満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

色々と思うこと…

2007-03-30 | 日々のハチャメチャ
本当にみなさん、いつもいらして頂き
ありがとうございます。感謝の気持ちで一杯です
コメントも沢山入れて頂き、とても励みになり嬉しいです!

ブログを開設している者にとって
コメントって本当に大切なコミュニュケーションの場なんです
素敵なコメントを頂くと、物凄く嬉しいし
楽しいコメントには大笑いしてるし~(笑)

Aさんもブログを開設されていて
毎回楽しい記事の内容を、楽しみに拝見していましたが…
ブログ荒らしのコメントに苦しんで
ブログを辞めざるを得ない状況になってしまいました。

もう一人、
私が何時も楽しくブログを拝見していたBさんも
ブログ上でトラブルに会いブログを閉じてしまわれました。
しかし、コチラはバイタリティーのある「オジ様」ですので
新たにパワーアップして新規開設をされています(笑)
(パワー全開だと…また、狙われますよ~ハハハ
でも…パワー縮小しちゃうと…Bさんじゃないですもんネ!)

私が誹謗中傷系のコメントを頂くと
ショックでビックリしてシッチャカメッチャカしてしまうでしょう
それが狙いなのも解っていますし
そのシッチャカメッチャカさを想像して楽しんでいるのも
解ってます。

イジワルやイジメをしたくなる気持ちって解ります。
私も聖人じゃ~ないですから
でも、本当にイジメたいのは「その人」ですか?

キッカケはその人ですよね
何かがあって「カチン」っと来てイジメたんですから
一回目のイジメは理解できます。
で、その後エスカレートして行くのは…
「その人」の対応とか行動が「むかつく」からですか?

本当は「その人」じゃないけど
本当にムカつく相手は違う人だけど
「その人」をイジメた時に少しだけ「スッキリ」したんですよね
ブロガーさん相手だと
相手が見えない分、色々と苦しむ姿を想像して
どんどん楽しくなっていったんですよね~
もう、最初の原因なんてどうでもイイんですよね
自分が楽しいんだから自分がスッキリしたいんだから

でも少しづつイジメを大きくしていかなくちゃ
満足出来なくなって来るんですよね~
少しイジメた位だと…なんだかスッキリしないんですよね
スッキリ感が忘れられなくって
それでエスカレートして行くんですよね

誰に一番、ムカツキますか?
親ですか?先生ですか?友達ですか?
上司ですか?同僚ですか?

誰が一番、嫌いですか?

ムカついている本当の相手に文句の一つも言えず
何の関係もない他人にイジワルして
楽しくって止まらなくなっちゃった
そんな気の弱い自分ですか?

「スッキリ」したい~って思う「快楽」を求める欲求に対して
動物って際限が無いんですよね
でも…我々は人間だから…そこで「グッ」っと
欲求を止めることが出来る力があります。
しかもその欲求を止められる人って自分だけなんですよね

原因結果の理論ってあります
原因があるから結果が生まれ、
その結果によって原因がまた生まれるんです
グルグル回る因果の法則です
このメビウスの輪から脱出する為には
自分でハサミでチョンっと切るしかない訳です

これが不思議で
原因が良いと結果が良く出て、新たな良い原因を作りますが…
悪い事が原因だと、結果が悪く出て、もっと最悪な原因を作ります

どこかで自分で「や~めた!」っと決意し
その時に自分で考えられる最良の良い原因を
自分で作って行動しない限り…
どんどん落ちて行きます。
もちろん、他人じゃなくて自分が。

人生は短いです。しかし…忘れてはいけません
生命は永遠です。
宇宙の摂理として果てが無いのと同じで
生命は永遠なんです。
欲求に際限が無くなるのと同じで
全てに終わりはありません。
落ちて行く先にも終着点はありませんよ
死刑になって終わったっと思うのは人生の上だけです
生命はメビウスの輪のように続いていきます
上も果てしなく…下も果てしなく…

まぁ~こういう因果の法則や生命永遠論は
紀元前に釈尊の言っていた言葉ですがね~
最近の宇宙理論関係の本を読むと…
あながち釈尊の言葉も間違って無いような~
そんな気がして仕方ありません。

で、釈尊は…菩提樹の下でこうも言ってます
「今、正法の時代だから
自分の言葉を素直に聞いてくれる人が沢山居るけど
これから数百年たって像法って時代になると少しづつ疑うようになって
もっと先の末法って時代には誰も信じなくなるんだよ~」

「末法って時代に生まれた人は、
自分の目で見て触らない限り、話を聞いただけでは
こういった物事の心理を受入られないんだよ~
今よりもっと人々の心が荒んでしまうんだよね~
今、正法の時代に生まれて素直な気持ちで私の話を聞けて
皆、良かったね~幸せだね~」っと言ってます

で、今がその…末法の時代なんだな~

じゃ~言っても無理じゃんって…そういう時だけ
素直になる人の声が聞こえる~~~

注)今日は単に私がボヤ~ンと考える事を述べてみました
  宗教等は一切関係がございません。
  宗教関係者のみなさま勝手な解釈を載せてしまい…
  申し訳ありません。

注)誰かをイジメル事に楽しさを感じてしまったら…
  ジェットコースターに乗る事をオススメします
  おばけ屋敷・ホラー映画でも同じなんですが…
  ドキドキ・ハラハラ感というのは
  受け手の人間は同じ快感を感じるそうです
  楽しさのチェンジってヤツですね~
  人に迷惑をかけない楽しみの方が長続きしますよ~
  何より…後ろめたさがありません。

