満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

THIS IS IT(DVD)

2010-02-16 | 映画・ドラマ紹介
「いよいよだぞ~~!」ってなタイトルの「THIS IS IT」
その名の通り、待ちに待ってDVDを手に入れた(笑)


マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

一月に買った大型テレビと音響システム。スタンバイはOKとキラリと笑う。
コーヒーをカップに入れテーブルの上に置き、イスのシートを少し倒して部屋を暗くする。

「彼の音楽は世界中を魅了した」

彼と同じ舞台に立つチャンスを掴んだ若者の「誇り」「喜び」「希望」に満ちた顔・顔・顔

よりよい舞台を皆と一緒に作ろうと、日々追うごとに感性が研ぎ澄まされていくマイケル

少しでも彼の理想に近づけようと必死にマイケルの背中を追いかけるスタッフ

全てが「最高の舞台」へと向う



イスのシートを倒して見ていたが、気が付けば背筋が伸びていた。
1958年8月29日生まれ、享年50歳のマイケル。
てっきり、私と同じ歳かと思っていたが、一歳年上であった。

「一歳、年上であった。。。」のだよ!
ガ~~~~~~~~~ン


彼はロンドン公演に最高のポジションで挑もうと、全てにおいて抑えていた。
踊り、歌…もちろんどちらも「これで抑えてるってか?」っと言うほど、
素晴らしいし、キレもある。
なにより必死で彼に追従しようと踊る若者達より、群を抜いて上手い。

力を抜いているのに、キレを感じる。
まるで、フンっと振って軽く250yを超えてしまう、ゴルフスイングのようだ
無駄な動きがない。無駄な力を入れていない。必要最小限で最大限の見せ場を作る。
世界に名が響き渡るってことは、スポーツでも芸術でも、皆、同じなんだな~っと感心した

っと同時に…「私しゃ、何をしておるんじゃ?」とか思った(笑)

何時も「心は若く!」とか思っておったが
肉体的には「50歳は年寄りだしの~」なんぞと半ば諦めが芽生えておった

ゴルフの飛距離が落ちても「ま、しゃ~ない」っと思い込み
多少、腹回りに肉が付いてきても「そんなお年頃でしょう」とか自分を納得させ
世間一般に考えられている、常識に完全に捕らわれておった。

マイケルには、贅肉は見当たらない。腹も一切出ておらん。
動きにキレがあり、自分より若いメンバーと一緒に動いても、ひけを取っていない
むしろ、若者達を絶えずリードしているのだ。

イスのリクライニングを倒し、ドベ~っとこのドキュメンタリー映画を見ておっても
エエんか?
そんな気持ちが見ているうちに湧きあがり、自然と背筋を伸ばし、腹筋に力が入った。
翌日の腹筋の痛みは尋常じゃ~なかったがの(ガハハハハハハ)


マイケル:「怒ってないよ」「イイ舞台を作りたいだけ」…。

マンテン:「怒ってないのよ、イイ仕事の結果を出したいだけ」…。
一度でイイ。会社で言ってみたい~(アハハハハハ)



M男「僕は、沢山の人達に愛をプレゼントしたいんだ」

M女「凄いの~。んじゃ君のウワサを聞いたら、きっと応援するよ」

M男「君は? 君は生まれたら何をしたいの?」

M女「私しゃ、たった一人の人を愛せたらエエんじゃ」

M男「うん。それも素敵だと思う。お互いに頑張ろうね」

M女「一年と数ヶ月生まれる時間が違うけど、ほぼ一緒の時間を過ごすね」

M男「そうだね。何があるか不安もあるけど、きっと素晴らしいことの方が多い気がする」

M女「あっ! 呼んでるよ。もう出発の時間だね。さようなら、そして、またね」

M男「うん。さようなら、そして、またね」

そんな会話を、生まれる前に交わしていたような妄想が暴走した(笑)

ただ、
この映画を見てチラっと思ったのは…こんなに完全で完璧を目指していたマイケルならば、
この映像を世界中の人々に見せる事を、不本意に思うのではないか?っと感じた
それと同時に
一緒に舞台を作りあげたスタッフ一同が、マイケルと共に作り上げたあの一瞬を
永遠に何か形として残したかったのかも?っという熱い思いも感じられた

舞台製作に掛かった費用の補填及び、儲け主義だけではないっと信じたい。

マイケルは不本意だったかもしれないけど、とても素晴らし映像の数々だったと思う
ご冥福をお祈りします
また、違う世界で会いたいわ。ありがとう、マイケル
さようなら、そして、またね(笑)


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映画 イーグルアイ感想

2009-06-16 | 映画・ドラマ紹介


スピルバーグ製作なのだが…星3つってとこか…
ツッコミを入れたい箇所が結構あったが、
面白いか、面白くないかと問われたら、面白いと言える作品だと思う

コピーショップで働くジェリーには、
米軍に勤務している優秀な双子の兄イーサンが居る
ある日、イーサンが交通事故で突然亡くなる
兄に大きなコンプレックスを抱いていたジェリーは戸惑いを隠せない
またイーサンを誇りに思っていた父親も希望を失っていた

疲労感を伴い葬儀から帰ったジェリーを、不可思議な事件が襲う
銀行口座に75万ドルもの大金が振り込まれていたり
自宅アパートに、大量の軍事用機材が送られるなど
身に覚えのない出来事に戸惑うジェリー。
そこへ女からの一本の電話が掛かる
「FBIが迫っているので、その場から逃げなさい」っと命令される

同じ頃、シングルマザーのレイチェルにも、謎の女から電話が掛かる
「車を奪って指定された場所へ行きなさい。
さもないと息子の命はない」と脅され、
命令に従わざるをえない状況へと追い込まれて行く

謎の女からの一方的な命令電話に、翻弄されていく二人
さて、謎の女の正体は?

