満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

楽園 作:宮部みゆき

2010-06-28 | 本の紹介


「模倣犯」で犯人ピースに翻弄され最後まで戦い、そして勝利した
あのフリーライター前畑滋子の9年後のお話。

あれだけ大きな事件を扱ったフリーライター前畑は、
結局のところ本も出版せず、あの9年前の事件について何も語らずにいた。
知人の経営する小さな出版社に身を置き、細々と仕事を続けていた前畑の元へ
ある日、萩谷敏子という主婦が尋ねてくる。
「死んだ息子の描いた絵を調べて欲しい」というのだ。
彼女の息子「等」の描いた絵を見た前畑は愕然とする。
等の描いた絵の中に、9年前のあの事件の現場である山荘の絵があり
そこには、警察と前畑しか知りえない物が描かれていたからである。

等には何らかの超能力があったのだろうか?

さらに前畑が等の絵を調べていくと、
最近ワイドショーを賑わせていた事件の現場が描かれている絵があった
蝙蝠の風見鶏の付いた家の床下には、少女の死体が横たわっている絵
しかし、等はこの事件が発覚する前に交通事故によって亡くなっていたのだ
どうやって、等はこの事件のことを知り得たのだろうか?

事件の現場である土井崎家は火事により焼失した
火事現場にたたずむこの家の主、土井崎夫婦は自分達の住んでいた床下を指差し
「家出をしたと言っていた長女の茜を、自分達が殺し床下に埋めた」と供述する
しかし、娘を殺害してから既に16年の月日が流れており時効が成立していた。

等の能力の裏づけを取るために、沈静化しつつある事件を掘り下げていく前畑は
土井崎家のもう一人の娘、殺された茜の妹である「誠子」と会う。
誠子もまた、両親がなぜ茜を殺したのかという疑問を抱えており
それを前畑に調べて欲しいと依頼してくる。

一人息子を交通事故で亡くし、悲しみのなか、息子の遺品を調べているうちに
息子には、誰にも言えなかった秘密の能力があったらしいと感じた母。

16年ものあいだ、共に生活していた家の床下に、家出したはずの姉が埋められており
その姉を殺害し埋めたのが両親であったと知った娘。

9年前の事件を引きずり、あの事件について語ることも書くことも出来ずにいる前畑

放っておいても害はないが、絶えず喉元に掛かる小骨のようなそんな出来事に心を縛られ、
前に一歩を踏み出せない女性3人。三者三様の心の動きが絶妙に描かれている作品である。

読んでいるうちに、「もう、いいんじゃないの?」っと思う場面が何度かあった。
なぜそこまで前畑が固執し調べるのかが解らなかった。

9年前の事件もそうだが、今回の出来事も彼女は本にする気がない。
どこに発表するわけでも、誰を救う訳でも、何の益になるわけでもない。
それなのにナゼ彼女はこうまで固執し、調べを続け、全てを明らかにしようとするのか?
そんなことをズ~っと考えながら、読んでいた。

最たる理由の一つは…「自分の為」なんだろうな。

9年前、「模倣犯」を読んだ時、実は前畑のことが好きになれなかった。
自己中な行動が多くみられ、むしろ嫌いな部類に入る人だったと記憶している。

今回の前畑は、やっぱり自己中的な要素も残っていたけれど
「自分の為」に動く彼女を、そんなに嫌いじゃないと思った。
私が歳を取ったことと、なにか関係があるのだろうか?(笑)

最近私も先を見据える年齢となり「まず、自分のために生きたい」っと思う気持ちが
強くなったからかもしれん(ハハハハハ)

「模倣犯」を読んでいなくても、読める作品ではあるが
「模倣犯」を読みたくなる作品でもある。
すっかり「模倣犯」の内容を忘れていた私であったが、チラっと読み返してみたくなった

でも…「模倣犯」って…もの凄く、文章量が多いのだ
しかも、大判の本なのに上下二段に分かれて書かれておるので字が小さい。
9年前は、この程度の文字でも何の苦もなく読めていたんだの
少し老眼気味になって来た今の私の目には、可なりシンドイ(笑)
この先、こんな文字をまた読めるようになる日が来るんじゃろうか???

