慌ただしい朝が始まる。
ぼんやりした頭を掻き回すMISIAの歌声を怨みながら重いカラダを起こしてシャワーを浴びに向かう。
親父は新聞を眺めお袋は台所に居て、妹は目が半分閉じたようなカオして家中ウロウロしている。

めちゃくちゃ当たり前で、無限かのような幻想のループ。
そんな当たり前は、きっともうすぐ変わってしまう。
消えてしまう緩やかな日常は、思ったよりも僕を締め付けてしまうのだ。

…でも、それはどうにもならないし、僕の問題でもない。ただ「終わる」事から目を背けたいだけ。

ほんと、こんな日常はもう長くないんだな。

言われえぬ寂しさがどんどんどんどん面積を広めて、僕の当たり前になろうとしている。

僕はそれを受け容れる。

たぶん。



はっと気付いたらもぉひとりになっちゃってて、思い出して泣いたりする前に書いときました。

…ゲーセンでもいってきます



息子の日記をコピーしました
僕は悪いことしてないと言いながら
またひとつ 罪を犯そうとしているのだろうか
悪いことをしてなくても 罪を犯すことがある・・

      すまん


この一週間後に家内は娘を連れて家を出た
今の僕が始まった

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8 コメント

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私と娘は置き去りに・・ (アグネス)
2011-09-14 17:58:00
かっつん様^^、こんばんは

違う立場ですが・・お気持ち・・少しは分かります。。

寂しいですね・・悲しいですね

でも^^ 明日は明日の風が吹きますッ!^^

アグネス
返信する
すごい文章力・・ (koumama)
2011-09-14 19:42:07
かっつんに似てるんだね。
息子さんの文章・・日記が心にずんと沁みますね。
文字は不思議。
辛いことを書き連ねても 文字にすることで少し救われる。
嬉しいことを書けば人も笑ってくれるしね。
かっつんが辛かったこの時 息子君も自分で乗り越えたんだね。きっとあずちゃんも。
貴重な日記を見せてくれてありがとう。
返信する
アグネスさん (かっつん)
2011-09-14 23:08:13
明日は明日の風が吹く かぁ
人間はどうしても明日どんな風が吹くのか
今日感じたくなっちゃうんですよね
それでくよくよしてしまう
でも本当はさ
何年も何事もなく生きてきたわけなんだ
そりゃたまには痛い目にあってるんだけどそれはほんの小さな確率だってこと忘れられないだな・・
僕は今 そのことがあったけど結構幸せにやってます
アグネスさんはどうなんすか?
多分そのことがあっても頑張れているんじゃないんでしょうか
お互いガンバろね
返信する
koumama (かっつん)
2011-09-14 23:27:45
前にkoumamaにもコメントをもらった記事があるんだけど
http://blog.goo.ne.jp/popg888/e/77540531058c794afab8676f89cd9577
息子の記事は多分このブログではこの二つだけだろうと思います
息子のこのふたつの日記は見れるものだと思うけどあとのはわけのわからん言葉が並んでただけ(笑)のような気がします
この記事のように思った彼は多分もう何も残ってなくて今の生活に精一杯なんじゃないでしょうか
そんな気がしてしまいます
娘は・・・
今ipodで猫の動画見て大笑いしてます
返信する
Unknown (PiNO)
2011-09-14 23:31:59
最後の一文、こころにぽっかりと穴が開いたような気がします。


急に「はっ」と目が覚めて、(てか、何かに巻きつかれるような感じがして・・・。)ベットの上でぼーっとしてると、一階から「行ってきまーす」と声が聞こえる。
そして気が付くと誰もいなくなっている。

そう、父親も・・・・。
ごめんなさい、私事でした。

その現実から逃れようと、ブログを始めた。
ここも私事でした。

穴の開いたこの心に、ふたをしてくれる人を探し、心の旅に出る。

いつ見つかるだろうか・・・・。
返信する
PiNO君 (かっつん)
2011-09-15 00:15:53
何やら深い文章だね
ゆっくりその真相を聞いてみたい気がしてるけど
それはもしかしたらいけない事なのかもしれんときみのお父さんより多分大分年上のはずの僕が思ってしまっている(笑)
きみのことは神奈川の中三ってこと以外ほとんど知らないからね

ふたをしてくれる人
見つかるといいね
返信する
Unknown (またたび)
2011-09-15 05:46:06
両親が、両親でなくなってしまうって言うのは、
親の勝手っちゃ~勝手なんだけど、かっつん家の
場合は息子さんと娘さんも居たワケで・・・。
お母さんに連れて出られた娘さんの気持ちも、残
された息子さんの気持ちも、なんとなく分かるよ。

私の場合、父のことなんてほとんど記憶に残って
いない年齢での親の離婚だったけど、それでも
幼な心に「もぅお父さん居ないんだ。お母さんだ
けになっちゃったんだ」って、ちゃ~んと現実が
分かってたからなぁ・・・。寂しかったなぁ。

今はさ、息子さんも娘さんもそぅいう現実を、
小さな子供の頭じゃなく、「うちはそういうもの」
って分かってくれてるからさ、もぅそんなに寂し
い思いしてないと思うよ。

かっつんも・・・寂しくないでしょ?
返信する
アクチン (かっつん)
2011-09-15 12:32:49
僕はもう寂しいことはない
でもブログ書いてなかったらわからんよ
ウサギみたいに寂しさに堪え切れず死んでしまってるかもしれん(笑)
離婚してからは一年だけど
その前7年?別居してたから子供たちの心はもう振り返ることはない・・とまでは言わんけど
今更寂しくなることはないんじゃないかと 
勿論僕の勝手な推測だけどね
娘も時々母ちゃんとは会ってるみたいだし
そういえばその時いたニャロンもつぶやいてる
(猫は偽名でしゃべってる)ネコ1ニャロン(偽名メル) ネコ2 ニャミ(偽名キャンディ)
http://kattuntun.seesaa.net/article/205914986.html
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