昔、我が家に相当しつこいイタズラ電話が掛かって来ていた時期があります
ズーッとほっておいたらば…
しばらくして「ごめんなさい。」っと一言留守電に入っていました。
「ごめんなさい」っと言って許されるなら
警察は要らないっという言葉がありますが…
でも…「ごめんなさい」の一言を言うのに、どれだけの勇気が必要だったか…

「君がやった事はとても人に迷惑をかける事だったけれど
エスカレートして収拾がつかなくなる前に自分でキチンと解決しようとした
その気持ちはエライぞ!
自分で犯した事を自分で後始末を付ける
その時の勇気が君の成長の糧にきっとなっている。
イタズラ電話をかけた気持ちのワクワク感よりも
『ごめんなさい』っと言って受話器を置いた時の方が
気持ちがスッキリしたでしょう
おめでとう!君は今日からチョッピリ大人の仲間入りをしたね」
っとそう言って褒めてあげたくなりました

今日は勝手な思いを勝手に記事にしています
関係者の方々にご迷惑が掛からない様に匿名とさせて頂きました
色々とこの記事を読んで思うところもございましょうが
どうか大目にみてやって下さい。



病院嫌い…

2007-03-29 | 昔話のハチャメチャ
昨日の記事で…
血液を抜くのが、さも平気そうに書き連ねてありましたが…
実は私は病院が嫌いです
子供の頃から「大っ嫌い!」なんです
なんで今はチャンと定期的に病院へ行くかというと
「大人だから…です」

では…子供時代はどうであったかと言うと…
そりゃ~子供ですから~(オホホホホホホ~)
なので今日は子供時代のお話をば一つ。

子供の頃の私は
今からは想像も出来ない程に細く、ひ弱な子供でした~
ちょっとした事ですぐに腹痛やら下痢やら熱やらを出す
そりゃ~面倒な子供だったのです

かかり付けのお医者様は歩いて5分の小児科病院
まず…どんなに病が重かろうと
絶対に医者に行かないっ!っと我を張る私は
この歩いて5分の小児科病院へは、まず行きません
絶対に行かないと言ったら、絶対に行きませんでした~(笑)

その小児科の先生は…実は学校の校医も兼ねてらっしゃいまして
その年の「種痘接種」の担当医でした。
コレは現在は消えてなくなった接種の一つですが
ある年齢より上の方々の腕に
丸い斑点の様な引きつれの痕がありますが…それが種痘の痕跡なのです
天然痘が全世界より無くなり消滅したので
「種痘接種」も無くなった訳ですが…
私が子供の頃には、まだ健在しておりました~

で、親に一週間程前から耳タコ状態で
「必ず誰もが受けねばならない試練じゃ~!」
「受けなければ、お前は死んでしまうのだぞ~!」
っと威され…しぶしぶ連れて行かれました。

待合室には同じ状況の子供らがワンサカおりまして
小さい子供らが集まれば、ソコが例え病院であろうとも
騒がしくなるハズなのに…みな一応に静かに座っておりました
次々と診察室に消えて行っては
戻るときには全員おお泣き状態。
誰一人として笑って元気に戻ってくる子供はおりません

ジーっと戻ってくる子供を見ていた私は
徐々に自分の番が近づいてくるのを恐怖と恐れのグチャグチャ状態で
待っておりました~

「満天さ~ん」
看護婦のおばちゃんが不意に私の名を呼んだので
ビックリして椅子から落ちそうになった私を引きずる様に
待合室へ連れて行く継母さん。

診察室へ入ると先に入っていた子がビービー泣き叫び
「痛い~~~~~~~!」っと叫んでいます!

「はい。次~」っと言われて引きずられて行った私は
「ちょっと痛いけど我慢出来るよね~」
医者の言葉で、看護婦のおばちゃんが私を掴もうとする一瞬の隙をつき
ダッシュで逃げたのですビュ~)

いや~走った走った~
小児病院と言ってもベット数もかなりある大きな病院です(笑)
その一階から二階、二階から三階。廊下を渡り
また一階へ~看護婦のおばちゃんに継母さんが追いかけてきます
さぞかし大変だったでしょう(ハハハハ)

流石はお年を召された医院長先生は
私がいずれ捕まるか、上手く逃げおおせたなら玄関へ来るだろうとふみ
玄関で仁王立ちをされて待ってました~

医院長先生に捕まった私はビービー泣いて言いました~
「何でもするから~だから痛いのはいやだ~!!」

いや~何でも言ってみるもんです~
医院長先生は…そんなに嫌だったら受けなくてイイよ~っと言ってくれました~
実はこの年が札幌市最後の種痘接種の年でした(笑)
来年からどうせ無くなる種痘の接種を今年やらなくっても大丈夫だから
っと継母さんを説得してくれたのです(ハハハハ)
なので…年齢が行ってるのに~私の腕には種痘の痕がありません(笑)

先生と約束した事がありました~
「診察室から出て行く時は、痛かった~ってな顔をしなさい」
「それから学校で誰にも言わずにナイショにしておくこと」
「それが守れなかったら…
先生は何時でも満天ちゃんの家に行って注射を打つからねっ!」

もちろん、今まで誰にも言った事はありません。
満天さんは頑固ですが…口も堅いのです(笑)

ただし…家に帰ってから継母さんの告げ口により…
一部始終を聞いた父親からゲンコツは頂きました~

巣立ち

2007-03-28 | 美健なハチャメチャ
たいした病ではないのですが…
もしかしたら…大病につながるかもしれない病気を持っている私は
半年に一回は血液検査を受けております
ちょっと困った時期は3ヶ月に一回行っていましたが
現在は回復に向かっているので半年に一回で済んでいます(笑)