気力が快復したら、また読んでみたいもんだ(アハハハハハ)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

ミニスカでゴルフ

2010-06-23 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ
可なり歳下だけど、マジで尊敬しておる宮里藍ちゃんが
米女子ゴルフツアーのショップライト・クラシックで、今季4度目の優勝を果たした。
おめでとう~!
ゴルフをやった事のある人なら解ると思うが
1番~18番までゴルフに集中し、モチベーションを維持しつつプレーするのは難しい
それを3日間連続で続け、尚且つ最終日に最高のプレーをするというのは
知力・体力・精神力、全てにおいて研ぎ澄まされていたっという証拠。
25歳の誕生日を迎えたと言っていたけれど…本当に凄いな~~。尊敬します!(笑)



少々UPが遅れたが、新しいドライバーと4W及び7Wが我が家に到着し
その翌日の6月12日土曜日に、無謀にも早速ゴルフへ出かけた(笑)
(新しいクラブについての記事はコチラ

行ったのは千葉県にある「新香木原カントリークラブ

最近のゴルフ場は、一応名目では「服装のルール」ってものを打ち出してはおるが…
プロゴルファーの特に女子が、ショートパンツに短いソックスとか
衿のない丸首Tシャツなんぞを着てプレーをしている姿を見るもんで
ほぼ自由化してきておる(笑)
時々、あまりにもヒドイ男性ゴルファーに、
「短いソックスは…」っと注意している場面を見るが…
日本の気候は蒸し暑いんだし、ゴルフ場側もそろそろ妥協し初めている風も見える(笑)

数年前まで女性ゴルファーの服装も、シンジラレナイくらいにダサかった。
それが昨今の若い世代の活躍により、女性の服装もカラフルとなり種類も豊富になってきた
このブームに、オバサンだからといって乗らないのは非常に勿体無い(ハハハハハ)

っと言うことで…満天さんは、自分のお歳をコロっと忘れて…
「ミニスカートを買ってみた!」



セットUPをしに、ティーグラウンドへ向かう満天。
恰好は若いが…背中のラインに年齢を感じる~~(ガハハハハハ)



一応、服装の基本、ミニスカだけれどもハイソックスを着用してみた



な・なんだか・・・スラックスの時よりも、お上品にスイングしておるように見える!
(ブワハハハハハハハ)

ガキんちょの時から裏山でスキー三昧な生活をしていたもんで…残念ながら足は太い(笑)
ただ、学生の時にテニスをやっていたもんで、スポーツ時のミニスカに違和感はなかった

この日も蒸し暑かったもんで、ミニスカは涼しくってエエの~(ハハハハハ)



満天どんのミニスカ姿に気分が悪くなったのか…木が点滴を受けておった。。。



盆栽のような池に浮かぶ島が、何気に涼しさを演出しておる



御歳61歳の夫の足。。。。
夫もガキんちょの頃から裏山でスキー三昧な生活をしておったせいか
未だにこの足の筋肉を維持しておる。凄いの~~~。

この日、初ウッドを使った割りには、満天どんのスコアはソコソコまとまって「98」
夫は…「79」。

ミニスカを履き続けるためには、もそっと足を細くせねば…っと思ったが
夫にゴルフで勝つためには、足をもそっと太くせねば…かの?

ん~~~。ムズカシイ・・・(ガハハハハハハ)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

陶芸作品(湯飲み・ビアカップ)

2010-06-21 | 作り物のハチャメチャ
またまた久々の陶芸作品(笑)




今回は、「湯のみ」×2個、「ビアカップ」×1個と…
各器の下にひかれておる「コースーター」である



この信楽に弁柄塗って還元焼成ってのが気に入ってしまい
続けざまに作ってシリーズ化しておる。
名づけて…
「満天バージョン!」(アハハハハハ)



なんか色んな味わいが出て面白い。なんとなく素朴なのに都会っぽいしの(笑)



陶板のコースターの底にゴム板を貼り付けて完成である。

湯のみのは、父の日用のプレゼント。
ビアカップは…ビールの大好きなあの人へ~

喜んでくれるでしょうか?(ドキドキ…笑)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

レディースゴルフクラブについて

2010-06-17 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ
どんなスポーツでもそうなのだが、一般女子がちょっと頑張りたいな~っと思った時
マトモな道具が揃わないことが多い(笑)

一般女子で額に汗して頑張る人が、スポーツ業界で少ないのが要因だとは思うのだが
それにしたって数が少ない。
言っちゃ悪いが「チャラ~」っとした道具ばかりが山のようにあって
「そんじょそこらの男子にゃ~負けん!」っと頑張る女子用の道具は、チョロっとしかない

