2月の話なので…梅が咲いております(笑)
手彫りの梁がスゴイ!
で、ココは何処かと申せば…「小田原城」であります。
小田原城内部に初めて登りましたが、リニューアルされてとても見やすかった。
(平成27年7月から平成28年4月までリニューアル工事)
天守までは流石にゼイゼイしましたが、以前よりは登りやすくなったそうな~
小田原駅直結の複合施設「minaka(みなか)」
なんか江戸っぽくてオモシロイ。が、入り組んでいて迷子になりやすい(笑)
ココは3階の城下町
二八蕎麦「正庵」で食べた狸蕎麦。お味はまあまあかな~。
と、ここまでは旅の話。しかも2ケ月も前の話だし(ハハハハ)
心配するといかんので、先に言っておくが夫は元気です。
が、ココに至るまでが大変じゃった~。人生初の苦難の連続!!!(笑)
夫は2年前の8月に大腸がん(正確には直腸がん)の手術をし、
昨年5月に転移性の肺ガンの手術をしたのだ。
やれやれ、これで一安心かの~っと思い、自宅から半径を広げつつ遊びに行っておった。
この小田原が近年で一番遠い旅。ここをクリアしたなら次はもそっと遠くへ~
そろそろゴルフへも行きたいよね~何ぞと話しておった。
「んっ!?」と思ったのは、この旅を終えて数日後から
やたらと夫が寝るようになった。
ちょっと怒りっぽくなった
物事への集中力が続かなくなった。
机の上やパソコン内の整理整頓が大雑把になった。
思い込みが強くなり何を言っても聞く耳を持たなくなった。
おいおい。コレって…「認知症」かい?
それから怒りっぽさが影を潜め、ヘラヘラ機嫌が良くなった。
んっ?コレは…ちょっと認知症とは言い切れないような~
左半身に力が入らなくなった。
自力でトイレへ行けなくなった。
話しかけても聞こえていないような。
あっ!これは「脳」じゃないのか?
ってことで介護タクシーを手配し病院へ~
2回も手術をした病院なんだから、すぐ見てくれるっしょっと思ったのが間違い
大型の病院で、日本第2位の人口を誇る横浜市。結局診察までに6時間待たされた。
やっと診察までこぎつけ、MRIを撮って「脳腫瘍」が見つかりました。
大変な思いをしていたので、なんか「脳腫瘍」って言われても
「ホッ」としたのを覚えてますだ~。
即効入院。4月上旬に手術。
3cm程度の腫瘍だったのだが、周りに水があり、脳を圧迫していたらしい。
(モロモロの症状はソレが原因だったのね~)
区役所へ行き介護認定を申請し、72項目もの検査を手術前に夫に受けてもらった。
「今の横浜は申請が多く40日以上かかります」とか言われていたが
先日、30日程度で申請がおりた(ホッと一安心)
術後の顔の腫れがパンパンで、寝たきりの状態が3週間続いたので
リハビリが必要だろうっという事になり~転院することになった。
(この大型病院ではリハビリをやっていないのだ)
でも、ここまでくると、周りの人が助けてくれる。
ここまでが大変じゃったが、ここまで頑張れば手を差し伸べてくれる人が多くなる。
病院の総合サポートの人などが手配やら転院先やらを探してくれたりの。
今週から転院先の病院でリハビリを開始した夫。
化け物のような回復ぶり。に…周りの医師も看護士も驚いている。
せっかく介護認定を取得したが、家の中に手摺りを付けて終わりそうじゃ。
ここからは私の単なる私見。スルーしてくれても良い。
脳の病気はあれよあれよと来る。恐ろしいスピードじゃった。
もし、夫が1人暮らしだったとしたら、風呂場でおぼれて死んでいたであろう。
だけど、それが本人にとって不幸とかではないと感じた。
孤独死を聞いて「可哀そうに」と思う必要は無いのでは?っと思ったのだ。
色々なことが起こったが、アンナ状態でも本人は至って冷静であった。
「ま。いいか~」ってな雰囲気をまとっておったから。
今回の出来事は年寄り夫婦ならキツイ。
そういう時は迷わず「救急車」を呼んだりした方が良い。
(夫もそうだが、年寄りは救急車を呼ぶと迷惑だろうと感じるそうな。)
その後は皆が助けてくれる。そういう風に行政も病院もなっている。
遠くの子供や親戚よりも、近くの他人じゃ(笑)
あ、そうそう。夫の妹は私より年上で子供を4人も持っておる。
(ちなみに私には子供はいない)
夫のことで連絡すると「一人で大変そ~」と真っ先に言った。
うるせ~っ!っと思ったが言葉は飲み込んだ。(久々に頭にきた)
大腸がんの切除部位は衣装ケースに入って目の前に来た(サイズ60cm)
肺がんはジップロックのビニール袋に入って見せられた(手のひらサイズ)
脳腫瘍はフイルムケースで登場した(3cm)
ね。どうよ。ガンを追い詰めている感じがしない?っと夫に言ったら
ニコっと笑っていた。
まだまだ何かあるのかもしれんが、私も夫も強くなっている
(ハハハハハ)
では、また~。
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