カメラワークが入った時に限って雨が降る。
わたくしは、晴れ女だと吹聴して回ってるのに、
本当は働きたくないとか?
いやいや、今日から三日間は働かなくちゃ、
クリアできないよ。
晴れてくれないかな…
と、想っていたら、
撮影間際まで、どうにか持ちこたえてくれた。
バスが次々と入ってくる頃には、
パラパラ降りはじめ、
販売の時間には本格的な雨。
販売には支障がないので、
望みどおり事が運んだわけだ。
よかった。
しかしながら、わたくしの心は重かった。
屋敷のバスルームの排水溝が詰まっていたからだ。
洗い場で水を流すと、
風呂桶に汚水が逆流してくるという事態に、
ひどいストレスを感じていた。
朝、商いの時間に、
排水溝の掃除をしたり、
汚い水の中を虚しくかきまわしたりしたのだが、
詰まったまま。
妹に相談すると、
「昼に一度帰った時、時間あったら見るから」
と云う。時間がなかったら? 丸投げ? 私にどうしろと?
ダンナサマに相談すると、
シルバー人材派遣に頼むといいかも、
と、こっちもあてにならない。
設備屋を呼ぶのが一番いいんだけど、
お金をとられる。多分、5000はとられるだろう。
カメラの後に、オジキに見てもらったら、
「これは設備屋呼ばなきゃ無理だよ」
と、こっちも投げられた。
妹は昼に帰った様子だが、投げていた。
メールすると、
朝より少し水が引いていたと返ってくる。
それがなにか?
結局、自分が仕事から帰れば直っているくらいにしか思っていないに違いない。
チクショー。
そして、
わたくしは風呂場に虚しく立っていたのだが。
アンサーズアイを使うことにした。
探せ、探せ、探せ…解決法はきっとある。
自分を奮い立たせて考えたら、
ふっと、トイレのつまりに使うあのゴムパッキンが思い浮かんだ。
それを水のたまった排水溝に突っ込み、
二度ほどバコンとやると、
あっさり水が引いた。
詰まりが取れたらしい。
その後、汚れた風呂桶をカビキラーで消毒し、
風呂場はきれいになった。
オジキに「直った」とメールすると、
「魔法を使ったのか」と云うから、そうだよと答えた。
やる気があるかないかの問題じゃね?
私の愛すべき空間。
これでストレスがなくなったが、
朝の部の商いが滞って、
メールを見ていなかったので、
注文が入っていないといいなあ…と、想いつつチェックすると、
望み通り注文はなかった。
今日はカメラワークで収入を得たので、
もういいのだ。
娘の愛すべき空間。
はあ。
疲れました。
明日もカメラ。
晴れるといいなあ。