特に、一般女子のゴルフ用品は、他のスポーツに比べて可なりヒドイ。

軽くてフニャフニャと柔らかく、「非力なアナタでも使えますよ~」ってな道具に
愛らしいアナタにピッタリの、優しい色で揃えてみましたというフヤケタ色を揃えている

それに輪を加えて、「ゴルフを始めたいんですが、道具が解らなくって…」っと言われ
鼻の下をビロ~ンと伸ばしたオヤジが選ぶ道具もビロンとだらしない(笑)
「ゴルフ初心者には、コレがイイかな~」っと超ド級に柔らかいクラブを平気で選ぶ。

確かに「柔らかいクラブ」=「振りやすい」=「上達が早い」てな図式をよく聞くが
私が知っている限り、本当に非力な女性は全体の10%もいないと思う。
残り70%が男を引っ叩く時に、充分な加速を付けるだけの力を持っているし
20%の女子は下半身が男性よりもドッシリ安定している。

実際は私はヘタだから…と甘んじる女性よりも
出来れば夫や彼氏、仕事が出来ないクセに出世だけ早い男性の同僚なんぞを
「負かしてやりたい!」っと虎視眈々と狙っている女の方が多いと思う(笑)

残念なことに、そんな上昇志向の女性へオススメのクラブが現在売ってない
メーカーのクラブ開発メンバーの主軸が、殆ど男性である事
女性の力なんぞこんな程度じゃろうってな考えに固執している事
メーカーで女性社員を集めても、ウエア開発しかやらせていない事などが原因だと思う

そこで仕方が無いので男性用のシャフトの柔らかいモノを選んで使う女性が多いのだが
「男性用」っと銘打っておる商品なもんで「飛ばさなきゃ」っと力みが入り
力まかせに振ろうとして、ダフリにトップの連発である

「ほらね。やっぱりキミにはこのクラブ、無理なんだよ」っと男にニヤっとされ
なおさら力が入る悪循環(アハハハハハハ)

ちょっと重めのクラブを、軽~く振っても球は上がるし遠くに飛ぶ。

力任せにドスドスやっておるオッサンよりは、簡単に飛ばすことが出来るのである。

私のヘッドスピードは現在36程度に落ち込んだが、以前は39ほどあった。
最初に中古ショップで手に入れた、外人女性用の重めのクラブを使っていたので
ヘッドを走らせるコツを掴むのが早かったのだろうと思う。

その後、ゴルフショップの店員さんに、男性用Rシャフトを薦められたが
夫がまだ早いと五月蝿く言うので、女性用Lシャフトのクラブに換えた。
コレがいけなかった(笑)

今まで使っていたクラブより軽くなった分、インパクト後にヒョイっと上げる打ち方となり
右足に体重が残る変な打法になってしまったのである。
クラブヘッドにある程度の重さがないと、ヘッドを走らせる前にクラブが上昇してしまい
左足に体重が移動する前にフィニッシュを迎えるという打法となる(笑)

またこれを治そうとヘッドをヒョイと上げないように努力した結果、
インパクト時に右肩が下がり、せっかくあるクラブのロフトが寝てしまい
飛距離が落ちるという、最低最悪の状態となってしまった

非力じゃない人が、非力なクラブを振るって~と、こういう状況となる(笑)

さてその後も、私は男性用のRシャフトを買おうと試みたが
「もう、歳も歳なんだから」と夫に止められ、研修生用の少し重いクラブを手に入れた
やっと少し変なスイングが治ってきたかと思うが…
一度付いたクセは、なかなか戻すのが難しい(トホホホホ)

さて、50歳となったが…まだまだ元気な私なもんで…(笑)
今後も長くゴルフを楽しむために、少々クラブ変更をしようと思いたった

現在の1W、3W、5W、9W、3U、6I、7I、8I、9I、P、A、S、Ptを

1W、4W、7W、9W、5U、6I、7I、8I、9I、P、A、Ptと
夫が現在使っている56度のウエッジをAと変えてみることにした。

で…思い切って買ったのが
「キャロウエイ NEW レガシー」新作である(ハハハハハ)


ヘッド体積 460cm3 長さ44.5インチ ロフト11.5 シャフトA 重さ277g 先調子

いままで10.5度を使っていたので、チョイと易しくしてみた(笑)



