PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

初春の安倍奥を歩く さびめしを食す

2017年03月25日 21時45分10秒 | 富士山を見る

 先週の青笹山あるきに続き、今回も安倍川沿いの山行を計画する。
今回は安倍東山稜の最北に位置する安倍峠を目指し、峠から南下する周回を想定。

 駐車地到着は5時24分、気温は0℃。 天候は薄曇りの感じ。
服装は軽装、足元装備はチェーンスパイクのみ。 山杖(ストック)は夏仕様・・と前回同様の装備。

 午前5時53分:登山口に向けて歩き始める。旅館街を抜けて10分程で登山口に到着。
 
 林道はこの先で通行止めになっている。 通行止め期間は4月15日まで。

 歩き始めは雪は見られず、春の山歩きの感じで標高を上げていく。
標高1200mあたりから所々に残雪が見られ、標高1300mでは全面残雪路となる。

 チェーンスパイクを装着する

 つらら成長中

 気温は-1℃

 午前7時18分:林道出合
 
 八紘嶺の登山道入口

 今回は安部峠を目指して林道を歩く

 舗装路上に残雪は薄く残る 安倍峠入口に向かって林道を歩く

 午前7時33分:林道から沢へ下る分岐点
 
 先に続く林道の路面は次第に残雪が濃くなっている

 沢沿いの山道は鹿の踏み跡のみ
 
山蛭(ヒル)の生息地域であるが、この雪では遭遇の心配なし

 今回のコースは地図を頼りの歩き 現況に惑わされて右へ左へ

 次第に深くなる雪、踏み跡皆無の道程・・・
・・・ホントにこの道筋でいいのか、振り返って自分の踏み跡を見る。

 水源地の看板
 
 人工的なモノを見つけて一安心、ここまではコースを外れていない感

 午前8時29分:安倍峠到着

 ここまで2時間30分の時間消費・・・周回予定は無理?

 安倍峠起点の案内図

 ここから稜線に向かって勾配が急になる

 ・・・が、どこを歩けばいいのか

 なんとか稜線にたどりつくが、雪はさらに深くなりロングスパッツまで埋もれる登りに
少々不安になる。 途中撤退 なんてことになるのか。
 踏み跡の無い尾根沿いの行程、急勾配では蹴りを入れながらのキックステップで足場を固め
一人ラッセルは続く。

 ・・・撤退の目安は午前9時30分とする。 この時間迄に到達できる最初のピークはあるのか?
なんとも不安な心持でステップを踏みながら登る。

 さらなる試練・・・両側が切立った痩せ尾根の岩場、段差が大きく雪に覆われた足場は
滑って上がれず。 格闘数分?ロープを頼りになんとか這い上がり先へ進む。

 一山越えてその先のピーク

 午前9時25分:バラノ段
峠からの標高差160mに約1時間 行程時間は通常の倍?疲労感も倍

 富士山方向の展望は開けている

 左端は毛無山

 タカデッキ、毛無山頂ともに雲に覆われている
今回はここを撤退地点とする 復路に備えてニギリメシ、カレーパンで体力の充電開始

 午前9時55分:復路開始 休憩時間は30分

 下り行程は往路の踏み跡を辿る

 尾根下りを終え、安部峠からの沢沿いのルートは時間短縮を狙って林道歩きに変更

 林道のほうが積雪は少ない?と思っていたが・・大外れ
下り勾配と思っていたら上り勾配の始まり、さらに雪は深い。 完全に読み違いである。

 チェーンスパイクを履いた靴底には雪が厚く付着、何度も払落しながら歩を進める。

 新しくなったトイレ、駐車エリアもあり登山ポストも設置されている

 林道歩きの区間を終えて一息、残雪の山道を下る。
往路では凍っていた箇所は半凍結状態、柔らかな感触を足裏に感じながら下る。

 午後0時15分:駐車地に到着 復路の行程時間は2H20M

今回の山行、準備段階でスノーシューなんてのは考えもしなかった、タラレバになってしまうが
次回があるとすればスノーシューは携行品必須。 ストックもスノーバスケット仕様がベスト。

 山行の締めは前回同様に「うつろぎ
気になっていたさびめしを単品で注文する てんぷらも併せて注文。

 ご飯の上に鰹の削り節(ネコマンマである)、小皿にすり下ろされた山葵(ワサビ)と醤油の入れ物。
この山葵に醤油を少々入れて混ぜる⇒ この醤油混ぜ山葵をご飯に載せ、鰹節、ご飯を
かき混ぜて口の中に入れる・・・山葵の辛味でむせる、鼻に抜ける刺激に鼻水と目から涙。

 話のタネに一度は食したい、が二度目の挑戦は無いかなというところ。
鰹の削り節はパックに入っていたものをそのまま振り掛けた感あり。

 白飯にオカカとワサビと金山寺味噌+汁で600円。せめて白飯⇒酢飯、飯の中にワサビの茎
漬物
を混ぜ込むぐらいの工夫が欲しい。 天ぷらのかき揚げも前回より粗末な感じ大。
・・訪れた時間帯は駐車場がほぼ満車、店先(狭い)、別館ともに観光客で賑わう。

後記:
 山靴のつま先部分はキックステップで雪を蹴り込んだ跡が残りザラザラの状態。 カラーローション、
防水クリーム、
ワックスにてメンテナンスを実施。 元どおりのピカピカに戻す。

 翌日の天気は低気圧の通過で山沿いに雪が降ったようである。季節はであるが
山行は
に充分な対策が必要な感あり。

 end

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