やっぱりスピルバーグだの~ってな映画でござった(笑)

展開といい、見せ方といい、観客の目をクギ付けにする技は流石であった

謎の女に翻弄される二人の気持ちと同じ感覚を見ている観客も味わう
戸惑い、驚き、怒りと感情が変化する
途中で謎の女の正体も薄々解るのだが…それでも最後まで息を飲む

ストーリーには正直、これと言った目新しい部分は少ない
むしろ、往年の映画のリメイク版を見ている気がした
ただし、見せる順番というか…ストーリーの並べ方が面白い
最初の10分ほどは、まったく関係のない話から始まる
ところがこの最初の10分が、この後展開する話の全ての源となるのである
それが解るのはラスト30分(笑)

ただし、スピード&チャージな前半~中盤だが
後半に少しモタツキがある。謎が解けてからの10数分間は長く感じた

もし…ヒッチコック映画が好きだとしたら
この映画をまた違った角度から楽しめると思う

「北北西に進路を取れ」とか「知りすぎていた男」の
あの懐かしいシーンを彷彿させる場面がテンコ盛りである
ヒッチコック好きのスピルバーグの味付けが効いている

そんなヒネった見方も出来る映画である
ぜひ一度、ご覧くだされ~

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映画 デジャヴ 感想

2009-05-27 | 映画・ドラマ紹介

2007年8月発売のDVDだから…少々古い。
ジェリー・ブラッカイマーがプロデュース。

ブラッカイマーのプロデュースした作品を、私はかなり見ている
「キャット・ピープル」「フラッシュダンス」「ビバリーヒルズ・コップ」
「トップガン」「アルマゲドン」「クリムゾン・タイド」「ザ・ロック」
「60セカンズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ナショナル・トレジャー」
など、作品多数のヒットメーカーである(笑)

デジャヴというタイトルから…
「あれ?ここ一度来たことある~」ってな、あのデジャヴを想像するが
本作品とは、微妙に…関係がないんじゃないかと…思う(笑)
あっ、まて。遠く考えれば……。ん~~~~~。(考え込む満天)

この映画。むちゃくちゃ面白かったので…
まだ見ていない人は是非見て欲しいのだが、
ちょいと、ストーリーを紹介するのが難しい
私の中では、星5個がマックスだとすると4.5個の評価を出したい映画なので
なんとか巧く紹介したいのだが…
ネタバレしてしまうと、楽しみが半減以下となってしまう映画なので
む・難しい。でも、紹介したい~(ハハハハハ)

この映画は
海軍関係者が、久々に家族と対面をし幸せに満ち満ちた家族達の笑顔から始まる
家族達は思い思いに久々の出会いを喜び、全員でフェリーへと乗り込む
多分、船上でパーティが催されるのであろう
子供達の合唱団も乗船し、先生が忙しそうである
汽笛が数度鳴らされ、フェリーはゆっくりと岸から離れる
さあ、これから楽しいパーティの開催である

そこで突然フェリーは爆発炎上し、乗客543名が死亡する
捜査官の一人ダグ(デンゼル・ワシントン)の類稀な着眼点から
様々な証拠物件が発見され、この事件がテロであることが判明する

ここまでは、第一段階。言えば普通に、事件と捜査の状況が映し出されている
淡々と淡白すぎる映像が流れるので、ココらで我が夫は少々寝てしまった
が…この映像を深く心に刻んでおくと、後々とても面白く楽しめる

次の第二段階で現れてくるのは、ある「監視システム」
政府が極秘裏に開発したシステムなのだが…このシステム。
通常の監視システムとは、モノが大きく違う
今から「4日前の映像」を見ることができるのだ

見る場所は、家の中でも、地下室でも、「たった一ヶ所だけ」
ただ、360度どの角度からでも、見たい映像を自在にズームして見ることができる。

新型監視システムを製作したら、思わぬ副産物を手に入れたってなシステムなのだ
まだまだ試作段階品なので、問題点がある。
情報処理に100時間かかるので4日前の一箇所だけの映像しか見られない
巻き戻してもう一度とかも出来ない