W4…クラブ長さ 41.5 ロフト17.0 シャフトA

W7…クラブ長さ 40.5 ロフト21 シャフトA

重さ共に294g 先調子

コレを試打した時にやっぱり店員さんに、男性クラブのRシャフトを薦められた
(まだまだ怪力だって事か…笑)

このキャロウエイは使えなくはないが、アナタのスイングでは最低ラインです
45インチ以内でRシャフトの男性モデルを使って、もっと上を目指しては?っと言われたが
「私…50歳なもんで…」とは、なかなか言えず、汗をかいた(アハハハハハ)

でも、確かに年齢や性別は関係ないと私も思う。
重いから振れないのではなく、重いからこそ軌道を作り易いとも言えるし
その分、シャフトを短く柔らかいものを使えば、かえって上達は早いとも思う。

よい例にジュニアの女子が居る
彼女達がレディースのフニャフニャクラブを使っている所を見たことがない
最初彼女達はお父さんのゴルフクラブを短く持って使っている
成人女性よりも遥かに非力なのにである(笑)
そんな硬くて重いクラブを使っているのに、メキメキと上達し小学生でも90台で回るのだ

ヘッドの重さを感じ、ヘッドを走らせ、ヘッドのロフトに仕事をさせる
そこに、力は必要ない。

380yのミドルホールを攻略するのに、ドライバーで160y飛ばせば残りは220yである
110yを2回打てば3オン。1パットでパー。2パットでボギー。

私の場合380yのミドルホールを攻略する時
ドライバーの平均飛距離が190yなので、残りも190y。
アプローチのハーフショット50yが得意なので、その距離を残すことを考え
7Wで140yショットをセカンドですれば、サードショットでピンに寄る可能性が高い
旨くいけばパー。ヘタしてもボギーで納まる

全ホールをボギーであがっても90。時々失敗こくので私しゃ97前後だがの~(笑)

このように、男性がよくいう軽くて柔らかい道具を使った方が上達も早いし飛ぶよ~
っという原理は、なりたたないし必要ないのだ

飛ばさなくても100は切れるし、それよりもショットの安定性の方が大事じゃ(笑)

結局私は、キャロウエイ所属のフィルミケルソンがマスターズで優勝した記念に
セールを開催していたネットの販売店で、上記商品を40%割引で購入した
(親切に色々と言ってくれた店員さん。悪かったの~~)
昔っからアニカ・ソレンスタムのファンでの。キャロウエイに憧れておったんじゃ

さて、今度もシャフトはAとはいえ…レディースクラブ。
今回のチョイスは吉と出るか、凶と出るか…どっちかの~~

とりあえず、出来るだけ力まずにゴルフを楽しみたいもんである(笑)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

ぼんくら 日暮らし 作:宮部みゆき

2010-06-15 | 本の紹介
 

「ぼんくら」は2000年の4月に発売されました。
それから5年「日暮らし」は2005年の1月に発売されています。
そりゃ~ワクワクして読みました。が…スグに本を閉じました。
それはナゼかというと、「日暮らし」は「ぼんくら」の続きだったからです。

「ぼんくら」を読んだ時に、こんな面白い本は無い!っと感動したもんでしたが
月日の流れと加齢は残酷なもので、5年の間にすっかり内容を忘れてしまっていました。

まず、もう一度「ぼんくら」を読まねば意味が解らん!っと思ったのです。
ただどちらも単行本だと「上・下」巻の2冊で出版されています。
ちょっとした時間に余裕がなければ、一気に読むことができません。
「ぼんくら」をせっかく読んでも、またぞろ「日暮らし」を読むのに間があいちゃ~
この私の「ぼんくら頭」じゃ付いていけません(笑)

っと言う訳で、この本は楽しみにしつつも、本棚の奥に積まれた状態で眠りに入ってました

それから気付けば5年。しばらく宮部作品に触れていなかったせいか…
私の中で宮部中毒なる症状が現れてきました。
この機を逃す手はありません。少々溜まっていた宮部作品を一気に読むべく本棚を漁り
ちょっと忘れていたこの作品を手に取ることとなりました(笑)

お話しは、お江戸の時代とあいなります。
主人公は、ちょいと馬面な40歳も半ばの同心「井筒平四郎」であります。
彼には美人な奥方がおりますが二人の間に子はおりません。
家督の問題もあるので、甥の「弓之助」を跡継ぎに…というお話が持ち上がっております
この「弓之助」。大変、美しい。しかも頭脳は明晰。
ん~。同心なんぞにして良いものだろうか?ってなお子でございます。

