満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

カッパの飼い方 作:石川 優吾

2011-02-28 | 漫画紹介
※以前にUPしたレビューはコチラからどうぞ~カッパの飼い方

「カッパの飼い方」なる漫画をサミュエルどんからお借りし
すっかりカッパの虜となってしまい、
「どこぞでカッパが売っておらんもんかの~」っと思ってしまったが…
その時はまだこの作品は継続中であった。

この度カッパの飼い方が完結したので、未読部分を送りますね~との
サミュエルどんからの、ありがたいお言葉を頂き
前回の続きから完結までを読ませてもらった。




ここでは、河童と人間が共存している世界が描かれている。
時代は、昭和40年代の日本。
今から考えれば、まだまだ古いものと新しいものが共存していた良き時代だ。

とはいえやっぱり時代は高度成長期。古きものは忘れ去られ捨てられる運命であった。
自然がどんどんと減って行き、野生の河童が生活出来る環境が少なくなってきた頃
人間は河童を養殖するようになり、ペットにすることが密かなブームとなっていた。

田舎から出て来て都会で一人暮らしをしていた「私」も
ペットショップで赤ちゃん河童を購入し、「かぁたん」と名付け一緒に暮らし始める。

子供の頃に親とはぐれた野生子河童の「カータン」を父親が拾ってきて育てていたので
都会暮らしの寂しさと、田舎への郷愁を紛らわせるために同じ名前を付け飼うこととした。
散歩に出かけた公園で、同じくカッパをペットとして飼っている人達と仲良くなり
カッパ同士の輪も広がり、楽しい日々が続いていた。

ギャグ漫画だと思って読んでいたら…
最後にグスっと涙がにじんでしもうた。。。(ハハハハハハ)
ちょっぴり、やられた~っと思った(笑)

犬や猫より賢く、猿やゴリラよりも知能もある。
でも、人よりは…。
そんな動物が身近に居たら、人は、どのように扱うだろうか?
チラチラっとそんなことを考えさせながら、物語は進んで行くのだが
大変嬉しいことに登場する人物の誰もが、カッパを家族と思っていてくれるので
とても心が和み、温かい思いに包まれながら読める。

最終的にはやはり、都会はカッパにも人にも、生きるには大変な場所で
そこから模索しながら、本当の意味での共存という方向を探しあて
「良かった。一緒に頑張って行こう」で終わる(笑)

終話へと向かう所に、少し急ぎ足な感がしたが…何か作者の事情でもあっただろうか?

なによりフランス生まれの河童「ピエール」が幸せになってくれて良かった。
飼い主に捨てられ、料理店で働いていたピエールの
生真面目さに報いる結果となって「ホッ」と安心した。

でも「ピエール」が河童だから…という訳だけではなく
ピエールのように一生懸命働いていても、あまり報われない人ってのも昨今多い。
以前に京都大学が研究しているゴリラの生態番組を見て
「人間の縮図番」だなっと思ったことがあるが
それと同じでそれぞれの河童達の生態も人間の生活とさほど変わりなく見えてくる

先日、一応会社を退職することを我が社のお局「リトルミイ」に伝えた
何度かこのブログにも登場したことのある、可なりクセのある性格の御仁である。
退職はするが、別の働き方というのも模索中であることを付け加えながら
真摯に話したつもりであったが…彼女の返答は「だから?」であった(笑)

私よりも歳は下だが、勤続年数が長いので今まで我慢しながらも付き合ってきたが
流石の私も開いた口が塞がらんかった(アハハハハハ)
今まで退職する人が現れるたび、彼女とケンカ別れのように去って行った意味が
今、ハッキリと解った。本当に実の無い人って居るのな~。
「だから?」っと思ったとしても、ウソでも良いから他に反応ってもんがあるだろう
まだ河童と一緒に働いた方が、心が和む…なんて思ってしまった(笑)

いったい彼女の見ている世界はどんな世界なんだろう?
周りの人の優しさに何時までも甘えて傍若無人に振舞っていても…成長はないのに
根は優しい子だと信じていただけに、衝撃は大きかった(笑)

っと、そんな心をズタズタにされた人にお奨めの漫画である(アハハハハハ)
癒しを求めているアナタ。一読あれ~(笑)

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雪が降った

2011-02-21 | 日々のハチャメチャ
昨今巷は、雪が降った話題で溢れておる。
それほど今年は雪が多いのだ。が…なぜか私の住んでいる横浜市では雪らしい雪が降らない。