近所に専門医さんが居てくれるので
バイクでピューっと出かけては血を3本抜いてもらって
またピューっと帰って来ます
元来、血の気の多かった私も半年に一度、3本血を抜く事によって
すっかり穏やか~な人間になりました~(ハハハハ)

いつも行っている病院はベット数0の診療所です
私は医療事務の免許を取得しているので
診療所において検査をすると値段が高いのは知っているのですが
やはり大病院だと長時間待たされ一日が潰れてしまうので
多少の値段の高さよりも時間が短縮できる診療所がお手頃なのです

ここには数年前よりお世話になっています
勝手知ったる我が家並みなんですが…(笑)

ここに一人の看護師さんがおりました
若くて可愛らしいお嬢さんでして…爽やかな笑顔が素敵な人です
ただし…
注射、特に血液を抜くのがエラク「ド・ヘタ」でして…
最初に抜いてもらったときなどは…流血騒ぎになりまして
腕に内出血の痕が2週間ほど消えなかったほどのヒドいヘタさ加減で
針を刺した時から抜く瞬間まで痛いのなんのって~

でも…私を踏み台にして少しずつ上手になっていってくれれば良いの~っと
「ごめんなさい。ごめんなさい」っと謝る彼女に心の内で思っておりました~

その彼女も徐々にですがスッと針を差込、スッと抜ける様になり
「ほ~っ、良かったの、頑張ったの」っと拍手をしておりました

と・ところが…
昨日、血を抜きに半年ぶりに行ってみたらば…
やっと上手になって来たアノ看護師さんは結婚を機に退職され
また…新たな若く美しい看護師さんがおりました。

おそる、おそる…腕を差し出すと…
何だか彼女もドキドキしている様子が手に取る様に感じられます
「少し痛いですよ~」の声と共に「ブス」っと針が…

「少しなんかじゃな~い~!
痛いよ~~~~~~~~~ん!」

ヒドイ…

しても…針を刺してから抜くまでの間、ズーっと痛かったのは一緒ですが
流血騒ぎにはならんかった…(ホッ。。)
今度の子は前の子よりも早くに旨くなるかもの~(希望的観測)

実は最近の注射針は大変見事な仕上がりになっておりまして
かなり昔の針よりは…細いのです
まず、痛くないように作られています
現に看護師さんが私の血管を捜しきれなかった時に
お医者様が変わりに血を抜いてくれた事があった時など
刺したのが何時なのか~?抜いたのが何時なのかも
解らないくらいに楽勝で痛くなかったのですから…

道具はどんどん進化し良くなって行っています
それを上手に使う看護師さんを育てる為に
半年に一度、看護師さんをリラックスさせるために笑顔で腕を出す私です(笑)
頑張れ~看護師さん!

「早く、上手になっておくれよ~~~~!」

…痛かったのを我慢したのと…
少しぼ~っとしたので衝動買いしたくなり…
帰りに近所のデパートへ寄りました~

そこで買ってしまったのが…

 ←コレ。。。。。

いや~ダンナ様が…会社で使う蓋付きのマグが欲しいって言っていて…
私が昔ヘタクソ~な陶芸で蓋付きマグを作ってプレゼントしたんだども…
それを…割ってしまったらしく…
あ~んなヒドイマグをまだ使っていてくれたんか~っと思い
たまたま…コレに出合ってしまって
ダンナ様へのプレゼントっと思い買ったのだ~
蓋がマグの口を包むように被さるので
多少の動きでも蓋が外れないので何かイイっしょ~
ダンナ様もすごく喜んでくれました~(良かった~笑)

…で、購買意欲が治まってしまったので…
帰って来てしまった…
少しボーっとしてたから…気が付いたら…
ダンナ様のモノしか買ってなかったぞ~

な・何て…私って可愛い妻なんだ~

(自己嫌悪と自画自賛の入り混じり~笑)

さくらん

2007-03-27 | 漫画紹介
 さくらん…安野モヨコ作

監督は写真家の蜷川実花(実父は舞台監督)
主演は下妻物語の土屋アンナ
音楽監督を椎名林檎
で今、ロードショー中のビビットカラー満開の映画
「さくらん」
これの原作マンガを、チョイと読んでみた

これ、雑誌「イブニング」に2001年~2003年まで不定期連載されたらしい。
話しの内容としては、この第一巻で完結しているのだが…
続編があってもおかしくない雰囲気で終わっている。
だからかどうかは知らないが…
2005年1月から「イブニング」で、第二部の連載がスタートしたらしい。
が、現在連載は停止状態。
ナゼかの????
実に…続編があるのなら…読みたいマンガである。

作者の安野モヨコさん。
1971年生まれというから、30歳代半ばか~
にしては…凄い
キメのセリフが実にイイ~(笑)

時は江戸、幕府公認の吉原が舞台
その吉原に禿(かむろ)として「玉菊屋」に売れれて来た子供が主人公
器量良し、性格悪し、負けん気強し。
禿(かむろ)時代は「とめき」っと呼ばれ
ケンカ、逃亡の日々を送り痣の耐える事のない日々をおくる暴れん坊
無事に「新造」となり名を「きよ葉」と名乗る
琴はヘタだが将棋が強い。
相変わらずの減らず口に艶やな笑みを覚え、向かうところ敵なし
突き出し(客取)を経て人気者となる
後に昼夜金二分の座敷持ちとなり廓内のナンバー3をはる。
ガラの悪さに変化は無いが、この物怖じしない態度が客に受ける
これが…後に吉原一の花魁となる玉菊屋の日暮(ひぐらし)の
話しである。

