最近、NHKの朝の連ドラを見てから出勤している。
会社が近所にあると、こういう事が出来るから便利である。
毎朝連ドラを見てから出勤していると言うと
いかにも「連ドラ好き」と思われるかもしれんが、実はそんなに好きではない(笑)
2~3年に一度くらい、たまたま見て、ハマることがある程度である。
だからどの連ドラも始めから見たことはない。
今回の朝の連ドラ「カーネーション」も2週目くらいから見始めた。
たまたまチャンネルを変えていて映ったのが
ヒロイン小原糸子の少女時代を演じていた二宮星(にのみやあかり)で
そのあまりにも根性ある子供時代の姿にホレボレしてしまい、ハマってしまった。
その後、女学生時代からヒロイン役は尾野真千子へとバトンタッチされたが
そのド根性ぶりは衰えることをしらず、実に見事であった。
朝の連ドラでは珍しいと思うのだが、今後、中高年以降は「夏木マリ」が演じるようだ
あの夏木マリが二宮、尾野の築き上げた小原糸子をどのように演じるのか楽しみである
さて、ここで少し「カーネーション」の内容を述べておこう。
「だんじり祭」で有名な大阪は岸和田がこのお話の舞台である。
大正・昭和・平成と日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍した
小原糸子という女性の一代記を描いている。
戦争で夫をなくし、女手ひとつで3人の娘を育てたが
そこによくあるヨワヨワしい女性像はまったくない。
目の前に立ちはだかった壁を、掘削機でぶち壊しながら前へ進むような
パワフルで力強い女性が小原糸子である。
そんな小原糸子を母に持った3人の娘達も…それぞれが個性豊かで
後に世界的なファッションデザイナーへと成長していく…。
はて?なんか、どっかで聞いたことのあるような話だの~っと思ったアナタ。
正解である(笑)この小原糸子。
実はコシノヒロコさん、コシノジュンコさん、コシノミチコさんのお母さんの
小篠 綾子(こしの あやこ)さんがモデルなのである。
あの…アクの強い3姉妹の母だと知った時には、さもありなんっと思ったもんである。
(ハハハハハハ)
岸和田の呉服商の娘である小原糸子が
「女にしか出来んことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道へ進み
女学校を中退しパッチ屋、紳士服のロイヤル、生地屋と次々に修行した後
満を持して20歳で洋装店を開業、そして22歳で結婚する。
結婚相手は修行した紳士服ロイヤルで知り合った川本。
結婚してほしいと言ってきた川本に糸子は
「うちは店がどんなに繁盛しようが働く。ふつうの家の奥さんみたいに、
こまごまとした家族の世話は死ぬまでしないかもしれない」と言い切るのだが
そんな糸子の言葉をものともせず、川本もまた度量の深さを見せて言い切る
「かめへん。ロイヤルであんたが働いとるとこ見て、ええなあ思たんや。
愚痴言わへん、手ェ抜かへん、周りがどんだけイビろうが、
好きなようにやって、結果出す・・・。
こいつの仕事っぷり、惚れ惚れすんのう、思ちゃったんやし。
そやから、なんも気にすることなんかないで。
あんたは思うように働いたらええよ」と言うのだ。エエ男やろ~(笑)
糸子の愚痴を言わず、手も抜かず、イビリに負けない働きぶりに惚れた川本と同じく
私もまた、そんな糸子の生き方に惚れたのだ。
丁度その頃、私の回りは会社への愚痴ばかり言う輩と
すきあらば仕事の手を抜く事ばかりを考えておる輩に
出る杭を打ち込むようなイビリを平気で行う輩が大手を振っておった。
(いや…現在も大手を振って闊歩しておるがの~笑)
なもんで糸子のブレない生き方が、毎朝会社へ向かう私自身の支えとなっていたのだ。
自分はいったい何をどうしたいのか?その一点さえブレずに持っていたら、
周りに振り回されずに私も糸子のように仕事が出来るんじゃ~ないか?っと思った。
これがまた、なかなかに難しいがの~。
とはいえ、糸子にカッコエエ言葉を言った川本も…
コソっと芸者と浮気なんぞをしておって、男ってやつぁ~とかも思った(笑)
戦後となり糸子と同じく洋装店の女店主が増えてくる。
その集まりで、仕事に対する男と女の違いは
