想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

きずなのきず。

2013-05-10 08:44:04 | 日記

心配をおかけして、すみません。


〔自立支援スタート〕

13日、月曜日から、
朝の口腔ケア、身支度、
夜、口腔ケア、オムツ交換、
ヘルパーさんが毎日来て下さることになった。

どんなに心が救われるか。
一人で、黙々とやっていると、酷く孤独を感じる。
そして、もうダメだ、今日が限界と想ってしまう。
父を怒鳴りつけたくなる。
殴りつけたくなる。
ALSを、殺してしまいたい。

最近は心のゆとりがなく、そんな衝動に駆られていた。

自立支援は、介護保険でまかなえないところの補助で、
料金は発生しない。
目的は「介護疲れによる、家族の絆の崩壊を防ぐこと」と、担当のI氏が云っていた。
その言葉に、ビクリとなった。



詩をひとつ書きました。
ブックマークから、「麦原文庫」に飛ぶと見れます。
時間のあるかた、見て行って下さい。
下手な詩ですが。



〔休日〕

仕事もなく、父はケアに行った。
すべきことはひとつだ。
二度寝。
しかし、このところよく眠れない。
一時間ほど苦しんで諦めた。

それから夕方まで、遣隋使の小説読んで、
泣いたり、笑ったり。
娘が、「神様のカルテ」2、3巻まとめて借りてきてくれた。
ヒャッホーイ!
今日は活字にご縁があるな!

少し、気が晴れた。
…が。父が戻ると、また心が真っ黒になった。
オムツの手配が遅れて、在庫なしと云われる。
忙しくなるが、小さいのがあるんで対応はできるが、
父の機嫌が悪くなる。
また、ショートステイでは、リハビリが充分にできない、入院を前向きに検討して欲しいと、
ケアマネさんに云われ、ますます機嫌が悪くなる。
そうだ、ソーシャルワーカーさんに電話するのも忘れた。

明日、家族で話し合おう。
とは言え、妹ももうこの家を出るのだった。





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しずむ。

2013-05-09 16:18:25 | 日記

心の中でよくないものが、暴れようとしている。
時間があれば、
滝を見に行きたい。

ALS 在宅介護の限界。
あと数日すれば、救援が届く。

真っ直ぐ立て。
壁によりかかってもいい。
とにかく、立ってろ。

眠ったら、おしまい。
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あなたというそんざい。

2013-05-07 14:12:03 | 日記

あなたを見ていると、生きるってすごいことだと、感謝の想いでいっぱいになる。

あなたを見ていると、辛くて、もうやめたくなる。

努力も、祈りも、信じることも、

無意味なんじゃないかって。

生きるのが、辛い。

あなたの視線を感じると、恨み言を云いたくなる。

何が私を振るい立たせた? 思い出させてよ‥。

何故、こんな生き方を選んだ? 思い出したら、勇気はまた、湧いてくるのかな。





そこで、私は大学を出て、
小さな会社に就職して、
父も母も祖母も生きていて、

でも私は独りで暮らし、
小さな川のある、車がたくさん通る道から、ひとつ、路地裏に入った家で、
きっと、また別の病気を持ちながらも生きて、

きっと、あなたがたを身籠れなかった自分を嘆いているのだろう。



多分、あなたは昔、エクソシストだったんだと想う。
もしくは、これからそれに近い状態に落ち着くのか。

あなたは、髑髏と十字が似合うもの。
白と黒が、似合うもの。
その恐れは、過去と未来がもたらすもの。

でも、すでに打ち勝っている。
心配ない。もうひとつの、あなたの物語も。

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なつび。

2013-05-06 17:41:32 | 日記

29度だって。おいおい。

〔連休最後〕

父がケアだったんで、
午前中、買い物に行った。
短時間で切り上げて、家でお昼ご飯を食べて、
昼寝をした。

〔夕飯〕

真鱈のフライ、タルタルソース。
鶏肉のおこわ。
蕪ときのこの味噌汁。サラダ。



まだ、いろいろと自信がない。



明日も頑張らないと。

訪問リハビリと看護の日。


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なみだごえ。

2013-05-05 14:15:55 | 日記

〔節句〕

ということで、父が出前をとってくれて、
おいしい中華をみんなで食べた。

食べながら、
ミスターと松井選手の授賞式を見ていたんだけど、
感極まった徳光さんの声に、
みんなで笑ってしまったよ。

いやあ、感激したんでしょうね。
野球は普段見ないけど、
こんな私でもすごい光景だというのは感じた。

ゴジラが投げて、
ミスターが打って、
審判が総理。

すごい光景だ…。



〔微力な魔法〕

されど、続いてゆけば、頼りになる魔法。
毎月、小さな奇跡みたいなことが起こって、
どうにか難を逃れているような気がする。
生活がなりたっているのが、嘘のように想う。
だから、他人に「どうやって暮らしてるの?」と聞かれても、
答えられない。どうせ信じやしないだろうし、
逆に、つけいれられたり、利用されたりするのを恐れている。

内心、恐れている。非常に。

こんな生活がいつまで続くのだろうとか、
来月こそ死ぬのではなかろうかと、恐れてしまう瞬間があり、
そのたびに、いや、こういう時こそ、試されているのだと問いただす。
こういう時こそ、揺らぎない自信を持つこと。
それが、次の奇跡に繋がるのだろう。
歳をとること、
心が薄汚れること、疑うこと、
どれも、恐れてはならない。
子供を育てることと、病人を看取ることは、聖職だと、想っている。
そういう想いと共に、生きている。
天が与えてくれた、聖なるお仕事。

子供と病人には、かなわないよ…。



〔世界は魔力に満ちている〕

第一次成長期とか、
思春期とか、やたら不安定だった。
周りは魔法だらけで、
惡念を抱くことすら怖かった。
何かの事象につながってしまうのではないかという、妄想。
12の時から、祈りを始めた。
戦争が怖かった。
あれから、何度、戦争で死ぬ夢を見たか判らない。
父との関係に悩まされて、死にたいと想ったこともあった。
世界が絶望的だった。

どうして、人類は滅びないのだろう?
明日には滅んでしまうかも知れない。
私は、消えてしまわないだろうか。
生きることへの恐れ。消えることへの恐れ。
夢への恐れ。

オーストラリアに行きたいのも、
屋久島に行きたいのも、
そして行くことができない理由も、
なんだか、見えてしまう。

目を覚ましたくない、理由。

ひょっとしたら、今願ってることの、根底にあるものの正体って、


何故、人間を選んだかなんて、どうせみんな判ってるくせに。




世界のみんなが、目を覚ませばいいのに。



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