それと同心「井筒平四郎」の見回り先である「鉄瓶長屋」の面々
煮売り屋の「お徳」、官九郎というカラスを飼っている「佐吉」

あの有名な岡引「茂七親分」の一の子ぶんである「政五郎」
政五郎の下で働く「三太郎」通称おでこ。弓之助と同じ年齢ながら記憶力が抜群で
私なんぞは、おでこさんの爪の垢でも煎じて飲ませて欲しいと思ったくらいです。

そんな面々が「鉄瓶長屋」でおこったある事件から、「んっ?」「へ~」「あっ!?」
ってな具合にお話しが進みます(笑)

もちろん「ぼんくら」だけでお話しは一度終わっております

では、「ぼんくら」と同じメンバーが違う事件を解決するのが「日暮らし」かい?といえば
それは違います。
「ぼんくら」で明かされなかった「秘密」が「日暮らし」で徐々に解明されて…

ま、そこは物語を織り成す名手である宮部氏の技が光る部分でもありますです(笑)

宮部氏のお話しは、マジックショーのような雰囲気がありますので
あまりネタバレをしては、彼女の技が霞んでしまいます。それほど絶妙な技なもんで(笑)

ところで先にも述べましたが、鉄瓶長屋に住まう「煮売り屋」のお徳さん。
彼女が大鍋で丁寧に作る煮物にゃ~参りました(ハハハハハ)
見回りの途中でフラ~っと立ち寄っては、たっぷりな汁を吸った大根やらコンニャクやらを
「ハフハフ」言いながら頬張る井筒のダンナにゃ、嫉妬すら感じましたもん。
「ああ~一度でエエ。お徳さんの煮物が食いてぇ~」ってな言葉が、
私の頭の周りをグルグル回りやした(ハハハハ)

「ぼんくら」で煮売り屋だったお徳さんも、「日暮らし」では少々手を広げます。
彼女の作る料理を頭の中で想像するだけでも、そりゃ楽しい本でございます。
お徳さん特製の料理の数々、是非、レシピなんぞ教えてくれんかの~とか思いました(笑)

どなたが読んでも間違いのない作品だと思います。文庫化もされております。
ぜひ、ご一読を。面白いですよ~~(笑)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

吉原花魁 (角川文庫)

2010-06-10 | 本の紹介


吉原は、私が男として江戸時代に生まれたら、行ってみたい場所の一つである。
それほど興味がある場所だが…
だからといって女で江戸に生まれたとして、ココでは働きたくはない(笑)
男にとって快楽の場であっても、女にとっては苦界そのものだからである。

江戸幕府が出来てほどなく、現在の「日本橋人形町」に「吉原」が出来た。
吉原誕生から20年たち、江戸そのものが大きくなったため
吉原のような町を江戸の中心に置いておくのもなんだな~ってことで
浅草の北にある浅草田園と呼ばれていた、現在の台東区千束に移転する。
だいたい我々が吉原っと言うと、ココのことである。土地は以前の1.5倍となり
遊女の数も増えに増えて、ピーク時には7千人と言うから大したもんである

まず、四角く堀が掘ってあると思ってくだされ。
大門から中に入ると右手に「四郎兵衛会所」という番所があります
遊女が逃げないように見張っている番所なので、遊びに行く分には怖くはありません。
大門に立って正面の道が「仲之町」
右側手前から「江戸町一丁目」「揚屋町」「京町一丁目」
左側手前からは「伏見町」「江戸町二丁目」「堺町」「角町」「京町二丁目」となり
とっついの堀川が「おはぐろどぶ」となります

最上級の遊女が居るお店を「大見世」次が「中見世」
一分女郎専門が「大町小見世」二朱女郎専門が「小見世」、最後に「切見世」
だいたい金のない貧乏人は、大門を入って「大見世」の前を指をくわえて通りすぎ
おはぐろどぶ界隈の店にしけこむのが常でやんす(笑)

遊女ランキング第一位は「太夫」。でも、太夫が活躍したのは最初の吉原の頃で
吉原が移転してからは大口顧客の大名の衰退もあり、太夫と呼ばれる人は少なくなります。
第二位は「格子」見世の格子内で着飾って座っている姿を映画とかでよく見るあの人達。
ここまでが「花魁」。
時代にもよりますが「太夫」と呼ばれる者は、吉原全体でも3~4人程度しかおりません。
「格子」で60人前後ですから、やっぱり花魁は飛びぬけてエエ女だったのでしょう。