「男が意地を張っとるところを、女は簡単に頭を下げられる」なんぞと語る。
女性が働いていると必ず思う一文である。
なんで男はそんな所で意地を張るかの~っと思う場面に出くわす度に
「ちょっと頭を下げれば済む話なのに…」っと私も思った事がある。
が、糸子の父は糸子に洋裁の技術を学ばすために土下座をしたことがあった。
つまり、女の私らが目にしていない所で男も頭を下げているのである。
糸子は強い。突き進む時はわき目もふらずに直進し続ける。
だけれども、誰もが糸子のように強い訳ではない。
糸子が簡単に乗り越えた事も心の弱い者は乗り越えられない場合もある。
同じ出来ごとでも心の強弱によって受ける度合いも違ってくる。
そんなことも、このドラマでは教えてくれた。
仕事に対する考え方や、男女の仕事へ向かう考えの違い
人としての容量の違い、それによって生じる歪。年代によって違ってくる感性。
受け入れる力。などなど学ぶことの多いドラマなのである。
日々働いていると、私も糸子と同じように壁にぶつかる。
確かに年代のギャップなるものも感じている(笑)
「なぜ私の事を解ってくれない?」と言われたことがある。
自分の事を何も語ってくれていないので、解るハズがないのだが…。
どうやら見守って、くみ取って欲しかったらしい。
言ってもどうせ自分の事なんか見てくれていないっと思っていた節もある。
意外にも私としては影に周り彼女の頑張りを上司へ報告し支えていたつもりだったので
この発言にはビックリした。
私の方こそ、「どこを見てたんじゃ!」っと言いたくなった(ハハハハハ)
コミュニケーションの取り方が解らず、周りが見えていなかったりするので
自分一人が取り残されているように強く感じているらしく
その子は始終イライラしている。
「もう、私、更年期なのかもしれません」なんぞと言う。まだ30代なのに(笑)
それでも「どう考えているのか?」を明確に言葉で伝えなければ他人には伝わらない
なので上司に説明する場を作ると、感情を丸ごとぶつけてしまい
1時間以上も上司に忍耐を強いる結果となってしまった。
自分の考えや情報を冷静に分析し、他人に伝えるという事が出来ないのだろう。
言った本人はスッキリしたらしいが…(ハハハハハ)
先日某飲み会にて女子社員が言っておった
「○○課長は、唯一私の事を下の名前で呼んでくれるので好き」っと…。
私は若い頃、下の名前で呼ばれると、なんだか半人前扱いされたみたいで嫌じゃったが
その子の場合は嬉しいらしい。
こういう所でも自分と他人との違いを感じて目から鱗が落ちる。
言ってくれなければ永遠に解らなかった部分である(笑)
下の名前で呼ばれるのが好きなんですっと言われれば、いくらでも下の名前で呼ぶぞ。
つまりは…自分の事をいつも気にかけてくれているっと感じる事が
彼女たちにとって大事な事なのかもしれん。
そんな訳で毎朝、糸子の人生を見ながら自身の態度の確認をしている(笑)
知らず知らずに驕っていないか? 突っ走り過ぎていないか?っと…。
最近糸子は若い人らがエエっと言っている洋服のスタイルを
ちっともエエとは思えなくなってきている。
「自分は時代に取り残されてきてしもうているんじゃろうか?」っと感じている。
やっぱりそんなもんなんじゃの。私もそれは感じる(笑)
ただ糸子はそこで諦めない。
娘達が作ったデザイン画に触発され、自分も負けてられないっと頑張る。
時代が違うから解らないし、解りあえないと思いこみ
シャッターを締めてしまうより、
同じ人間なんだから話てみて落ちる鱗を目から落としきった時に
なにか新たに見えるモノがあるのかも…
なんて朝の連ドラを見ながら感じている今日この頃である。
でもの。やっぱり連ドラを見て思うんだけど
そんなに人間って変わってないだ。
悩む所も喜ぶ所も一緒だ。
だからきっと解り合える。
諦めた瞬間に老化が始まるような気がするしな(笑)
だから、私は何時までも諦めず、なんとかするぞ!っと思うのだ(アハハハハ)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