北海道は札幌市で生まれ、いまだ人生の半分以上を雪国で過ごした経験を持つ私は
「雪よ、降ってたもれ~!」
なんぞと天に向かって吠えては、ため息をつく日々を送っておった。

もちろん、雪が降らない地域に住んでおるからこんなスットボけたことを言うのであって
雪国に住んで居た時は逆に「もう雪なんぞ降らんでくれ~」っと吠えていたのだから
環境変われば言質も変わる身勝手な申し出に、一々天が反応するハズもない。

ところが、2月14日(月)の夜から横浜でも雪が降り…なんと積もった(笑)
私の記憶が確かなら…ここまで積もったのは4~5年ぶりだと思う。
以前に会社に居た32歳独身女子が、出勤途中に「一人雪合戦」なるものをしていて
それを目撃した24歳独身男性が「怖くて声を掛けられなかった」っと話していたのを聞いたのが
たしか4~5年前だったという記憶があるからだ(笑)



最初はみぞれ交じりの雪であった。



真面目に撮影しようと思ったのだが…つい、遊び心が出てしまって
火の玉撮影をやってしまった
ん~。もそっと火の玉っぽく写せんもんかの~(ハハハハハハハ)



そんなことをして遊んでいるうちに、なんだか粒が大きくなってきて
完全なる雪が降り出した。



マンションのベランダの手摺にも、みるみる雪が積もりだした。



あっと言う間に、こんな状態である。

翌日は日中の気温が10度を超え、日陰以外は一日で溶けてしまった雪だったが
あちこちで事故が発生し、大変な一夜となったようである。

会社ではさしたる遅刻者も居なかったので、交通機関のマヒは無かったようだ。
関東も昔よりは雪に強くなったと言えるのかもしれん。

いつもならバイク通勤している私だが、流石にこの日のバイク通勤は諦め
チェーンを巻いたバスで通勤した(10分くらい遅れて来たがの~)

っというのをコロっと忘れ…仕事を終えて帰宅しようと玄関を出て「ギョ!」とした
「バイクが無い!」
いや~焦った(ガハハハハハハハハ)

あんなショボイバイク、誰が持って行ったんだ!? とかまで思ってしまった。

それから「そうだ! そもそもバイクにゃ乗って来なかったんだ」っと思い当たるまで
1分以上掛かった(笑)

私の頭もすっかり凍結してしまった出来事であった~(アハハハハ)


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食われた水星と金星

2011-02-17 | 食い物のハチャメチャ
少し前の話となるが…
2月14日(月)は、世にいうバレンタインデーであった。

女性が好きな男性に愛の告白が出来る日として、日本でも定着したイベントだが…
愛の告白を女性が出来る日なんぞ、わざわざ設定してくれんでも
今どきの女性は何時でも何処でも愛の告白くらい簡単に出来る(笑)

というわけで、最近はバレンタインデーの趣も少し変わり
女の子同士でチョコを交換しあう「友チョコ」が主流になりつつある。
それと妻が夫へプレゼントする「絆チョコ」。

どちらも…
「自分もチョコを食べたい!」
てな思いが根底にある(アハハハハ)

夫と結婚した当初は、義理とはいえ夫が会社から何個かチョコを持って帰って来ていた。
チョコがあまり好きではない夫に代わって、その殆どが私の腹に納まっていたのである。
が、ある年、夫の会社の社長が「チョコ禁止令」なるものを発令してから
バレンタインデーに我が家にチョコが一個も届かなくなってしまった。
年がら年中チョコが食いたい!っと思っていた妻は、マジで困ってしまった。

また、会社や学校で義理でチョコをあげたとしても
返ってくるのはアメかハンカチ。
チョコが食いたくって、チョコを買っても…チョコでない状態で返ってきてしまうのだ。

ただしこれが身内や女の子同士なら一緒に食えるか、またはチョコのお返しがくる(笑)

それほど、昨今のチョコレートは美味いし、美しい。

っと言う訳で、この時期は何時もより少々値段がお高めだが美味いチョコを買っておる。
私が買う名目は夫へ渡す「絆チョコ」
だがその殆どは私の腹へと入る予定なのだ~(ハハハハハ)



今年買ったのは、1819年パリのオペラ通りに誕生した老舗
「FOUCHER(フーシェ)」の惑星チョコシリーズ「OLYMPUS」
少しビターな大人味のチョコ。なんと言っても惑星が食えるのがエエ。