そんな「花魁」のお話しを、隆慶一郎・平岩弓枝・宇江佐真理・杉本章子・南原幹雄
山田風太郎・藤沢周平・松井今朝子らが、それぞれの筆をふるっているのがこの作品です。
みなさん、時代小説の名手であるだけにどのお話しも大変面白い。

最近好きな作家さんで「宇江佐真理」さんがおります。
この人の名前と「平岩弓枝」さんの名前を見つけて買う気になった本でしたが、
他の方の作品も甲乙つけ難いほど面白かったです(笑)

えてしてアンソロジー作品というのは、買ってみたはよいけれど…
気に入らない作品の一つや二つもあるもんなんですが、それがなかったのに驚きます

江戸時代の男女比率は、圧倒的に男性の数の方が多い。
地方の農村部では「間引き」なども行われていたので、男性の方が多くなったのだろうか
お店に勤めている男性は、主人の許しがなければ嫁ももらえない状況にあったので
独身男性が多く、こういったところが繁盛したのかもしれん。

現在の日本では、40歳くらいまでは男性の方が女性よりも人数が多いのだが
中高年過ぎあたりから、長寿力のある女性の方が男性を数で上回る(笑)

二大政党を目論んでおったはずの民主党が、いざ与党となってみれば
なんの準備も勉強もしておらんかった事がモロ見えの昨今。
本当にこの国を、男どもに任せておいて良いもんだろうか???っと思ってしまうほど
「強い男」が消えてしまった(ハハハハハ)

中高年婦女子よ。我等は数で男よりも多いのだ。
吉原などに見られる積年の恨みつらみを晴らす好機は今なのかもしれん
そろそろ日本も女性の総理大臣を迎えてもエエんじゃないかの~(アハハハハ)
政権交代ならぬ性権交替。選挙権は圧倒的に女性が握っておる。
だって、若い男女は投票所なんぞにゃ行かんもんの~(笑)

強い女も居たが、圧倒的多数が虐げられていた吉原の本を読んでいる時に
総理大臣がお辞めになるニュースが流れ、フっとそんな思いが湧きあがりました(笑)

しかし…何度見ても、今回お辞めになった総理大臣は…ナマズに似ておるの~~
ナマズってヤツは、泥臭くって食えないがの(笑)

日本の総理大臣とかけて 吉原ととく
その答えは 
長居が出来ない


吉原も日本の総理の職も、財力と権力の後ろ盾がないと、居続けは難しいんだの~(笑)

っということで、お後がよろしいようで~(ガハハハハ)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

エコポイント

2010-06-08 | 日々のハチャメチャ
今年1月に大型テレビを買った。(その時の記事はコチラ

プレステーション3を買いに行った夫婦が、値下げをしないプレステよりも
エコポイントを引っさげた薄いテレビに魅了され、
予定よりも大きなテレビを買ってしまったという相当アホなお話しなのだが

その時にもらったエコポイントが「36,000円」
不用なテレビの引き取り料が「3,000円」

両方合わせて「39,000円」であった

この金額があれば…「プレステーション3」を買ってもお釣りがくる!

だが…エコポイントを商品券なんぞに変換すると、どうやら手数料を取られるらしい
棚ボタで国から貰ったエコポイントだが、そこから手数料なんぞを業者に渡すのは口惜しい

期限のない商品券と交換しておいて、気が向いた時に使えばエエか~っと考えていたが
調べてみると400~500ポイントが手数料として取られると書いてあったので、辞めた(笑)

エコポイントで地場産業製品と交換というのも考えたが…ポイント数が半端になるので
残った端数のポイントをどうするか考えるのが面倒くさい。

交換率100%の商品となると…

電子マネーの「waon」か「nanaco」

他の100%の交換比率は以下のようになっている

●全国百貨店共通商品券(100%) これは滅多に行かないデパートでしか使えんしの

●ダイエーグループ商品券(100%) 最近、ダイエーって何処にあるんだ?