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会社が近所にあると、こういう事が出来るから便利である。
毎朝連ドラを見てから出勤していると言うと
いかにも「連ドラ好き」と思われるかもしれんが、実はそんなに好きではない(笑)
2~3年に一度くらい、たまたま見て、ハマることがある程度である。
だからどの連ドラも始めから見たことはない。
今回の朝の連ドラ「カーネーション」も2週目くらいから見始めた。
たまたまチャンネルを変えていて映ったのが
ヒロイン小原糸子の少女時代を演じていた二宮星(にのみやあかり)で
そのあまりにも根性ある子供時代の姿にホレボレしてしまい、ハマってしまった。
その後、女学生時代からヒロイン役は尾野真千子へとバトンタッチされたが
そのド根性ぶりは衰えることをしらず、実に見事であった。
朝の連ドラでは珍しいと思うのだが、今後、中高年以降は「夏木マリ」が演じるようだ
あの夏木マリが二宮、尾野の築き上げた小原糸子をどのように演じるのか楽しみである
さて、ここで少し「カーネーション」の内容を述べておこう。
「だんじり祭」で有名な大阪は岸和田がこのお話の舞台である。
大正・昭和・平成と日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍した
小原糸子という女性の一代記を描いている。
戦争で夫をなくし、女手ひとつで3人の娘を育てたが
そこによくあるヨワヨワしい女性像はまったくない。
目の前に立ちはだかった壁を、掘削機でぶち壊しながら前へ進むような
パワフルで力強い女性が小原糸子である。
そんな小原糸子を母に持った3人の娘達も…それぞれが個性豊かで
後に世界的なファッションデザイナーへと成長していく…。
はて?なんか、どっかで聞いたことのあるような話だの~っと思ったアナタ。
正解である(笑)この小原糸子。
実はコシノヒロコさん、コシノジュンコさん、コシノミチコさんのお母さんの
小篠 綾子(こしの あやこ)さんがモデルなのである。
あの…アクの強い3姉妹の母だと知った時には、さもありなんっと思ったもんである。
(ハハハハハハ)
岸和田の呉服商の娘である小原糸子が
「女にしか出来んことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道へ進み
女学校を中退しパッチ屋、紳士服のロイヤル、生地屋と次々に修行した後
満を持して20歳で洋装店を開業、そして22歳で結婚する。
結婚相手は修行した紳士服ロイヤルで知り合った川本。
結婚してほしいと言ってきた川本に糸子は
「うちは店がどんなに繁盛しようが働く。ふつうの家の奥さんみたいに、
こまごまとした家族の世話は死ぬまでしないかもしれない」と言い切るのだが
そんな糸子の言葉をものともせず、川本もまた度量の深さを見せて言い切る
「かめへん。ロイヤルであんたが働いとるとこ見て、ええなあ思たんや。
愚痴言わへん、手ェ抜かへん、周りがどんだけイビろうが、
好きなようにやって、結果出す・・・。
こいつの仕事っぷり、惚れ惚れすんのう、思ちゃったんやし。
そやから、なんも気にすることなんかないで。
あんたは思うように働いたらええよ」と言うのだ。エエ男やろ~(笑)
糸子の愚痴を言わず、手も抜かず、イビリに負けない働きぶりに惚れた川本と同じく
私もまた、そんな糸子の生き方に惚れたのだ。
丁度その頃、私の回りは会社への愚痴ばかり言う輩と
すきあらば仕事の手を抜く事ばかりを考えておる輩に
出る杭を打ち込むようなイビリを平気で行う輩が大手を振っておった。
(いや…現在も大手を振って闊歩しておるがの~笑)
なもんで糸子のブレない生き方が、毎朝会社へ向かう私自身の支えとなっていたのだ。
自分はいったい何をどうしたいのか?その一点さえブレずに持っていたら、
周りに振り回されずに私も糸子のように仕事が出来るんじゃ~ないか?っと思った。
これがまた、なかなかに難しいがの~。
とはいえ、糸子にカッコエエ言葉を言った川本も…
コソっと芸者と浮気なんぞをしておって、男ってやつぁ~とかも思った(笑)
戦後となり糸子と同じく洋装店の女店主が増えてくる。
その集まりで、仕事に対する男と女の違いは