禿(かむろ)の「とめき」時代に世話になっていた「花魁粧ひ」に向かい
「花魁なんぞ、なりとうない!」っと言うと
「なりとうないは、なってから言え!」っと言われる

また将来お職をはるであろうと噂され
妬まれイジメにあった「とめき」に対し、「花魁粧ひ」は
「人より多くもらう者は、人より多く憎まれる
それがお職の花魁サ。憎まれっ子のお前にはうってつけじゃ」っと言われる
(これ、実は粧ひの愛情が底辺にある言葉)

ナンバー2の部屋持ちに足をすくわれた時に
「同じ思いをしてるからこそ
同じ地獄におとさなけりゃ、気がすまねえのさ
泣いたら負け、ほれても負け、勝っても負け」
っと心の中で遊女の悲しさを表す。

殴られ、蹴られ、踏みつけられても…
爪の間に土が入り込み
指先から血が滲んでも…彼女は立ち上がる。
何があってもムンズと立ち上がる。
そうして、細いアゴを上げ男達に微笑み返す
そんな…とてつもなく強い「女」のお話です

機会があったら一読してみてくださいね~

途中で停止状態の第二部は
花魁日暮になってからのお話だとか…
何故、筆が進まないのかは解らんが…続が見たいの~
(もしかしたら…この強い女の最後の結末に悩んでいるのかもしれない)



誰かが…

2007-03-26 | 日々のハチャメチャ
金曜日…仕事を終えて…
家にたどり着き…カギを開けて…部屋に入ると…
私の仕掛けたトラップの数々が…破られていたのだ…

一人暮らしが長かったせいか~
部屋を出る時には同じ状況を作って置いて
誰かが部屋に侵入するとスグに解るようにしている私の家に
ど~も、誰かが入った形跡がある。

開け放っておいたドアが少し閉じぎみになっているし…
置いてあったスリッパが少しズレているし…
閉じておいたドアが少し開き…

「誰かが…侵入した形跡がある~~~~!」

狭い部屋のあちらこちらのドアを開け
侵入者の形跡を探索する満天刑事。
ん~この犯人は…確かに侵入した形跡を消そうと努力している。
って事は…ドロボーか~????
あわてて通帳・印鑑を確認する満天主婦。
しかし…ちゃ~んとある。
ただし…常人では解らないだろう場所にしまってある通帳・印鑑を
このドロボーは探しきれなかったのかも…しれない。。。。

時間は7時。
ダンナ様が帰って来る時間は9時か10時。
いったい…誰じゃ~~~~!!!!!

んで…ダンナ様へメールで

どうもお仕事お疲れ様でございます
取り急ぎ連絡事項がございます
我が家に誰ぞが侵入した形跡があります!
しかし、犯人は何も盗まずに逃走した模様。。。
如何処置致しましょうか~?

数分後…ダンナ様より返信が到着。

何で解った~~~?
今日、葬式が入ってたのを忘れちゃっててさ~
一度、家に帰って喪服に着替えたんだ~
今、葬儀会場だよ~ん
あと、1時間くらいで帰るからね~

だと…

置手紙ってのを知らんのか~アイツは…
しかも…何で痕跡を消す…。。。。。
それも…中途半端に。。。。
おかげ様で私は脇の下に変な汗をかいちまった…

「ん~。この仕返しは…どうやって晴らそうか~」


やるか、やられるか…我が家はサバイバルなのだ~(笑)

あんだって~~~!

2007-03-23 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ
3月21日に千葉県の
「勝浦東急ゴルフコース」へ行ってきました~

その日の天気は予報では…「曇りのち晴れ」
ほ~。どうよ~私にも遂に「晴れ女」の称号が授かる時が来たか~?
てな気分でルンルンで出かけました~

んで…何だか曇ってっはいるものの~
じきに晴れるじゃろう~っと気分も爽やかにストレッチなんぞをしていると…

 なにやら…見慣れないクラブが…

満天「おいおい。」(ダンナ様を呼び止める)
ダンナ様「んっ?」(振り返るダンナ様)
満天「コレ…ナニ????」(っとクラブを指差す)
ダンナ様「買っちゃった…

「あんだって~??聞いてないぞ~~~~!」

ダンナ様「だって…満天ちゃん…聞かなかったし…」

「普通、何もない時に…ねぇ~クラブ買った?って聞くか~~?」

ダンナ様「買う気はなかったんだけど……ねぇ~買って!ってコイツが…」

「あはははははは……んなバカな~」

まぁ~本人は生まれて初めてに近い衝動買いをしてしまったらしく
それ以上追求しても可哀相なんで…やめましたが…
最近…土日出勤が続いていて平日に振り替えを取ったりしていて
一人にしておいたからの~チョロチョロと行ったんだな~お店に…一人で…
アハハハハハ~その時の事を想像すると…笑えるわ~
多分…何時満天ちゃんに言おうかの~っと悩んだのじゃろう(笑)

んで…お昼時…ダンナ様が
「これ見てみなよ~今、東急でキャンペーンをやっていて
領収書のナンバーの下3桁が109だと景品が貰えるんだってよ~」
「ほ~それはスゴイの」
っと思いナンダ~カンダ~っと話しに花が咲いていると