●近畿日本ツーリスト券(100%) ん~。夫婦で旅行へ行くにはハンパな金額だし

●日本ギフト旅行券(100%) 誰ぞに渡すなんぞ、やなこった

●ANA旅行券(100%) 旅行なんぞ無理じゃ~

●プリンスチケット(100%) 昔、スキーへ行っておった頃はよく利用したがの~

●クリーニングギフト券(100%) 3万9千円もクリーニング代には使わん

●世田谷区内商品券(100%) 世田谷は遠い…。

●パナソニックの店ギフトチェック(100%) 買いたい電化製品はないし…

●ベスト電器の商品券(120%) んっ?120%だってかい?

特にベスト電器の商品券(120%)はお得感満載だが…

結局我が家はプレステーション3を一番値引き率の高い電気屋で現金購入し(5%割引)
エコポイントは「waon」の電子マネーに100%の変換を希望した。

っと…ここまで悩んで1ヶ月。(笑)

それから、ネットで記入した用紙を印刷し、領収書及び保証書のコピーを添付し郵送。
国から「OK」の了承を得るまで2ヶ月。

それから「waon」に、その旨を連絡し…結局全て完了までに4ヶ月かかった(笑)

「waon」電子マネーのカードは、上限2万円までしか入らんが
そこんところはどうなっておるんかの?っと不安に思いながらも分割チャージをお願いした
しかし、その後…待てど暮らせど「waon」から何の連絡も来ない。

1月に買ったテレビのエコポイントだし…そろそろエエじゃろうっと5月に店へ出向き
無人の機械に「waonカード」をドキドキしながら入れると

「エコポイント交換」の文字があった

「2万円」と「1万9千円」の二回に分けてチャージするように設定されておった

っと言う訳で、我が家のエコポイントは無事に100%食費に変わる(笑)

しかし…「waon」は不親切じゃの。チャージ出来るよ~っと連絡くれてもエエのに…
なんぞと思っておったら、昨日ハガキが届いておった
もう6月だぞ、遅くないかい?(ハハハハ)

それも「2万円」分と「1万9千円」分の2枚のハガキが来たぞ(笑)
チャージを分割したせいで、2枚もハガキをくれるとは…
エコポイントのお知らせのわりには、エコじゃないような(アハハハハ)

しかし…こういう手続きは、年寄りにはチト難儀じゃろうの~
それが実感であった(ハハハハハ)

政権がどうなるか解らんので、何とも言えないが…
一応今年の12月まで、エコポイントは継続されるそうな

何か買う予定があるのなら、お早めの行動をオススメするだ~~(笑)

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

更年期について…はじめに

2010-06-03 | 更年期ハチャメチャ
今年に入って天候が不安定なせいか、葬式が多く少々気持ちが滅入っておった。
私自身も年齢的に不安定な時期を迎えているせいか、人の葬式が重なり
先月「更年期スイッチ」が入ってしまうというチョッと驚いた出来事があったばかりだ

更年期というものも、軽度の差はあれ男女の別なく誰でも経験するものだが…
「スイッチ」というものが存在する事は、まったく知らなんだ。

普段からモヤモヤ~っと調子が悪いのだが、寝込むほどではない状態の時に
ストレスや悩み事、もしくはショックな出来事がキッカケとなって
調子の悪さのボルテージが一気に上昇する。コレを「更年期スイッチ」と呼ぶ。

いや…正直、「更年期スイッチ」なる病名は無いのだが…
まるでスイッチのON・OFFのように突然始まり突然治るもんで私が勝手に命名した
が、更年期に関する記述を読むと「更年期スイッチ」という表現も載っており
私だけの問題ではなく、結構な皆さんが経験済みと解った(笑)

病院へ行って検査を受けても、何処も悪くはない。だが、確実に体の調子は悪いのだ。
気分も落ち込み、何にもしたくないし、何処へも出かけたくなくなる。
動くのですら億劫になり、気が付けば一日が終わっている。
何もしなかった一日の無駄さ加減に気が滅入り、ともすれば自分を嫌いになりそうになる

なんじゃコレは? まるで「鬱」のようではないか?