大変重要になってくるのは、何処を見るか?である
一度見てしまうと、巻き戻し不可な分、同じ日の他の場面は見ることが出来ない

この、もの凄いことが出来るが…何でも出来る訳ではないという設定が
とてもこの映画のストーリー展開に、良い味を出している

しかし…ダグ(デンゼル・ワシントン)の鋭い観察力は
このシステムから、もっと違ったことを見つけ出す

そうして第3段階が幕を開けるのである

星5つに満たなかった、マイナス0.5の理由は
最後に肌がザワっとなるほど騙されたもんで…「ケッ」っと思った評価である
(アハハハハハハ)

ところで「デジャヴ」体験について面白い記述があったので載せておく
「よく旅行をする人はデジャヴを頻繁に体験する」
「年を取るにしたがって、デジャヴ体験が少なくなる」
「革新的な人間は保守的な人間より、多くのデジャヴを見る傾向がある」
「多くのデジャヴ体験は非日常的な場所ではなく、ありふれた日常で起こる」

また、疲れが溜まっていると、脳が間違った信号を送ってしまい
以前に見たとか体験した事だと錯覚してしまい起こる現象だとも言われている

確かに…最近は年をとったせいか、デジャヴを経験していない
年をとって、なおかつ保守的になったってことか?(笑)

以前にNHKで見たのだが、どんな世代のどんな経験をした人でも
楽しい思い出が6、中くらいな思い出が3、辛く悲しい思い出が1となるそうな
嫌な記憶をサッサと消し、楽しい思い出をセッセと貯める作業を
人の脳は自動的にやっているようだ(面白いの~)

デジャヴになるのかどうかは解らんのだが…20歳の頃、私は夢を見た
北海道に住んでいる私が、東京在住の人と結婚する夢だ
ガッシリとした体躯の優しい人だと解るのだが、どうしても顔が見えない。
記号のように、11歳年上。血液型O型。世田谷。と浮かんで目が覚めた。

現在、結婚している私の夫は
北海道出身だが、大学から東京に出て、そのまま就職している
私よりキッカリ11歳年上で、血液型はO型
出会った時は横浜に住んでいたが、私が夢を見た頃は世田谷に住んでいた
夢を見たのが私が20歳の頃、出会って結婚したのは、それから8年後である

これってきっと、前世からの「絆」だよね(笑)
今が幸せだから、そう、信じておこうと思う(ハハハハハハ)

おっと、ノロケて忘れてしまったが
この映画デジャヴ。面白かったので是非ご覧くだされ

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映画「NEXT -ネクスト」感想

2009-04-16 | 映画・ドラマ紹介
 ニコラスケイジ主演 ネクスト

ラスベガスでマジックショーをやっている
クリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)は
しがないマジシャンに見えて…実は超能力者なのだ

超能力者に見せかけて…実はマジシャンなら山と居るが
本当の超能力者がマジックをやっているのだから、本来なら向うところ敵なし
だが、彼は自分が超能力者だということを隠しているので
逆にヘタクソにマジックショーをやっている(笑)

彼の持っている超能力とは…自分に関わる将来が見えるという能力
しかも…2分先(笑)
なんだよ、2分かよっと思うかもしれんが…
これを旨く使うと…可なり色々なことが出来る

たとえば、2分後の自分が道を歩いていて、落とし穴に落ちる姿が見えたとする
見えたのだから、その道を通らなければ、落とし穴に落ちずに済む
真っ直ぐに歩いていて、銃弾に撃たれる自分が見えたとする
チョイと体ひねれば、弾を避けることだって出来るのだ

ある晩クリスは、発生する前の強盗事件を予知能力で感知してしまい
とっさに、まだ強盗を働く前の犯人を殴ってしまう
そんなクリスの予知を彷彿させる行動に、FBIが目をつけ
核爆弾テロの重大事件解決に彼の手を借りようと動きだす

このFBIの捜査官が…「ハンニバル」に出ておったジュリアン・ムーア
もう、彼女ほど強いFBIの捜査官は、居ないだろうな~
だってあのレクターと渡りあった捜査官だもんね(笑)

ただ、この映画、見ていてストーリーに無理がある(ハハハハハハ)

テロの犯人探しにFBIが超能力を使おうとするところは、ありかもしれんが
それにしたって、2分先が見える能力がどれだけ役にたつのか?
またテロの犯人も、この超能力者に気を回し過ぎだと思う(笑)
自らクリスの前に現れ、2分後の自分たちの行動を見せてしまう(ハハハハハ)

感動したのがチョイ役で表れたピーター・フォーク
映画そっちのけで、「この人!刑事コロンボだよね?」
「今、80歳くらいかの?」「刑事:ケイジつながりで出たんだろうか?」
と、夫と話してしもうた(アハハハハハハハ)
とっても元気そうで、嬉しかったです

ま、脚本には…変な点がままあったが
流れ的には見ている観客を飽きさせない展開が目白押しなので、面白かった
内容がB級映画なので、最後のオチまでB級で…呆れた終わり方なのだが
レンタルで借りて、暇つぶしに見るのなら、オススメである(笑)

原作はフィリップ・K・ディックの小説「ゴールデン・マン」。
原作は意識しない方が、映画を楽しく見れると思う
というのは原作と映画とで合っているところは、
2分先が読めるという所だけだそうな~~(笑)
(昔、読んだと思うのだが…短編だし記憶にない)