ダンナ様「ところで…このメシは美味いね~」
満天「ウン。美味いの~」
ダンナ様「写真撮らなくてイイの?」
満天「んっ?」

「ああ~っ!忘れてた~~!!!」
本当に情けないブロガーだ~
思いっきし…忘れてた…

ザル蕎麦セットなんぞ…
春を感じさせる「ふきのとうの天麩羅」も付いていたのに…

ほいで…後半のスタート
曇りの空が晴れ渡り~青空が空一面に広がり出しました~
最高じゃ~!っと喜ぶ私の顔に…「ポツ」
「へっ?」っと天を仰ぐ私の顔に…またもや「ポツ」

「うそ~~~~~~~!」

晴れているのに…雨←これを世間では
「天気雨」っと呼ぶそうな~

妙に喜ぶダンナ様…「流石!満天ちゃん!晴れてても雨を呼ぶ女!」だと…
コレが結構な量の雨が降って来まして…
晴れているのに何でこんなに沢山の雨が降る?っと天を仰いだ私なのです~

ところが…それから30分後に雨が上がり



遥か眼下の海に「虹が現れました~」
相変わらずの携帯写真でスマンの~カメラを持って行くのを忘れたのだ…

さて~その日のスコアは「前半50 後半47 足して 97」
悪いの~まぁ~でもこんなもんか~っと思い
んじゃ~風呂でも入って帰るべ~っと風呂へ…

私は風呂は好きだが…カラスの行水タイプ
ダンナ様は風呂は嫌いだが…入ると中々出て来ないタイプ
なので~早くに上がった私がフロント付近で待って居ると
今日コンペをやっていた「おじ様達」が
ワサワサとお金を支払いに集まって来まして…あっと言う間に超満員
そこに…ノコノコと風呂から上がって現れたダンナ様。
「もう少し早く上がって来たら空いてたのにの~」っと私は思いながら
「おじ様達」の最後尾に並び、やっとこ支払いを済ませると…
ダンナ様が横から覗き込み…フロントのお姉ちゃんに話し掛けたのだ…
「この領収書の下3桁…109だけど…」
「えええ~~~~っ????」
「ホントだ~~~~~!!!109番じゃん!」
「ダンナ様~良く覚えていたの~エライの~!!!」



んで~コレを貰ったのだ~

下3桁の109番って…1,000人に一人じゃよ~
スゴイの~感動だの~驚いたの~

んっ?
コレ…男物じゃん…な~んだ。。。。。。結局、ダンナ様のモノかい?

ナニやら…良いトコロは全てダンナ様に取られてしもうた様な~?

まっ、今度は私にも良いコトがあるさ~
ここのトコロ、お仕事が忙しくって頑張ってたダンナ様への
天からのプレゼントじゃろう
良かったの~ダンナ様

上記のドライバーは3月13日に買ったらしい…
次の日は14日でホワイトデーじゃろう…
何で…店でドライバーを買った時に…おっ!明日はホワイトデーだし~
満天ちゃんにボールでも買ってあげようかな~とか…思わんもんかの~
ほんに…コイツは…使えね~ヤツじゃ~


梅干バ~様のぼたもち

2007-03-22 | 昔話のハチャメチャ
前回もお話しましたが…前回のお話はコチラからどうぞ~
春夏秋冬で呼び名の違うお菓子
その秋の呼び名の「おはぎ」のお話が前回でした
で…長くなってしまって収まらなくなった分のお話は
春の呼び名の「ぼたもち」のお話です(笑)

子供の頃に我が家に巣くうていた「梅干バー様」は
多分…当時でも…70歳はゆうに超えた年だったと思うのですが…
私と密接に付き合いのあったのは…
私が小学校の3年生位から中学2年生位まででした
亡くなったのが私が25歳で…バー様は92歳だったので
当時の年齢を計算するって~と…
ほ~っ、やっぱり…梅干バー様だったんだ~(笑)

まぁ~何せズーっと一緒に居ましたね
少しボケをかましていましたが…本当にボケていたのか
テキトーに周りを騙していたのか解らないバー様でした
晩年90歳を過ぎた頃に本当にボケてましたから…
あれをボケと言うのであれば…私と付き合って遊んでいた頃は
騙しボケっとでも言うのでしょうか
本当に、おもろいバー様でした

っと…また思い出に耽ると話が長くなるので
ここいら辺で「ぼたもち」の話へ行きましょうか~(笑)

色々な食べ物の作り方を教わりましたが…
まず…教わってからこの方、一度も作っていないのがこの「ぼたもち」です
梅干バー様の作り方は小豆を前の晩に浸すところから始まるので
現在、時間に追われ家族の人数も少ない我が家では
いや~勘弁してくださいよ~の部類に入っています(笑)
少子化やら核家族やらが取りざたされている昨今ですが
こういう食べ物に関しても古き良き作り方が廃れて行くのが
少し悲しいような~寂しいような~気がします

小学校の高学年だった、ある日

その日は朝から大忙しでした~
小豆を煮て、ご飯を炊いて、もち米も炊いて
台所を占拠しての梅干バー様の奮闘が続いていました

大鍋でグツグツと音をたて、覗き込むと何故か爆ぜる小豆を
焦がさないように見張る役が、この日の私の役どころでした
思いのほか大量の砂糖が投入され
小豆のアリ地獄に沈んでゆく白い生き物が、何だか哀れを誘うようで
大きなヘラで突付いては見とれていました

