東京大空襲から70年。
3月9日の夜から10日未明にかけて279機のB29が下町に来襲し、低高度から1665トンの焼夷弾を投下。
焼死、窒息死、水死、凍死などで10万人が死亡。
砂町の東京大空襲・戦災資料センターで東京空襲写真展を見てきました。
http://www.tokyo-sensai.net/
会場で貰ったパンフからの抜書き：
1942/04/18 初空襲（13機のB25：品川、荒川、牛込、水元など）
1944/11/24 B29による本格的空襲（荏原などの市街地も）
1944/11/27 59機のB29。渋谷、城東で44人死亡。
1944/11/29～30 神田、日本橋、浅草で夜間空襲。約30人死亡。
1944/12/03 杉並、練馬空襲。
20機のB29が中島飛行機武蔵製作所を爆撃。8機が市街地に来襲して約90人死亡。
都立10中の生徒が高井戸第4国民学校の後片付け作業をしている写真。
1945/01/01 神田空襲。佐久間町などで5人死亡。
1945/01/27 銀座空襲。56機のB29。530人死亡。
有楽町で電車を降りて避難した人々に爆弾が投下された。
1945/01/28 本郷、駒込空襲。根津神社と日医大を爆撃。
1945/02/17 砂町空襲。14人死亡。
1945/02/19 千駄ヶ谷へB29墜落。119機が386トンの爆弾を投下。300人死亡。
1945/02/25 都心、下町空襲。72機が411トンの焼夷弾を投下。195人死亡。
1945/03/04 巣鴨、駒込、目黒空襲。159機が522トンの爆弾投下。650人死亡。
1945/03/10 下町大空襲。
警報が遅れたこと、踏み止まって「火たたき、バケツリレー」をせよとの指導が徹底していたことなどで逃げ遅れ。
春一番の大風の日に市街地を焼き払い、戦意喪失を狙った。
1945/03/31 四谷空襲。1機。
1945/04/01 戸塚空襲。1機。
1945/04/02 武蔵野、練馬空襲。116機。
中島飛行機製作所などに1089トンの爆弾投下。200人死亡。
1945/04/04 立川、蒲田空襲。
立川飛行機に64機、220人死亡。蒲田などに18機、650人死亡。
1945/04/13～14 城北大空襲。329機が2038トンの焼夷弾と82トンの爆弾投下。
麹町、牛込、尾久、王子、池袋、巣鴨などを焼き払った。
1945/04/15 南部大空襲。109機が754トンの焼夷弾と15トンの爆弾で蒲田などを焼き払った。
1945/04/15 城南大空襲。520機が3646トンの焼夷弾投下。最大規模の来襲。
信濃町、道玄坂、慶応大学、泉岳寺などの被害写真。
1945/05/25～26 山の手大空襲。464機が3258トンの焼夷弾と4トンの爆弾投下。
都心から杉並にかけて被害。焼け跡に建つバラックなどの写真。
1945/08/02 八王子大空襲。市街地の80％が焼失。
中小都市空襲の一環。ビラを投下して空襲を予告。市街地と鉄道が目標。
1945/08/10 板橋空襲。陸軍造兵廠を目標に70機が320トンの爆弾投下。
住宅地にも被害、150人死亡。
終戦になって縁故疎開から東京に帰って来た時、汽車が上野に近くなって見えてきた風景は驚きでした。
焼けて骨格だけになった電車が線路に動かなくなっているのは異様です。
鉄道は兵器として空襲の主たる目標だったようです。
集団疎開の児童が戻るまで学校はどうなっていたのか覚えていません。
クラスは焼けなかった学校に間借りして、80人学級だったでしょうか。
授業時間中に教室を抜け出し、裏の墓地で墓石を動かして遊んでいたという子が何人もいました。
中東でイスラム教の各派が争い、一般の人々が家を失い困窮している映像を見るたびに、
20世紀の戦争が今も続いているとしか思えません。
極東の首相は「我が国もテロとの戦争に参加する」と言っていました。
本土が遠ければ国が戦禍にまみれることはないと高をくくっているのでしょうか。
ボスは「指示」さえすればよく、後は手のものが動く筈だと信じているようで、いじめっ子の世界とそっくりです。
お国のためだと信じている間に死んだ人々は、残念でこそあれ、これを尊べと言われてその気になれるでしょうか。
何を正義だと説くにしろ、どこかの国の人々を鬼畜として憎悪するのはもう御免です。