と、ワクワクして箱を開けたら…なんと、水星と金星が無い!
ちょっと洗い物をしている間に、夫が食っちまったらしい。。。。。

「チョコ、好きじゃないって言ってただろうが!?」っと詰め寄る妻に
日々部屋の何処かにチョコがあり、毎年チョコを買ってくる妻に調教されたらしく
「最近はチョコが好きになった」とか言いおる。

いや…別に好きにならんでも良いのだよ。。。。なんぞと思いつつ
この日は「天王星」と「海王星」を食った。

残り「地球」「火星」「木星」「土星」。
どちらがどの星を食うかで、もめそうじゃ(ガハハハハハハハ)

「冥王星」が準惑星となり、太陽系から外されて良かった。
「冥王星」があれば、惑星の数が奇数となり…
もっと、もめただろうと想像されるからの(笑)

来年からは「絆チョコ」を辞めて、夫と「友チョコ」にしようか
夫にも美味そうなチョコを買って来てもらい、
私の買ったチョコと半分づつ食べるてのも良いかもしれん

ああ~。ますますお菓子業界の罠にハマる~~(アハハハハハ)

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一身上の都合

2011-02-14 | 会社のハチャメチャ
今年の4月一杯で、私の厚生年金の支払い月数が…ある過渡期を迎える。

これ以上、厚生年金を支払うと…
「加給年金が貰えなくなるのだ」

加給年金とは、
老齢厚生年金の受給者で、65歳未満の妻や18歳未満の子どもを扶養している場合
所定の支給額に上乗せ分を加算して年金が貰える制度なのである。

これを貰うには3点ばかし条件がある。

1. 配偶者は65歳未満、子どもは18歳(障害者は20歳)になって最初の3月31日までの間
2. 配偶者や子どもそれぞれの年収が850万円未満であること
3. 配偶者の厚生年金加入期間が20年未満であること

我が家には子供がおらんので「1番」は除外される

「2番」ほど稼いでおれば、加給なんぞ要らんと思われるが、私しゃここまで稼いでおらん
せめて…この金額の半分でも稼いでおれば、こんなに悩むことも無かったのだが(笑)

で問題となるのは「3番」の厚生年金の加入期間となる。
これが私の場合、今年4月で20年となってしまう。
4月以降も正社員として働いてしまうと、加給年金は貰えなくなるのだ。

現在の妖怪だらけの会社で働き出してから「9年」となるが
「加給年金」を無視して働き続けるか…ココで正社員を辞めて加給年金を貰うか…
本当に真剣に真剣に、そいで思ったよりも真面目に悩んだ(ハハハハハ)

このブログに何時も遊びに来てくれている人なら解ると思うが
私と夫とは11歳の年齢差がある。
彼は64歳から満額の年金を貰えるのだが、私は65歳にならなければ満額は頂けない。
よって夫の年金で夫婦二人が細々と暮らす期間は、12年もある。
お上が設定した加給年金と言っても、月に換算すればビビたる金額ではあるが
12年間っという年数ともなると、貰っておいた方が良いのではないだろうか?っと悩む。

さて、このまま正社員としてフルタイムで65歳まで頑張るか…
それともここで一区切りし、パートに切り替えて加給を貰いながら65歳まで働くか…
どちらにしても65歳まで働かねばならないって所が悲しいがの~(笑)

最近、結婚しないで頑張る女子が増えて来ておるが
30代、40代は体力的にも精神的にも一人で頑張る力もあり、大丈夫なのだが
これが50代ともなるとチト、諸事情が違ってくる。
まず気力が萎えてくる。そして体力の衰えも知力の衰えも感じてくるのだ。

それでも男子と同じように、それなりのポジションや給料を会社から与えて貰っていれば
50代だろうが定年年齢の60代だろうが頑張れるかと思う。
現に知力・体力・気力の衰えたオジサンであっても、会社では大勢働いておる
が、女子の場合はそんなに恵まれた環境に身を置ける人は少ない。

これから自分が進む65歳までの道のりと
同じ年月の過去を振り返れば、若かったときの道のりは「ヘ」でもないが
先の道のりは可なりな急勾配にしか見えない。
それが、悲しいかな老いの入口なのだろうっと思う。

もちろんまだ私は50代なので、元気と言えば元気である(笑)
あと5・6年はフルタイムの正社員としても頑張れるだろうと思っている。
が…
それを65歳まで続ける自信は、近頃消えてしもうた(ブワハハハハ)