そこへ梅干バー様より「ナニ、遊んどるんじゃ~!」との喝が入り
私は米と餅米を半々に炊いたモノを
すりこ木で叩いて潰す役目に変換されました~
「潰し過ぎるなよ」っとクギを指され
結構、力仕事だな~っと思いながらもドシャドシャっと叩いておりました
材料が揃うと「さらし」を使って形にして行きます
熱くて旨く作れない私を尻目に梅干バー様の分厚い手は
本当は「さらし」なんかいらんだろうっと思う程に
手早く「ぼたもち」をこさえて行きました~

さて、完成した「ぼたもち」を私が美味そうに食べていると…
私の父親がヒョッコリと顔を覗かせました
バー様がそれに気付いて「ほれ、食え」っと
「ぼたもち」を差し出しても「いらん」っと言います。
あれ~?「ぼたもち」好きなのに変じゃの~?っと見ていますと
父が私に向かって小さく手招きをします
「何じゃ~?」っと思い、父の手招きに「ぼたもち」を頬張りながら応じますと
廊下の窓より外を見ながら父が言いました。

父「美味いか?」
私「うん。」
父「お前に注意しておきたい事がある…」
私「んっ?」
父「少し前にも…バーさんは牡丹餅を作ったんだ」
私「うん。」
父「その時、甥っ子の○○がウ○コをオムツからこぼして…」
私「………。」
父「バーさんは…あれ、こんな所に牡丹餅がっと言って…」
私「
父「そいつを牡丹餅の入った重箱に入れやがった…」
(私の…口をモグモグさせる動作が止まりました)
父「バーさんは…ボケてるぞ
  ここんところ見ていたが…トイレから出て来ても
  手を洗ってない!」
(口の中の牡丹餅を飲み込む私…)
父「だから…オレはそれ以来、バーさんの作る牡丹餅は食ってない」
私「でも…今日は私が見てたけど…ウ○コは入ってないよ」
父「あの…気持ち悪さは…見たモノでなきゃ解らん
  バーさんの作ったモノを食う時は注意して食べなさい」
っと言いながら去って行く父。。。

梅干バー様の元へ戻った私は…
一部始終をバー様に話し真実かどうか聞いてみました
「あ~あった、あった。
そんな事もあったね~あの時は皆に怒られた~ハハハハ」

や・やっぱり…事実だったんだ~

んでついでに…トイレに行って手を洗っているかどうかも聞いてみた…
「何も汚いモンなんて触ってないんだよ~洗う必要なんかないっしょや~」

あ・洗ってないんだ~

「お前も、もう大きいんだから牡丹餅とウ○コの違いくらい
見たら解るっしょ、ホレ、良く見て食え」

その後…他の家族が見向きもしない牡丹餅を
頑張って食べつくした私なのでした~

まだまだ…世間には…大腸菌がウヨウヨしていた時代のお話です



お義母様のおはぎ…

2007-03-20 | 昔話のハチャメチャ
ビックコミックオリジナルに連載中のマンガ
「あんどーなつ」に…
昨年「おはぎ」の呼び名についての記述が載っていました
春は「牡丹餅」(ぼたもち)
夏は「夜船」 (よふね)
秋は「お萩」 (おはぎ)
冬は「北窓」 (きたまど)
春と秋は知っていましたが…夏と冬でも呼び名が変わるとは
ついぞ知りませんでした
四季によって呼び名が変わるお菓子も面白く楽しいものです

さて…今日はこの「おはぎ」にまつわる思い出話を二つお話致しましょう

私のダンナさまの母上様。私にとっては「お義母様」は…
そりゃ~もう~ご近所でも評判の「性格の強い」お方でして…
「言い出したらやり遂げるまでは…絶対に曲げない、譲らない、引かない」方で
まず、ここの家に娘を嫁に出しちゃ~いかん!っと言われておりました~(笑)
姿形は「トトロ」出演のサツキやメイちゃんの隣に住んでいる
カンタのおばあちゃんにソックリなんです(アハハハハ)
トトロを見たときに…あまりにソックリなので…のけぞりました~
私との逸話も数知れず~面白いお話が目白押しのお方ですが…
まぁ~それは追々のお楽しみと言うことで…本日は「おはぎ」にまいりましょう

ダンナ様と結婚して直ぐの里帰りの時に、
夫婦で主人の実家にお泊りをしました。
朝の早~いお義母様に合わせ、私も朝も早~くから起き出し
慣れない台所で朝食の準備をお手伝い致しました~。
何とか…嫁としての体裁を繕ったのち、家族全員で朝食を頂く事になりまして
こんなに朝早くからご飯を食べた記憶のない私は四苦八苦しながら
無理やり口に食べ物を運び、大層苦労して食べ終わりました

と…そこへ…お義母さまが握りこぶし大の「おはぎ」を持ち出して来まして…
一人1個を皿に盛り…「食え」っと言うのです…

ここからはお義母さまを除く、私、ダンナ様、お義父様との目での会話です
(注:方向は視線の先です)

満天ダンナ…「おはぎ」を指差しながら…
(何コレ??? 今、朝メシ食ったばっかだよ~泣)

ダンナお義父様…ダンナ様も数ミリ目が見開いた状態で
(俺も無理…おやじ…どうする…?)

お義父様おはぎ…慣れているのか、意外に冷静なお義父様
(そんなこと言ったって…言い出したら聞かないんだから…)

お義父様ダンナ・満天…おもむろに「おはぎ」に箸を刺しながら
(頑張って食べるしか…ないだろう~)

ダンナ・満天お義父様…ダンナ様も私も数センチ目が見開いた~
(ええ~???)