しかし…2分後が解ってもな~~
馬券を買うには…時間が足りないしな
宝くじにだって使えないし…
人と話すときに2分後が見えると、かえって混乱しそうだが…
2分先が解る能力よりも…
1分前で良いから、自分の行動を覚えていられる能力が欲しい~~(笑)
昨晩も、つい…ポイっと置いてしまった眼鏡を探して疲れた(ハハハハ)

フィリップ・K・ディック作品、懐かしいので探して読んでみたいな~
多分…本の方が数百倍面白いと、思う(笑)

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映画ウォンテッド

2009-03-09 | 映画・ドラマ紹介
昨年9月に劇場公開された「ウォンテッド」が
早くもDVDになったので、早速見てみた



「あらすじ」と「解説」は「goo映画」からどうぞ~

「宣伝映像」は
「ウォンテッド」コチラをどうぞ~ ※注 音が出るかも~

なんてったって…マトリックスを彷彿させる映像が凄い(笑)

主演のジェームズ・マカヴォイは、
ナルニア国物語でフォーンのタムナスさん役をやった人
で、このタムナスさんの声を担当した声優さんは「関智一さん」であった

この「関智一」さん
『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュ
『彩雲国物語』の紫劉輝
『ドラえもん』の2代目骨川スネ夫など、数々の声を担当されており
声優さんとしては大ベテランさんである

しかし、今回このウォンテッドでジェームズ・マカヴォイの声を担当したのは…
なんと…DAIGO・・・・・・。

あ・あまりにも・・・「ヘタ…」(笑)

先ごろ見た、「ハムナプトラ3」の息子役の声を上地雄輔が担当しており
その時に受けたショックと類似する…(ハハハハハハ)
あれも…見ていて少々イライラした(笑)

実際の演技がとてつもなくヘタだとは思わないのだが
やっぱり、プロの声優陣に混じっての出演だと浮いてしまうので目立つ
棒読みのような声が浮いて聞こえるので、映画を見ていて邪魔になってしまう
DAIGO君も上地君も、本人は好きなんだけどね~~

ま、難点と言えばココだけ(笑)
あとはパーフェクトに面白い

脇を固めるのが「アンジェリーナ・ジョリー」
 半端なく凄い。子供産んだんだよな~子供を産んだ女の尻には見えんかっただ
他に「モーガン・フリーマン」出演

圧倒的な映像の見せ方に、何度も口をアングリしてしまった
ストーリーにも、大ドンデン返しがあり、最後まで見ている人を飽きさせない

主演のジェームズ・マカヴォイさんの
情けない会社員から、凄腕のスナイパーへと変身していく演技が素晴らしかった
あんなに頑張って演技したのに…
吹き替え役のDAIGO君の声に成長していく過程の演技力が伴わず
残念だな~っと思った

声優さんでない人を声優に迎えることも、宣伝の上で必要かもしれんが…
もそっと頑張って声の演技が出来る人を据えないと
実際に頑張って演技をした役者さんに失礼かもしれん

DAIGO君。次回があったら、もっとガンバロウ!

あっ!映画は掛け値なしに面白いので
是非、機会があったら見て下さい~~~


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太王四神記

2009-02-10 | 映画・ドラマ紹介

韓国ドラマ「太王四神記」(全24話)

見たことありまっか?
ぺ・ヨンジュンのことが大好きな、ブログ友の「ごはんちゃん」から借りました~
ってか…強制執行されたと言った方が良いかも(ハハハハハハ)

韓国ドラマでも「恋愛モノ」は「冬ソナ」をチラ見したことしかない私。
「歴史モノ」は「チャングムの誓い」をマジ見し、面白いと思っておったが…
さて、韓国の「歴史ファンタジー」はどんな感じかの?っと
ペ・ヨンジュンに何のトキメキも持っていない私が見始めた

正直、心の中では全24話なんぞ見れるかの~ってな不安もあったし
(一話約1時間…トゥエンティフォーである…ハハハハハハ)
「ごはんちゃん」からの至上命令である「見たらレビューをUPしてネ」も
果たしてレビューが書けるほどオモロイんだろうか?などの不安もあった

が…第一話「神の子 ファヌン」の初っ端からKOを食らってしまった(笑)

先史の時代、火を操る巫女カジン率いる「虎族」は回りの国々への侵略に忙しい
特に「熊族」との戦いは熾烈を極める
そこで見かねた天の神が自分の息子である
「ファヌン(ペ・ヨンジュン)」を地上に使わす

「ファヌン」はまず虎族巫女のカジンから「火の力」を奪い赤い宝玉に封印する
カジンは力を取り戻そうと執拗に戦いを挑むが…
いつしか神の子「ファヌン」に心をよせ始めてしまう
(強い女は強い男に惚れるもんである)

ところが神の子「ファヌン」は…な・なんと!
「熊族」の女セオに心をよせ、子供を産ませ…(神でもやることはやるのだ)
ほいで虎族巫女のカジンから奪った火を使う力も、セオに与えてしまうのである
(強い女は強い男に惚れるが、強い男は優しい女に惚れるもんである)

