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まだ私が幼少の頃(ガキの時代と言った方がしっくりいたします。)
近所の駄菓子屋ではバケツに水を張りそれに漬けて販売してました。
電気冷蔵庫が普及する前です。
当然生ぬるく開栓するとかなりの量が噴出しました。
記憶が確かであれば5円~10円でした。
ラムネの語源は「レモネード」だそうで
過っての子供向けTVの「ちびっこギャング」にしばしば登場いたしました。
日本のラムネにはレモンは使用されておりませんので名前だけのパクリですね。
ラムネと言えばこの独特の形をした壜でしょう。
ビー玉の栓はどうやって入れるのか不思議でした。 (写真右)
1.円筒形のびんの原形を作る。
2.首の部分を加熱して細くしぼる。
3.ビー玉を入れる。
4.口の部分を加熱して細くしぼる。
最近は(写真左)ビー玉を入れてプラスチックのキャップを嵌め込む。
ずいぶん簡単になりました。
壜の形状は1872年にイギリス人のハイラム・コッドの発明だそうで
コッドネックボトルと称されているそうです。
壜のくびれの上部分に二つの凹みがありますね。
これは何のため?デザイン?実は重要な役割がありまして...
普通に飲もうとするとビー玉が栓をしてきわめて飲みづらい。
そこで二つの凹みを前に見てゆっくり傾けるとビー玉がその凹み部分に引っかかります。
(凹みは壜の内部では出っ張ってます。)
新旧の壜を比較いたしますとビー玉の処理の違いもありますが
重量がかなり異なります。最近の方が軽いです。色も薄いです。
ペットボトルに入ったラムネもありました。
でもこれは....中身が一緒でも飲みたいと言う欲求が湧きません。
所詮「ノスタルジードリンク」なのでしょう。
※メーカーにもよりますがどうもラムネとサイダーは同じあるいは殆ど同じらしいです。
ラムネ壜に詰めたものが「ラムネ」それ以外を「サイダー」と分けているらしいです。
(サイダーの語源は cider/リンゴ酒 です。)
ラムネ壜に入っているガラス玉をA玉(真球度が高いもの)と呼び
栓に使えない粗悪品をB玉と呼んだと言う説もありました。