ダンナ満天…急に私の目をシッカと見つめながら
(食うぞ~!俺は食ってやる~~~!)

満天ダンナ…なに~?二人とも! 信じられん!
(ちょ・ちょっと~ヤケになってる場合か~?よし!私がお義母様に言う!)

ダンナ・お義父様満天…思いの他、物凄く抵抗する二人
(ダメだって!!辞めるんだ~~!)

満天ダンナ・お義父様…目に涙を浮かべる私
(だ・だって~こんなデカイのは無理だよ~何とかしてくれ~泣)

お義父様満天…悟った様な遠い目を向けるお義父様
(解った。。。ホレ、これを使いなさい)

満天「へっ?」

食卓テーブルの下からお義父様より手渡されたモノは…サランラップでした…

何処でど~してお義父様はコレを手に入れたのか…
(ま・まさか…常時携帯か~???)
さだかではないのですが…無事に「おはぎ」を食べ終わったフリをし
食卓テーブルから離れることの出来た私なのでした~

私達が目配せしながら会話をしている間
お義母様はおいしそうにお手製の「おはぎ」を食べておられましたから…
その食欲の絶大なるスゴさは…
この後も折あるごとに体験させて頂きました(笑)
この時は朝食を食べてスグだったので食べられなかった「おはぎ」でしたが
お義母様のお手製の「おはぎ」は本当に美味しいものでした

それにしても…この二人…お義父様とダンナ様は
本当に義母様の恐ろしさが身に染みているのね~(笑)
この時は気の弱い二人じゃの~っと思っておりましたが…
季節をまたがずして私も、義母様の恐ろしさが身に染みていったのでした~

ありゃ~今日2つのお話を載せようと思いましたが…
長くなってしもうた~ので…
続きは…また…休み明けってことで~(笑)

本当にすみません~
な~んか、長くなりがちな私のブログは…良くないの~

次回は…「梅干バ~様のぼたもち」です~

夏か~?

2007-03-19 | 昔話のハチャメチャ
 「食う?」



会社で「ポヤ~ン」と歩いていると…
ある業者さんに…もろうた。。。。。
それがコイツじゃ~
「夏みかん」じゃそうな~
その人の家の庭に生っているそうな~(家は都内)

「ほ~。今年の冬は暖かじゃからの~
ほいで…早くから夏みかんが生ったのかいの?」っと聞くと…
「アホやな~普通は今頃出来るんじゃ~」っと言われた

ワシは~北海道生まれじゃし、よ~解らんが…
何かい?夏みかんっちゅう~のは…
今頃出来るもんなのかい???

その人の言うことにゃ~
だいたい1月から2月、3月上旬までが収穫期だそうな

んじゃ~何で「夏みかん」ちゅう~だかねぇ~

昔しゃ~「橙(だいだい)」 ちゅっとたが…
「夏九年母(なつくねんぽ)」ちゅったりしとって~
いつの頃からか「夏みかん」ちゅうようになったんじゃ~

よう~知っとるオヤジじゃの~

しかし…いつも驚かされるが…
こんなモンがタワワに実る木が庭にあるちゅ~のは
大したもんじゃの~



昔、小さい頃に住んでいた北海道の家に
小さな庭があって…そこに小ぶりだけれども
毎年花を付ける桜の木があったのを思い出しました~

当時私が何故か憧れていたものは…ハンモッグ。。。。。
「欲しいの~」とは思ったものの…
そう簡単には手に入るシロモノではなかったので
半ば諦めていたところ…
我が半端人間の父親が、どこぞから盗んで来たのか拾って来たのか?
ハンモッグを家に持ち帰って来ました

さっそく我が父・我が弟・満天・・・と、なぜか梅干バ~様の4人は
ワイのワイのと天井のハリにハンモッグを吊り下げ歓声を上げていました
皆で順番にハンモッグの上に横になり
「こりゃ~たまげた~エエもんじゃ~」っと騒いでおりました

時は夏!
日差しも強く北海道とはいえ…やはり暑い。
狭い部屋の中でハンモッグを囲んで大人2人に子供2人が
騒げば…むせ返るような暑さが襲ってきます。
その時…梅干バ~様が一つ手を打ちながら言いました
「どうじゃろう~コレを庭の桜の木に付けてみないかい?」

お~っ!たまにゃ~バ~様もマトモなコトを言うもんじゃ~っと
またもやワイのワイのとハンモッグを庭に持ち出し
旨い具合に伸びていた枝と枝の間に取り付けました

この日に限って気の利くバ~様が冷蔵庫から麦茶を持って来て
子供ら二人がハンモッグの上に
大人二人がハンモッグの下にゴザをひいて
木陰の下でノ~ンビリとした一時を過ごしました~

…と。
弟の手に持っていたコップの麦茶に何やら上から「ポトリ」っと落ちた。。
続いて私の頭の上にも何やら「ポトリ」っと感触が…
ナニやろ?っと思い頭に手を上げてソレを私が掴み見つめるのと…
コップの中身を確かめた弟の悲鳴が重なりました
「うぎゃ~」
よせばよいのに弟が騒ぐので…
ハンモッグがグラグラと揺れだし…それと一緒に上から
「ポトリ・ポトリ」と落ちていたモノが「バラバラ」と降り出したのです

落下ブツは…「毛虫」でした~

その後
ますます騒ぐ弟の勢いで片方の桜の枝が折れ
ハンモッグに巻き付かれた状態で姉と弟は父の上に落下。。。
身動き取れない上に毛虫の大群に襲われ半狂乱の弟と
姉弟の下敷きになり、うめき声をあげている父
私の手にはツブレた毛虫が…