これを見ていた虎族巫女のカジンは怒った(そりゃ怒るわな~~)
で、「ファヌン」の一番大切なもの、「ファヌン」の子を殺そうと奪う

「ファヌン」から火を使う力を与えられた熊族セオは子供を奪われ
恐怖と不安と怒りから火を操る気持ちの制御が効かなくなり
自らの体の中から「朱雀」を解き放ってしまう
(優しく見える女の情念ほど、力強いもんはないのである…ハハハハハ)

自由になった朱雀は、世界を焼き尽くしてしまうのであった
その火を消そうと「ファヌン」は雨を降らせるのだが…
大量の雨が何日も続き、世界は水没してしまう(笑)

神の子「ファヌン」は大変悲しみ(って…ほぼ自分の蒔いた種だと思うんだが…)
自分が天から連れてきた「白虎」「玄武」「青龍」と
セオが解き放った「朱雀」を地に隠し
いつか真実の王である「チュシン王」が天から送られ、この地上に生まれた時
四神も蘇り、その力を貸すであろことを約束し
自らは、天へと帰って行ったのであった~~~

さて、それから2千年の時を経た4世紀ごろの高句麗に話は飛ぶ

夜空に「チュシン王」が産まれるっという証の星が光る

この日、高句麗王家では阻害されている王の弟の家で一人の男児が産まれ
また、王の妹が嫁ぎ先の大貴族の家で一人の男児を産み
王家に関わる家で二人の男児が産まれてしまう

問題は、王本人には子供が居ない。だもんだから…
どっちが王になるか?から、どっちがチェシンの王なんだ?とか
この二人の外野が色々と仕組み、誤解が誤解を生んで
子供の頃は友情溢れていた二人が、永遠のライバルとなってゆくのだ

そして、朝鮮半島全域に散らばっていた四つの神器とその守り手が
チェシンの王の動きに呼応するように起きだす

陰謀渦巻く高句麗王家の行く末は?
「チュシン王」は一体誰なのか?
(あっ、これは…主役がペ・ヨンジュンだから…スグに解るな…笑)

先史時代に世界を滅ぼしてしまったメンバーが2千年の時を超え
再び「チュシン王」の下へと集結する
果たして、同じ過ちを犯さず世界は平和への道を歩めるのだろうか???

ってなストーリーである(笑)

微妙にねじれた因果のイタズラが実に絶妙に描かれておる
日本でもNHKなんぞで放送されてはいたが
私は、チラチラ見ていたもんで、何のこっちゃか良く解らなかった
こんなに面白いって解っておったら、真面目に見るんだった(ハハハハハ)

全部を見終わってもぺ・ヨンジュンに惚れなかった私だが…
ただ、「あの、優しい眼差しが素敵~~!」ってな気持ちは少々解った
マジであの微笑は、妖しい(笑)

私が今回の太王四神記でコイツ。。。っと思った人物は…


こ・このお方・・・

「チュシン王」の力を奪おうと2千年もの間、
虎視眈々と待っていた悪者軍団「ファジョンフェ一族」
(ショッカー軍団の赤って感じかの~笑)
この一族に各神器の守り手達は襲われてしまう
「青龍」の守り手は息子の体に「青龍の神器」を埋め込み
敵から神器を守るのだが…その力によって息子の姿は
恐ろしい仮面の姿となってしまう(写真上部2枚)

ま、その力を解き放ち、本来の姿に「チュシン王」が戻してくれるのだが
その本来のお姿が、写真一番最後。
う・麗しい~~~~~(笑)

俳優さんの名前はイ・フィリップ君。ワシントン大学大学院出身
この手の美形さんは現代劇に出演すると色あせるもんだが…
果たして今後はどのようなお芝居を展開してくれるのか、少し興味津々(笑)

私の好きなタイプは…アニメ「シティハンター」に出てくる「海ぼうず」
デッカクってガッシリしていて、それでいて繊細な心を持つお方
太王四神記の青龍さんとは似ても似つかないのだが…
最初に見た異形の姿と真実の姿が余りにもかけ離れておったもんで
ドキ~~~ンっとしてしもうた(ハハハハハハハ)

もう数回、お好みの場面を繰り返し見て…
それから「ごはんちゃん」へ返却しようと思う
マジで面白かったよ。ごはんちゃん、ありがとう!

このドラマ。製作費50億円だとか??
チェジュ島にデッカイセットを組んだらしいが、それも素晴らしい
「チャングムの誓い」の時のセットとは格が全然違う
衣装もそれぞれの個性が演出されており、映画制作並みの力の入れようである
音楽担当は「となりのトトロ」「もののけ姫」でもお馴染みの
日本人、「久石譲(ヒサイシジョウ)」さん
歌は「東方神起(トウホウシンキ)」音楽の雰囲気が「もののけ姫」を彷彿させる
韓国ドラマに興味のない人でも、十分楽しめるので
ぜひ、機会があったら見て欲しい

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さようなら、市川 崑監督

2008-02-22 | 映画・ドラマ紹介
トッポジージョのボタン戦争」市川崑作
(音が出ますよ~~ん)

