想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

店内ではお静かにお願い致します。

2024-09-05 04:10:00 | 日記
セミファイナルにかかって叫んでいるお客様をよく見かけるようになりました。

初秋🍂。

いかんせん、私は高音難聴なので、やつらの断末魔の叫びが聞こえない。
足もとでジタバタしていても「無音」なので、脅威ではないのです。

「鳴け、叫け、最期まで生命を謳歌しろ」と笑っていられる。

セミが鳴かない夏は、
静かな季節。

高校生くらいまで、確かに聞こえていたセミの声。
ある年の夏、今年はどうしてか、
セミが鳴かず、異常気象かなにかでセミがいないのかと母に聞いたら、
こんなにうるさく鳴いているのに聞こえてないの、と云われ検査したら難聴が発覚。

セミ、風鈴、コオロギ、鈴虫、小鳥のさえずり、楽器の高音部分などが、聞こえなくなっていた。

山や、林、森が静かなのも、
音楽に違和感を感じていたのも、
そのせいだったのかと、
納得した。
しかし、生活に支障をきたすことではないから放置。
生活にはいらないけれど、
日本人としての、
左側の言語脳が壊れた気がして
気分が悪い。
だって、日本人としての、
誉れたかき感覚よ。
世界に誇れる言語脳だよ。

人は愚かな生き物で、
失ってはじめて気づく。
その存在の有り難さに。
永遠に失うとわかっていたなら、
もっと素直になれたのに。
優しくできたのに。
二度と聞こえないとわかると、
取り返したくなったりね。

私だって、セミファイナルにかかりたかったよ…!

それは冗談ですが🫠。

涼を呼ぶ風鈴🎐の音が聞こえないのは寂しいし、
秋の到来を感じる虫の音は、
やはり感じていたかった。

特にこれからの季節。
世界は美しい虫の音であふれるんだろうと、うらやましくなる。
寂然とした冬にはより一層、
静けさは深まるのだ。




ご来店のお客様。
この子はこの後、どうするつもりでいるのでしょう。










コメント
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