フッと見上げた私の目に
一人素早く逃げ切っていた梅干バ~様が
皆を指さし笑っている姿が見えました

布を筒状に縫い合わせ、首と腕のトコロに穴をあけ
頭からスポリと被るだけの「アパッパ」を着て
その裾を、風になびかせながら
「アハハハハハハ~」っと豪快に笑っていたバ~様。
一番年寄りのクセして…一番すばしっこいバ~様は
たいしたもんだ~っと子供心に思いましたっけ~

夏みかんならぬ、毛虫の生る木のお話でした~



天馬の血族全24巻(竹宮恵子作)

2007-03-18 | 漫画紹介

天馬の血族
(左からオルスボルト・アルトジン・帝)


ある…不思議な世界のお話でございます。

その世界では…
天の采配する天候でさえも左右することの出来る
多大な超能力者「天馬」を産み出す血族が支配をしておりました。
その支配は世襲と共に連綿と続き…
始まりが何時なのかも解らない程
それ程に長く、磐石に、続いていたのです。

「天馬」には男である「龍」と女である「牡丹」がおります。
血族の中で最も力のある者が「天馬」となってこの世界を支配するのですが
必ず支配の中枢である都には「龍と牡丹」一対が
揃って鎮座して居なければなりません。
なぜならば…
「龍」はこの世界を正しく導く礎。
「牡丹」はこの世界が歪んでしまった時にリセットする鍵。
「龍と牡丹」はそれぞれの役割を担いながらどちらか一人が「天馬」となって
この世界を支配しなければならない掟がありました。

しかし、長い年月を経て血族の血が薄まり「天馬」と呼ばれる程に
力を持った子が生まれない時代が続きました

その時の「天馬」は龍。色と欲とに溺れた年老いた男でした
その時の牡丹は前の「天馬」である牡丹。
年老いて不老不死の人魚の生を吸いながら、やっと生きながらえている老婆
次代の「天馬」を作りだす為に焦った二人は
不老不死の人魚の生を使い一人の「天馬」を作り出してしまいます。
生まれた子供は龍でした。

しかし…
永遠の生命を持つといわれる人魚と交わって生まれた子が
「天馬」となった時、その血ゆえか…
美しい少年の顔をした「天馬」は残虐性を現し
人魚の生のみならず…人間の生まで吸うバケモノへと変貌していくのです

時を同じくして都の片隅では
天馬を生み出す血族同士の、それとは知らずに結ばれてしまった二人に
子が生まれておりました。
掟では、血縁のより深い血族同士の婚姻は禁じられております
同時期に二人の天馬を作り争わせない為の楔でした
が…愛し合った二人が天馬の血族同士であると知ったのは
子をなしてしまってから後の事でございます
掟に反してしまった二人はもちろんの事
生まれ出でた赤子も殺される運命にあります
二人は赤子を従僕に託し、世界を統べる天馬が唯一手出しが出来ない
不可思議な国、草原のチグルハン国へと逃がすのです
その赤子は女の子…しかも…天馬となりうる「牡丹」でした

その後…
成長した草原の「牡丹」アルトジンと、その乳兄弟であるロト
草原の王オルスボルトと、その弟イスマイル達と
都で帝として君臨する人魚の生を受けた「龍」との
世界を巻き込む壮絶な戦いへとお話は進んで行くのです

さ~すがは、竹宮恵子様でございまする~
全24巻をまったく飽きさせずに一気に読ませて頂きました
場所柄的には、この地球ですが…
お話の最後にはSFめいたお話もチラリと出てきます

普通の人間と超能力を持った人間との共存
及び先任者達が作ったシステムに対しての反発
などは竹宮恵子作「地球(テラ)へ」との共通点が見えます

ただ、1980年代に作られた「地球へ」よりも
2000年代に描かれた「天馬の血族」の方が人間模様の描かれ方が
より密度の濃いものに感じられました

竹宮さんの作品を読んでいて良く思うのは
一貫して強い人間、一貫して弱い人間は居ないっと言う所です
どんなに強い主人公でも、ある時は弱気になったり
またどんなに弱い端役さんでも急に心が強くなったりします
一瞬、ついて行けない違和感を感じるシーンもあるのですが
本来の人間はどんなに強く振舞っていても
弱さも強さも心に秘めている生き物なので
その点を竹宮さんは現しているのでしょう

今回はマンガ好きさん向けにマジメに記事をUPしてみました(笑)
なのでマンガをあまり読まない方は…
ナニがナニやら~の世界だと思います(ハハハハ)

上でチラリと引き合いに出している「地球へ」が
TBS系 4月7日土曜6時よりアニメ放映されます
以前に劇場映画版が出ましたが…
その時の声優さんは…
ジョミー・マーキス・シン:井上純一
キース・アニアン:沖雅也
ソルジャー・ブルー:志垣太郎
フィシス:秋吉久美子
トォニイ:古谷徹
ジョナ・マツカ:薬師丸ひろ子
セキ・レイ・シロエ:神谷明
グランドマザー:岸田今日子
さんでした~(スゴイわ~凄いメンバーじゃったのね~笑)
確か…この時の声優さんたちは…
コスプレしながらアフレコをしたような~(ウロで~す!)
今回TV版ではどうなんでしょうか~少し楽しみです!

この「天馬の血族」もブログで知り合った夜さんからお借りしました~
面白かったです~ありがとうございました~