木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

もっちゃん

2018-08-30 00:57:10 | 友達
小学校の頃、学校へ行きたくない理由の一番は「歌のテスト」
音楽さえなかったら学校は面白いのになぁ とずっと思ってた
僕が歌うと おっきな声で笑うやつがいた
もっちゃんだ
もっちゃんはイス屋の子でお父さんは椅子を作っていた
僕と同じ木工所の子だった

とにかく僕が歌いだすとそれを合図に腹を抱えて教室中に響く大声で大袈裟に笑う
「殺したろか」と思った
だが普段の彼はとても大人しい子
それなのに僕が歌うと豹変する
あの変わりようは今でも納得できてない

5年の時はセンターだった僕は6年生の時にショートのレギュラーになった
その補欠がもっちゃんだった
野球では僕の足元にも及ばない
5年の時から一度もレギュラーを奪われたことがない
6年の時に区の大会で優勝して熱田球場で名古屋市の大会に出場した

一回戦で大負けした
7回表最後の打席に向かおうとすると監督さんが僕を呼んでベンチへ戻れの指示を出した
僕の代打に指名されたのがもっちゃん

悔しかったわ
こんな屈辱感は初めてだった (と思ったが実は歌のテストでは毎回味わっていたのだった)

彼とは中学時代も同じクラスになった
僕はうまくはないが音痴を克服してた
3年の時には合唱部に強制入部させられてた
同じクラスにいても、歌のテストがあってもあいつに笑われることはなくなった

彼は野球部しかなかった小学校から選り取り見取りの部活から剣道を選んだ
学校を代表する5人の一人として名古屋市大会で優勝した
うれしかった
実は僕は彼のことが大好きだったから

なんでこんな話したのかなぁ・・・
ごめんね~ 落ちも何にもないんだよ。



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6 コメント

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音痴、信じられない!(笑) (masamikeitas)
2018-08-30 03:56:16
かっつん、おはようございます。

「もっちゃん」って、嫌な奴だけど、憎めないと言うタイプかな?

>学校を代表する5人の一人として名古屋市大会で優勝した
うれしかった
実は僕は彼のことが大好きだったから

ここはよく分からない。(苦笑)
かっつんが小学校の頃、音楽の時間が一番嫌だったと言うのは意外でした。
音痴、信じられない!(笑)
私は小学校からずっと体育です。(笑)
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Unknown (かずちゃん)
2018-08-30 09:55:44
なんだか小説になりそうな~(笑)

阿川佐和子なら、楽しいエッセイ風
湊かなえなら、「殺したろか」が現実になって、どんでん返しの結末に(笑)

私もかっつんが音痴(?)だったなんて信じられません
私は音楽は楽しかったな~

もっちゃんとは今でも交流があるのですか?
そこが気になる~

体育と図画工作がきらいでした(笑)
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masaやん (かっつん)
2018-08-30 17:39:09
僕はかつて音痴でした
その僕を笑うもっちゃんは殺したいほど嫌いでしたがそれ以外の彼のことは嫌いじゃありませんでした
中学の時クラスも塾も一緒でした
いろんな面でリードしてたので僕には余裕がありました(ここだけの話です)
でも最終的には彼はちゃんと大学を出てそこで知り合った彼女と結婚、教科書会社に就職して順風満帆な人生を送っているはず
ただ前立腺の調子が悪くて苦労してることは心配です。

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Unknown (lily)
2018-08-30 17:45:39
こんにちは。
かっつんさんの、こういう記事好きですね~。

ショートは野球センスのある人のポジション。
私も高校時代、ソフトボールをやっていました。
運動神経も抜群だったのでしょうね。
子ども時代、クラスメートの中でも色々な葛藤が
あって、これまたすてきな思い出ですよね。
返信する
かずちゃん (かっつん)
2018-08-30 17:55:31
もう歌のテストがあるときは「地獄の小学生時代でしたね
高田K子という子には
「かっつん音楽1でしょう」と言われたこと忘れてないし・・
でも残念ながら3でした
中学からは5になりました ざまあみろ!
先生のお気入り合唱部員でしたから
一応音痴は克服済みです
今は音楽大好き
図工と音楽と作文が嫌いでした
木工所経営しながらギター弾いてブログ書いてるってどういうことでしょう
体育は大抵5でした
苦手だったのは力技 懸垂とか倒立とかはダメでした

もっちゃんとは今も交流ありますよ
年賀状はずっと続いてます

二年前の同窓会の時の記事でこんなのがありました

昔、小学校時代に僕の歌を聞いて腹を抱えて笑いやがったもっちゃんが僕の隣に来た
ありがとうを続けながら初めて出来た孫の写真を見せてかわいいを連発した
「かっつんにはいないの?」 と聞くので有祐の別れた嫁さんが連れて行った聡太の写真を見せて
「息子の嫁さんが連れて行ったんでもう会えないんだよ。」
「それでも誕生日とかなんか送ってやればいいじゃん 俺、昨日奈良まで送ってやったんだ」
「そうそう初めのうちは誕生日ごとに服や靴を買って送ってた 
 嫁さんからありがとございますのメールが来てたんだけどね
 ある年からそれが来なくなったんだ
 それってもう送ってくれるな のしるしだよね
 次の年からもう送るのやめたんだよね」
「そっか~ ごめんなぁ つらかったろうね」っていいながら泣き出しやがった

泣き上戸だとは知らなかったぜ(笑)


泣いてくれてたんだ(笑)
やっぱもっちゃん好きです。。
返信する
lilyさん (かっつん)
2018-08-30 18:08:10
なんでこんな話書いちゃったんでしょう
お休みにしようかなと思いながら「記事を書く」を押しちゃってなんとなく書き始めちゃいました
実はこのエピソード
少しずつ書き方を変えて何度か書いています
僕には印象的な出来事だったんです
学生時代あまりつらい思いをしなかった僕の汚点ですから
でもそこで沈まなくてその彼のことを好きだったと言える僕がまたいいでしょう?
あはは・・・
もっちゃんはいい子だったんです
あの一瞬は殺したかったですけどね(笑)
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