さいしどう。

結局、行動していなきゃ不安になる。

〔連休二日目〕

娘が宿題を終わらせてしまったというので、
今日は、娘のいらなくなった漫画を登録しておいた。
それで、趣味で集めていたきれいなものを競りにかける。
これで、売れて少しでも稼げれば、
来月も生きてゆけるよ。

個人の趣味で集めていた、きれいなもの、かわいらしいもの。
手放すことを、断捨離というが、
寂しいというより、気分がいい。
いっそなにもなくなってしまえば、
新たな世界が見えるのだろうか。

オークションで競り合って落札してくれる人は、
それなりにこれを大事に想い、
欲してくれているのだから、
寂しがることはないのだ。

お嫁に出すようなものだ。
幸せに…と願ってしまう。

〔ピザパーティー〕

昼に一家がそろっていたので、
ピザを４枚焼いてみんなで食べた。
父は、食後にタイヤキも食した。

自立支援の要請が通ったらしい。
１０日過ぎから、別の事業所からヘルパーさんが派遣されてくる。
朝も夜もお任せになるが、
食事だけは私が食べさせてあげようと思う。

歯磨き、オムツ交換などお願いしたり、手伝ってもらえれば。
なんとかなる。今のうちは。

そのうち、ここに、呼吸器とか、胃ろうとかつくんだろうかと想うと…
いや、今は考えまい。

たつばら。

〔学業〕

娘と初めて、茶店勉強をした。
ケーキと紅茶を飲みながら、
数学。
競争してやったら、面白くてどんどん進んだ。
いい匂いがする店内。
静かで、集中する。
気が散ったら、クッキーとか、チョコとか選びにいった。

楽しかった、と笑う娘。


〔庭作り〕

ついに古い垣根を取り払った。
木が腐っていて、案外たやすかったが、
バラが立っていられるかとひやひやしつつ、
支柱で支える。

腰が痛くなった。
それと、
クレソンの種をついに植えたぞ。
芽が出るかな。
土の配合は適当だったが…大丈夫かな。

そうこうしてる間に、父が戻る。

〔ALS〕

こんなに身体が痛むものなのか。
ベッドに横になると、
あっちが痛い。こっちが痛い。
数分おきにベッドを動かしているけど、
自分で動かせなくなったら、

どうなるんだろう。
耐えるしかないのだろうか。

かたいだいち。

たけるいしという名の里。

〔岩盤の上で〕

庭のはしっこから、ちまちま庭を作ってゆこうと想ったのだが、
ここらの大地は、掘ると大小の石がゴロゴロ出てきて、
それを重機で掘り起し、
何度も土を振るいにかけて、
何度も何度もその作業の上、
捨て場のない石をどうするの、と云われた。
個人の、私の非力な腕では、
到底無理な話だよ、と父。

…では、上に土を盛り上げてゆくのはどうかってなった。
まあ、それにしたって相当の土が必要なわけで、
それも難しいなと父は悩んだ。
でも、私の頭のなかには、うっすらと庭づくりプランが出来てきた。
そう深く根を張らない、
宿根草とか、ハーブとか。
今ある木とバラは、父の形見として残しながら、
庭の砂利を裏に持って行って…

隅の方から少しずつ。
だって資金もないんだもの。
少しずつでいいんだよ。

かわいい色のレンガを積んで、
土を入れて、球根を埋めてゆく。

夏は害虫を払ってくれるハーブとか。
窓開けたら、ゆらりと入ってくる香気。
ムフフ…と、野望に笑う。

明日から学校は４連休。
娘と喫茶店勉強してくる予定。
父がケアに行っている時間にね。

庭づくりの本を二冊買った。
娘「神様のカルテ１」を借りてきてくれた。
「夏の庭」も頼む。
日本文学的なものも読んで欲しいな。
今は「羅生門」を読みたい気分。

にわづくり。

その前に、片づけだよ…

〔消えぬごみ〕

年末の粗大ゴミも溜まったまま。
庭づくりをする前に、
腐った柵を取り除いたり、
草を刈ったり、

大きなカーペットもあるし、
シルバー人材に頼んで持って行ってもらおうということになった。
妹が行動に移すまで、もう待っていられないくらい、
溜まりに溜まったごみ。

でも、家じゅうのごみ、
庭の一か所に集めるのも、
すごい労力だよ…

今日は、ゴミ袋大ひとつ。
燃えないごみも、ひとつ。

ここで限界。

〔ALS〕

もうね、数分おきに体位変えている父。
付き合っていたら、他の全ての仕事が滞ってしまうので、

自力でベッド動かしてもらっている。
どちらに何を動かしても、
どこかしら痛くなる。
やりようがない…

何か策はあるのか？