2月13日夜…丁度、陶芸教室で高台削りをしておる時に
ラジオのニュースで、お亡くなりになったっ事を知りました
最近、仕事やら何やら忙しく記事に出来なかったんどすが…
膨大な数の市川監督作品の中で
初期の頃にアニメーターとして腕を振るった事のある監督の
私なりの追悼作品として
1967年に公開され、2005年にDVDとなったこの映画
「トッポジージョとボタン戦争」でさよならを言いましょうっと思いました

「トッポジージョ」を知らない人もいるかの~居るだろうの~
イタリア生まれのネズミ君で
「シャボン玉ホリデー」で「ザ・ピーナッツ」っと共演しておったこともある
昔、爆発的な人気を誇ったネズミの人形劇なのだ

市川崑監督は
デイズニー映画に憧れて映画の世界に入り
漫画家の清水崑さんからお名前を頂いたっと言っておったの
先にも書いたがアニメーターを仕事としてやっておった事もあり
その後、映画の世界に入ったと聞いておる
映画の画面に時々…
漫画やアニメのコマ割りのような雰囲気を感じるのだが
そう感じるのは私だけだろうか

タバコが大好きで
いちいちタバコを外して話すのがメンドーで
常時タバコを口に挟んでおけるよう前歯を抜いてしまったほどの
ヘビースモーカーであった
それでいてミッキーのスリッパを履いていたりして
生活感に漫画チックな雰囲気を持っていたような気もする(笑)

私の思い出の監督作品としては・・・

「木枯らし紋次郎」
「あっしには かかわりのないことでござんす」っと言うわりには
どんどん関わりを持って行ってしまい
結局、悪いヤツらを全部やっつけてしまうっという「ヒーロー股旅」の話である
長い楊枝を「プッ!」っと飛ばし蛾なんぞを殺すこともあり
当時の満天少女のハートをガッチリと掴んだTV番組であった(笑)

それまでの平面な雰囲気なTV番組に
孤独な股旅者の寂しさを演出するかのような奥行きの深い映像と
上條恒彦の「だれかが風の中」という腹の底を揺さぶるような歌も良かった~
焼き鳥の串を口にくわえ、
本来はランドセルに巻く、交通安全の黄色い三角巾を
体に斜めに巻きながらヘラヘラ学校へ行き
先生に廊下に立たされた思い出もあったの~(笑)

「横溝正史の金田一耕助シリーズ」

当時角川文庫から出ていた黒い背表紙の文庫本を全て買い揃え
我が家の本棚を黒く不気味にしておったほど
横溝正史の大ファンであった
市川監督の手で映画になると聞いた時はワクワクしたもんである

特に「犬神家の一族」の…あの湖からニョッキリと現れておった足
あの足の真似をして何度かプールの水を飲み込んだことかある・・・
友達の中では…一番「犬神家の一族の足っぽい」っと評判を呼んだのだが
現在は何の足しにもなっておらん(笑)

先日、市川監督追悼番組でリメイクされた「犬神家の一族」を見たが
女の情念が見事に映像化されており
オドロオドロしさが心地良かった~~(ハハハハハハ)


しかし…
手塚治虫氏の「火の鳥」
アニメーションを交えながらの実写版映画にしたのには少々驚いた
制作に手塚先生も参加しておったので大きな声では言えなかったが…
ありゃ~ヒドかった・・・(笑)
もの凄いキャスト陣に、衣装デザイン「コシノジュンコ」だもんで
結構な人が映画館に足を運んだと思う

内容は第一部『黎明篇』邪馬台国の卑弥呼の時代の話である
多分…もともと予算の少なかった当時の日本映画なので
豪華なキャストと変な衣装にお金を使い果たし
「SFX」にまで手が回らなかったのだと思われる
普通の映画としては評価が低いが…マニアック度は絶品なので
由実かおるのメイクを見るだけでも十分に元は取れると思う(笑)


アニメ映画「銀河鉄道999 」の監修も手がけておったの~
「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」原作者の松本零士作である
一見、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」っぽいが、内容はSFである
当時…特殊なフィルターを新たに使って製作したアニメ映画として話題になった
それ以前の同じく宇宙モノ「宇宙戦艦ヤマト」の映像よりも
星のキラメキ、奥行きの深さが感じられ
2度続けて映画を見てしまった・・・・(笑)
帰りのバス代が足りなくなっての~~トボトボと歩いて家まで帰ったが
その時の星空には銀河鉄道999が走っているように見えて
ゴダイゴのテーマ曲を歌いながら、とっても楽しく帰ったのを覚えておる

アニメが好き、漫画が好き、妖かしが好き~
三拍子揃って名実共に私も監督のお仲間です(笑)
ステキな作品をありがとうございました
あちらで手塚先生にヨロシクです~~~


猿の惑星・・お前もか・・

2007-12-08 | 映画・ドラマ紹介
「猿の惑星」シリーズの映画をNHKのBSでやっておった
第一作目の「猿の惑星」と二作目の「続・猿の惑星」は知っておったが
その後、三作目「続々・猿の惑星」、四作目「猿の惑星・征服」
んで五作目「最後の猿の惑星」は知らなかったので
全作をビデオに撮って夫婦で楽しむ事とした