3月9日の夜から10日未明にかけて279機のB29が下町に来襲し、低高度から1665トンの焼夷弾を投下。
焼死、窒息死、水死、凍死などで10万人が死亡。
砂町の東京大空襲・戦災資料センターで東京空襲写真展を見てきました。
http://www.tokyo-sensai.net/
会場で貰ったパンフからの抜書き：
1942/04/18 初空襲（13機のB25：品川、荒川、牛込、水元など）
1944/11/24 B29による本格的空襲（荏原などの市街地も）
1944/11/27 59機のB29。渋谷、城東で44人死亡。
1944/11/29～30 神田、日本橋、浅草で夜間空襲。約30人死亡。
1944/12/03 杉並、練馬空襲。
20機のB29が中島飛行機武蔵製作所を爆撃。8機が市街地に来襲して約90人死亡。
都立10中の生徒が高井戸第4国民学校の後片付け作業をしている写真。
1945/01/01 神田空襲。佐久間町などで5人死亡。
1945/01/27 銀座空襲。56機のB29。530人死亡。
有楽町で電車を降りて避難した人々に爆弾が投下された。
1945/01/28 本郷、駒込空襲。根津神社と日医大を爆撃。
1945/02/17 砂町空襲。14人死亡。
1945/02/19 千駄ヶ谷へB29墜落。119機が386トンの爆弾を投下。300人死亡。
1945/02/25 都心、下町空襲。72機が411トンの焼夷弾を投下。195人死亡。
1945/03/04 巣鴨、駒込、目黒空襲。159機が522トンの爆弾投下。650人死亡。
1945/03/10 下町大空襲。
警報が遅れたこと、踏み止まって「火たたき、バケツリレー」をせよとの指導が徹底していたことなどで逃げ遅れ。
春一番の大風の日に市街地を焼き払い、戦意喪失を狙った。
1945/03/31 四谷空襲。1機。
1945/04/01 戸塚空襲。1機。
1945/04/02 武蔵野、練馬空襲。116機。
中島飛行機製作所などに1089トンの爆弾投下。200人死亡。
1945/04/04 立川、蒲田空襲。
立川飛行機に64機、220人死亡。蒲田などに18機、650人死亡。
1945/04/13～14 城北大空襲。329機が2038トンの焼夷弾と82トンの爆弾投下。
麹町、牛込、尾久、王子、池袋、巣鴨などを焼き払った。
1945/04/15 南部大空襲。109機が754トンの焼夷弾と15トンの爆弾で蒲田などを焼き払った。
1945/04/15 城南大空襲。520機が3646トンの焼夷弾投下。最大規模の来襲。
信濃町、道玄坂、慶応大学、泉岳寺などの被害写真。
1945/05/25～26 山の手大空襲。464機が3258トンの焼夷弾と4トンの爆弾投下。
都心から杉並にかけて被害。焼け跡に建つバラックなどの写真。
1945/08/02 八王子大空襲。市街地の80％が焼失。
中小都市空襲の一環。ビラを投下して空襲を予告。市街地と鉄道が目標。
1945/08/10 板橋空襲。陸軍造兵廠を目標に70機が320トンの爆弾投下。
住宅地にも被害、150人死亡。
終戦になって縁故疎開から東京に帰って来た時、汽車が上野に近くなって見えてきた風景は驚きでした。
焼けて骨格だけになった電車が線路に動かなくなっているのは異様です。
鉄道は兵器として空襲の主たる目標だったようです。
集団疎開の児童が戻るまで学校はどうなっていたのか覚えていません。
クラスは焼けなかった学校に間借りして、80人学級だったでしょうか。
授業時間中に教室を抜け出し、裏の墓地で墓石を動かして遊んでいたという子が何人もいました。
中東でイスラム教の各派が争い、一般の人々が家を失い困窮している映像を見るたびに、
20世紀の戦争が今も続いているとしか思えません。
極東の首相は「我が国もテロとの戦争に参加する」と言っていました。
本土が遠ければ国が戦禍にまみれることはないと高をくくっているのでしょうか。
ボスは「指示」さえすればよく、後は手のものが動く筈だと信じているようで、いじめっ子の世界とそっくりです。
お国のためだと信じている間に死んだ人々は、残念でこそあれ、これを尊べと言われてその気になれるでしょうか。
何を正義だと説くにしろ、どこかの国の人々を鬼畜として憎悪するのはもう御免です。