「男が意地を張っとるところを、女は簡単に頭を下げられる」なんぞと語る。
女性が働いていると必ず思う一文である。
なんで男はそんな所で意地を張るかの~っと思う場面に出くわす度に
「ちょっと頭を下げれば済む話なのに…」っと私も思った事がある。
が、糸子の父は糸子に洋裁の技術を学ばすために土下座をしたことがあった。
つまり、女の私らが目にしていない所で男も頭を下げているのである。
糸子は強い。突き進む時はわき目もふらずに直進し続ける。
だけれども、誰もが糸子のように強い訳ではない。
糸子が簡単に乗り越えた事も心の弱い者は乗り越えられない場合もある。
同じ出来ごとでも心の強弱によって受ける度合いも違ってくる。
そんなことも、このドラマでは教えてくれた。
仕事に対する考え方や、男女の仕事へ向かう考えの違い
人としての容量の違い、それによって生じる歪。年代によって違ってくる感性。
受け入れる力。などなど学ぶことの多いドラマなのである。
日々働いていると、私も糸子と同じように壁にぶつかる。
確かに年代のギャップなるものも感じている(笑)
「なぜ私の事を解ってくれない?」と言われたことがある。
自分の事を何も語ってくれていないので、解るハズがないのだが…。
どうやら見守って、くみ取って欲しかったらしい。
言ってもどうせ自分の事なんか見てくれていないっと思っていた節もある。
意外にも私としては影に周り彼女の頑張りを上司へ報告し支えていたつもりだったので
この発言にはビックリした。
私の方こそ、「どこを見てたんじゃ!」っと言いたくなった(ハハハハハ)
コミュニケーションの取り方が解らず、周りが見えていなかったりするので
自分一人が取り残されているように強く感じているらしく
その子は始終イライラしている。
「もう、私、更年期なのかもしれません」なんぞと言う。まだ30代なのに(笑)
それでも「どう考えているのか?」を明確に言葉で伝えなければ他人には伝わらない
なので上司に説明する場を作ると、感情を丸ごとぶつけてしまい
1時間以上も上司に忍耐を強いる結果となってしまった。
自分の考えや情報を冷静に分析し、他人に伝えるという事が出来ないのだろう。
言った本人はスッキリしたらしいが…(ハハハハハ)
先日某飲み会にて女子社員が言っておった
「○○課長は、唯一私の事を下の名前で呼んでくれるので好き」っと…。
私は若い頃、下の名前で呼ばれると、なんだか半人前扱いされたみたいで嫌じゃったが
その子の場合は嬉しいらしい。
こういう所でも自分と他人との違いを感じて目から鱗が落ちる。
言ってくれなければ永遠に解らなかった部分である(笑)
下の名前で呼ばれるのが好きなんですっと言われれば、いくらでも下の名前で呼ぶぞ。
つまりは…自分の事をいつも気にかけてくれているっと感じる事が
彼女たちにとって大事な事なのかもしれん。
そんな訳で毎朝、糸子の人生を見ながら自身の態度の確認をしている(笑)
知らず知らずに驕っていないか? 突っ走り過ぎていないか?っと…。
最近糸子は若い人らがエエっと言っている洋服のスタイルを
ちっともエエとは思えなくなってきている。
「自分は時代に取り残されてきてしもうているんじゃろうか?」っと感じている。
やっぱりそんなもんなんじゃの。私もそれは感じる(笑)
ただ糸子はそこで諦めない。
娘達が作ったデザイン画に触発され、自分も負けてられないっと頑張る。
時代が違うから解らないし、解りあえないと思いこみ
シャッターを締めてしまうより、
同じ人間なんだから話てみて落ちる鱗を目から落としきった時に
なにか新たに見えるモノがあるのかも…
なんて朝の連ドラを見ながら感じている今日この頃である。
でもの。やっぱり連ドラを見て思うんだけど
そんなに人間って変わってないだ。
悩む所も喜ぶ所も一緒だ。
だからきっと解り合える。
諦めた瞬間に老化が始まるような気がするしな(笑)
だから、私は何時までも諦めず、なんとかするぞ!っと思うのだ(アハハハハ)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
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