棚の上に長い間置きっぱなしになっていた段ボール箱を開けたらいろいろ出て来ました。
Nikon F・F3の交換用ファインダースクリーンが出てきた時は...「ここにあった!」と声が出てしまいました。
そして、箱の奥底に懐かしいものが...。
自分で引き伸ばしをしていた方はご存知だと思います。レタッチ用のインクです。 (モノクロプリント用です。50年くらい前の物です)
三色セットでした。実際に使うのは殆ど黒。白はまず使いませんでした。茶色はセピア調色(いずれ詳細を)用。
説明用に50年以上前のネガをスキャンいたしました。
ネガにはホコリ・ヨゴレがつきものです。
大きく引き伸ばすと芥子粒よりも小さいホコリ・ヨゴレ部分が露光されず〇の中のように白い斑点となります。
これを修正するための物です。
デジタルでの処理はソフトが年々進化して最近では非常に簡単です。右〇がレタッチ後。瞬時でした。
アナログの時代はインク(たぶん顔料)を溶かして細筆。
塗り潰すのではなくフィルムの粒子の大きさ(フィルムと引き伸ばし倍率で異なります)にインクを置いて行きます。
所謂点描です。かなり時間を要しました。
私はこの作業、(性格でしょうか)けっこう得意でした。
懐かしいです。他にもいろいろ出て来ましたのでカメラ以外も徐々に紹介させていただきます。