最近50代でポックリと亡くなった知り合いが何人か居る。
私はこの先、何歳まで元気で過ごすことが出来るのあだろうか?っと考えると
多少実入りが減ったとしても、時を大事に過ごすことの方が良いのじゃないか?っと思う
一度そう思ってしまうと…その考えから抜け出せなくなってしまった。

そんな考えのキッカケを作ってくれたのが、「加給年金」なのである(笑)

っという訳で、2月1日に会社へ「退職届け」を提出した。

ところが…この「退職届け」が思わぬ波乱を呼ぶこととなってしまい
さて、どうする?ってな状況が続いておる(笑)

いま、自身にとって一番良い提案を会社に提示した。
その結果がどうなるか…は、またの機会に報告したいと思う。

ともあれ、20日過ぎには私の後任が来る予定なので
ブログの更新も少し滞りがちとなると思う。出来るだけポツポツでも記事を書くがの~

さて、どうなることか。
乞うご期待!ってところだ(アハハハハハハ)


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買いたい…解体。

2011-02-02 | 会社のハチャメチャ
「勉強会を開くので、掃除機を買って欲しいんですが…」
昼飯が終わり、ボーっとしておる私に、遠慮がちに声をかけて来た若者が居た。

「掃除機? 掃除機で勉強するのかい?」
効率的な掃除の仕方についての考察…なんてもんでも書く気か?

「いえ、掃除機の消音と吸引について…調べて勉強したいと思いまして」
どうやら最新の掃除機を一台購入し、分解して色々と勉強したいらしい。

彼が上長から許可を貰ったという掃除機のカタログの値段を見て
私しゃボーっとした昼飯後の頭が、シャキ~ンっとなった。
その額…「十数万円也」


我が家にある2万5千円の掃除機を思い浮かべながら、
何度も値段と若者を見比べてしもうた。

「コ・こいつ等に分解させたら、元には戻せまい」
私の頭の回りを上記の文字がグルグル回る。

「上長の印があるのだから、買うのはいとわない。が…一つ約束して欲しいのだが」

急にテンションを下げ、地獄の底から這い上がるような声を出す総務に
若者は一歩退きながらも果敢に返事をした。

「は・はい。なんでしょうか?」

「よいか!解体したら、完璧に元に戻せ!」

怒涛のような大声に、若者は腰砕けのようになっておったが…その返事は
「無理です・・・」であった。(アハハハハハ)

そこで総務満天は、彼らの一歩上の少し大人し目な先輩を捕まえて
「彼らが勉強会で分解する掃除機を、完璧に元に戻せ!」と脅しをかけ送り出した(笑)

実は、事務室にある掃除機が半崩壊状態なもんで、
なんとしてでも「一台、十数万円」もする掃除機を手に入れたかったのである(ハハハ)





昨日、その掃除機が私の手元に戻ってきた。 見た限り、元に戻っておる。

ただ…電源コードが、だらしなく脇から出て床を這っておった。
コード巻取りボタンを押しても、だらしないままである。

「なんで、元に戻らんのだ?」っと聞くと
やおら若者の手から10数個のバネやネジなどが、バラバラと私の机の上に落ちた。

「余ったのか?」と聞きながら若者を見やれば、申し訳なさそうに縮こまっておる
余ってしまったのなら仕方が無い。今から戻せと言っても無理そうだ(笑)
なに、コードが元に戻らないくらい、どってことないだ
そう勇気付けたつもりだったのだが、若者は益々恐縮する一方である。

①電源コードの巻き取り機能が壊れた
②車輪部分の動きが悪く、以前よりも稼動に重みがある
③吸引力が落ちた
④消音機能が壊れ、むちゃくちゃ五月蝿い

以上4点の部分が…元に戻らなかったどころか、以前より悪くなって戻ってきた。


誰にでも子供のころに時計やら何やらを分解し、元に戻らなくなり焦った経験があるだろう
子供だから…ってな理由では、まったく無かったってことがハッキリと解った。
大人の、しかも工学系の大学を出た人だって、分解した物を元に戻すのは難しいらしい。

なによりも、十数万円もする掃除機が可哀想だ。
本来なら皆に「凄いわ~。さすが十数万円もする掃除機ね」っと言われる所を
こんな会社の勉強会に使われ、能力を発揮する前に壊されるとは・・・・。(ハハハハ)

結局「元通りにすれ!」っと言った手前…10数個の部品が余ったとしても、
使えそうなので使うしかない。
重いし吸引力は悪いはで辟易しておるがの(ブワハハハハハ)

無理強いは禁物である。結局は自分にお鉢が回ってくるのな(笑)


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