まったく知らない人もいるかもしれんので(居るだろうの~)
少し説明しよう

映画第一作目の元はピエール・ブール作の小説である
しかも…この猿の惑星の「猿」・・・実は日本人がイメージキャラである
この作者のピエール君。
東南アジアで日本軍の捕虜になった事があって
その時の屈辱感を書いた小説がこの「猿の惑星」なのである
もちろん、2001年にティム・バートン監督でリメイクされた
「猿の惑星」もこの日本人がイメージキャラの第一作目をリメイクしておる

さて…ここからはネタバレです。

「猿の惑星」
地球人の宇宙飛行士3人が、ある惑星に不時着した
エライ地球に似た環境の星であるが一つだけ違っていたのは…
その惑星の頂点に立って居たのは人間ではなく「猿」であった
3人の宇宙飛行士達のうち、2人は殺され
残されたテイラー(チャールトン・ヘストン)は猿達に奴隷として扱われる
が…
猿の学者夫婦のコーネリアスとジーラに助けられ
テイラーは猿達が「禁断の地」と呼び恐れている土地へ逃げる
そこでテイラーが見たモノは朽ち果てた「自由の女神」像であった
「猿の惑星」っと思っていた星は実は…
人類が核戦争を起し多大な損害をこうむった「地球」だったのだ~

「続・猿の惑星」
さて…「地球だったんか~!人間は核戦争で滅んだんか~!」
っとショックを受けたテイラーは、とりあえず「禁断の地」を探索してみた
と…地下深くに放射能で変わり果てた姿になって生息していた人間を見つける
彼らは核弾道ミサイルを神として崇め、細々と生きていたのである
猿達の中でも血気盛んなゴリラ達はテイラーを追って「禁断の地」に入り
地底の人間と戦争を始めてしまう
数の原理で勝利を収めようとしていた猿達をみて
テイラーは核弾道ミサイルのスイッチを入れてしまうのだった~

「続々・猿の惑星」
さて…今度は本当に跡形も無くなってしまった地球から
三人の猿がテイラーの乗って来た宇宙船で脱出した
その内の二人はテイラーを影ながら助けてくれた
チンパンジーのコーネリアスとジーラ夫婦である
三人の乗った宇宙船はテイラーの辿った道を逆そうし
過去の人間が支配していた地球へとたどり着く
不慮の事故で一人の猿は死んでしまい残されたコーネリアスとジーラは
「話せる知能の高い猿」っとして人間社会で有名人となっていく
が…二人の猿から「猿と人間の戦いの結果、未来の地球が滅んでしまった」
っと聞いた人間は二人を殺してしまう
しかし…二人の間には小さな命が生まれていたのだった~~~

「猿の惑星・征服」
コーネリアスとジーラ夫婦の間に生まれた子供シーザーは
サーカス団の団長の手でスクスクと育ち人間としての教育を受けていた
その頃、地球では未知のウイルスにより犬と猫が死んでしまい
癒しであるペットを失った人間達は猿をペットとして飼うようになる
人間の生活に密着した猿達は少しずつ知能を高め
その後、ペットから人間の奴隷として使われ始める
同族である猿の奴隷となった姿を見て心を痛めたシーザーは
人間に対し反旗を翻す事を決意し、反乱を起す
シーザーと共に人間達に勝った猿達は初めて「ノー」っと口々に叫んだ

「最後の猿の惑星」
その後、人類は戦争を始め核戦争へと突入し
地下で細々と暮らす人間と
地上で猿達と共存する人間との二グループに分かれた
シーザーは猿達のリーダーとして人間達と共存の道を推進したが
ゴリラ達はシーザーに取って代わり自分達が猿のリーダーとして立ち
邪魔な人間達を抹殺しようと試みる
その頃、地下で生活していた人間は地上の猿達を殺そうと
武器を持って立ち上がった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ここで…無常にもビデオテープが切れた・・・・・・

 &  (満天&ダンナ様)

以前に…「ミリオンダラーベイビー」を見て
ラストあとチョットでブツっとビデオが切れた
あの出来事の再来である・・・・・・

回を重ねるごとに予算が減り・・ショボくなって来ている猿の惑星・・
絶対にたいした結末ではないであろう・・猿の惑星・・
それでも、それでも結末が気になる・・猿の惑星・・

ん~~~~~~。
ビデオレンタル屋に・・又、走るか・・・?

オーシャンズ 11と12???