地雷野の中に足を踏み入れ歩いているように、何処にスイッチが隠れているか解らない。
予防も用心も出来ない状況にア然とするしかないのである(笑)

多分…じゃが。
この「更年期スイッチ」の最たる原因は…ストレスじゃないかと思う。
80%そうだと踏んでいるのだが、自信はない(笑)

一口に更年期と言っても様々な年齢、様々な種類、様々な要因があるので
「コレだよ原因は」とは、とても言えない。

ある時を堺にスパっと生理が来なくなる人も居れば
不定期に来たり来なかったりしながらも、何時までもダラダラと生理がある人も居る
ジャンボは来ないものの、小型便で定期的に就航し続ける生理もあるしの(笑)

上記3行の生理の部分を「飛行機」に変換してしてもらえば解るが
生理というのは、地方空港の様相と一緒である(ハハハハハハ)

滅多に来なくなった飛行機を何時までも待ち続ければイライラしストレスも溜まる
思ってもみなかった日に飛行機が到着すれば、驚いてストレスとなる
何で今までみたいに大型の飛行機が来ない?っと疑問を持てば、それもストレスとなる

つまりは、「そんなもんか~」っと受け入れさえすればストレスとはならないのだ。

が…それをどうやって体に教えれば良いのかが解らん(アハハハハハハ)

ということで…
私のブログのカテゴリー欄に「更年期のハチャメチャ」という新コーナーを作ってみた
自分の体験。人から聞いた話など「更年期」に関することを書いてみたいと思う。

たとえ今10代だろうが、たとえ男だろうが、更年期というのをいずれ皆が経験するので
その予備知識となれば幸いである。

また、現在「更年期」を迎えている人も「へ~」っと思い
仲間意識を持ち楽しく乗り越えられたら、なんだか嬉しいじゃないかい(笑)


ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)

国立科学博物館 ⑦(恐竜編)

2010-06-01 | 仲間とのハチャメチャ


ティラノサウルスじゃ~
恐竜たちの頂点に君臨し、約300万年も生きていたらしい。
そう考えれば…いかに人間といえども、何時か滅びる可能性はあるのだの~



頭からシッポまでで11~13メートル。体重5~6トン。
映画ジュラシックパークでは、自動車に追いつく勢いの速度で走っていたが
実は未だにその速度に関しては、ハッキリしたことが解っていない。
走行中の足跡が見つかっていないので計算出来ないのだ。
ほいでも一歩がデカイかならな~(アハハハハ)
鈍足だとしても時速20km程度は出ていたと思われる



凄い歯じゃの~~。噛み砕く力も相当だっただろう。
他の恐竜の歯に比べても、厚みがありデカイ。



なんじゃこのド太い骨はっ!?



アバトザウルスじゃ~
ワシ等が子供の頃は「プロントザウルス」っと呼んで親しんでおったが…
いつのまにやら学名が変わってしまい今では「アバトザウルス」っと呼ばれておる(笑)
他の博物館と違って、首の骨が足りないんじゃないかい?っと思ってみたら
これは実物標本らしい。

ここ国立科学博物館では、「アバトザウルス」「トリケラトプス」「ステゴザウルス」の
実物標本が展示されている。



これは…デイノニクスか?…ん~。顔ばっかり写真に撮ってしまいよく解らん
デイノニクスは足のカギ爪に特徴があっての~~
映画ジュラシックパークのヴェロキラプトルはデイノニクスがモデルらしい
ココ、国立科学博物館にはデイノニクスが居るので、探してみてはどうじゃろう



これは…カモノハシ恐竜か?(笑)



なんじゃ?これは?



これは解るの。マンモスじゃ~(アハハハハ)


どれもこれも本当に凄かった。だが…全体像を撮影せず、顔ばっかり撮影したもんで
顔のみの恐竜の骨は、何かなんだか解らん状態になってしもうた(ハハハハ)

っという事で超解りやすい恐竜をば



トリケラトプス~



ティラノザウルス~(口を開けて、寝ておるところが可愛いの~~ガハハハハ)



最後に「ティラノサウルスまんじゅう」(ガハハハハハハ)

上記3点は、国立科学博物館で私が買ったお土産である。
恐竜たちの頂点に立つティラノサウルスを饅頭で食うのは、何とも言えず楽しかった

結局7回に渡って「国立科学博物館の記事」となってしもうた(アハハハハ)
大人でも子供でも楽しめる博物館なので、夏休みにでも出かけてみてはいかがだろう
館内は空調が効いていてとても過ごし易いと思うだよ


「あ~~~、楽しかった」(一言で言えばコレに尽きる…ハハハハハ)

どこから読んでも楽しめるように記事を書いたつもりじゃが…
どうじゃろう?楽しめたかの?(笑)

私にとっても大変思い出深い記事となった。
長々とお付き合いしてくださった方々、どうもありがとうでした~

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)