2007-09-03 | 映画・ドラマ紹介
  

最近「13」が映画館に来ている「オーシャンズ・シリーズ」である~

このブログを読まれている諸兄は…どれが一番か解ると思うが…

一番最初に出たのは「11」
つまり、主演の「ジョージ・クルーニー」を中心に
全部で「11人」でドロボーしましょうってな映画なのである

で、次に出たのが「12」
今度も前回参加したドロボー軍団「11人」に
もう一人加えて再度ドロボーしましょう~
さて追加の一人は誰でしょう~ってな映画なのである

昨年、友人から「12」を借りたのだが…
「11」を見ていなかった満天さんは
ソレをコピーさせて頂き返却した
データをパソコンに入れた状態で…DVDには焼かなかった

こういうシリーズ物を見るときに大切なのは…
一番から見ないと訳が解らない・・って事である

さて…今年に入って待望の「11」を借りて来て~
パソコンに入れDVDに焼いた
パソコンに入っていた「12」も取り出しDVDに焼いた
DVDの表面に「ELEVEN」「TWELVE」っとプリントし
満天家の映画ライブラリーは完成したのである

ダンナの帰宅を待ち、早速「11」から見た

「…………。」

「訳が解らん!!!!」

まぁ~ソコソコ面白いが…ナンか良く解らん!
それでも我慢しながら見ていると・・・
最後の最後に・・・人数が一人増え
「12人」になってしもうた~~!

ナニ?コレ、12かい?
二番から見てしもうたんかい~~~!

あわててDVDを取り出し見てみると・・・
ちゃ~んと「ELEVEN」(11)っと書いてあった~

よくよく調べてみるって~と
つまり・・・DVDの表面に印刷を間違えて反対に入れたらしい
「ガ~~~~~~ン!」

「11」から先に見たいからって…我慢していたのに…
これじゃ~意味ないじゃ~ん(笑)

って…コトで~
「TWELVE」(12)と書かれた「11」を見た
やっと全貌が解った~~~

ん~~。「12」より「11」の方が面白かったな~
聞くところによると…「13」はもっと面白いらしい

今度は間違えずに印刷せねば~(ガハハハハハハ)

アンジェラ (リュック・ベッソン監督)

2007-08-23 | 映画・ドラマ紹介

          
  
2005年にリュック・ベッソン監督が
6年の沈黙を破り発表したのがコレなのだ~
構想に10年の歳月をかけ~監督作品10作品目

主演のアンドレを演じた「ジャメル・ドウゥブーズ」
片腕を無くしたフランス人コメディアンさんです
(写真右の背の低い男性)

主演のアンジェラを演じた「りー・ラスムッセン」 
GUCCI専属スーパーモデルさん。スタイル抜群どす~
(写真左の背の高~い女性)

48時間までに借金を返さないと殺される…
追い詰められたアンドレは自分の人生を悲観し
アレクサンドル三世橋からセーヌ河に身を投げようとする
橋をまたぎ身を躍らせようっとした時
アンドレの視界にスグ横から同じく身を投げようっとしている
アンジェラが見えたのだ~

「な・何をしてるんだ!」

思わず陳腐なセリフを投げかけてしまうアンドレに

「あなたと同じことをするの」

っと言って、さっさと川に身を躍らせてしまったアンジェラ…

アンドレだって…自殺をしようとしていたハズなのに…
思わずアンジェラを助ける為にセーヌ河に飛び込み彼女を助けてしまう

「助けてもらったんだもの、この命はアナタのもの
あなたの命令なら何でも聞くわ」

そういいながらアンドレから離れようとしないアンジェラ

背も低く、見てくれも悪く仕事も上手く行かず
自分に自信が持てないアンドレは… 
何時も何かに怯え誰かの顔色を伺い
思った事を真っ直ぐに相手に言えないのだ
それは…相手に何かを言ってしまって
相手から返ってくる言葉を想像し…
自分が傷つくのを恐れたからだ
全ての源は… 自分自身を真っ直ぐに
見つめる事が出来ないことに起因している

 「自分自身を見て」 アンジェラは彼に言う
アンドレが恐る恐る見つめる鏡には
しょぼくれた冴えない男が映っている

「違うわ、内面を見るのよ アナタの内面は誰よりも美しいのよ 
自分にウソをつかないで」
そうアンジェラは言い続ける

美しいアンジェラ。聡明で強く何者をも恐れないアンジェラ。
そして…不思議なアンジェラ。
君は…いったい…何者なんだい?

ってな映画でごじゃります~(笑)
アンジェラの正体は…タイトルにあります~
まぁ~正体は最初っから薄々と観客は気付きますね~


この映画は「面白くない!」ってな評価が多いです
全編モノクロ映画なんです
「純愛映画」「SF映画」の狭間の作品で
今までのリュック・ベッソン監督の映画とは少し違います

この映画の良さは…多分…子供には解らんだろうな~
これは大人の映画ですね
酷評の中には
「これは客を無視した監督自身の為に作った映画」ってのもあります
むしろ…リュック・ベッソン監督の作品は…
「こうでなければならない」っと思っていた観客の
「望む物を作らなかった作品」っと言った方が正しいかもです(笑)

しかし…現在アンドレでない人間ってどの位居るでしょうか?
自分に自信を持って生きている人達の中にも
つい、人の顔色を伺いながら言葉を発してしまうものです
「自分にウソを付かずに誠実に生きる事は難しい」
「でも…諦めずに…そんな生き方を心がけたい」

そういう風に人生を見つめている人にお薦めの映画です~

しても…内面の美しさだけ…を褒められてもの~~~
(ガハハハハハハハ)