プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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中島薫著「お金の哲学」サンマーク文庫 読みました

2014-02-12 09:16:08 | 読んだ本
ひょんなことから知り合った
Iyokoさんに黒感情の本を差し上げたら、
お金の哲学」をいただきました。



お金というものと
どんなふうにかかわればいいかについて、
とてもわかりやすく書いてあります。

たとえば、ときどき冗談で
「目指せ、印税生活!」
などとつぶやいているのですが、
それが冗談レベルにとどまるのは、
お金が目的になってしまうことに
大きな躊躇があるからです。

もしかしたら、これは役に立つかも?
と思うようなことをがんばって本に書いたら、
結果としてお金が手元に来た、という
ような形があらまほしいと思うのです。

もてたいと思ってがんばるのではなく、
「こういう生き方、好きなんですよ」
と思って自分なりにやってたら、
なんかまわりからも「いいね」となる。
そんなふうであって欲しいというような。

この本はそんなスタンスです。
お金をもうけるためにどうすればいいか、
という方向性ではなく、
お金とこんなふうにかかわっていると、
結果としてお金が手元に来ますよ、と。

ここにある哲学はそこはかとなく親から
教わったお金とのつきあい方と共通するものが
多く、何か裏書きをもらった気分。

そして、不思議に思っていた
「ちょっとお金が必要だなぁ」
と思うと原稿依頼が来たり、講演依頼が入ったり、
「でも、こっちにいるし動けないなぁ」と思うと
増刷っていう形でご褒美のようにいただけたり。
そういうことって、
いろんなところで起こっているのですね。

そういうことが起こるので、
どこかでお返しをしなくちゃと思うのです。
いただいた方に直接返せないという場合、
その人ではないだれかにお返しするというのが、
いいお返しの仕方のような気がしています。
そういうわけで、ボランティアをしたり、
チャリティに協力したくなったりします。

「それがいいことだから」とか
「それは意義あることだから」とか
ではないので、
「偉いですね」
と言われると
「イエイエ、違うんです」
と。

「いただきもの」と「お返し」との心内バランス、
のようなものなのかもしれませんね。

原稿が書けたり、講演したり、増刷になったり
ということが、自分の才覚や能力だというふうに
あんまり思ってないからかもしれませんね。
たまたま、なのですから。
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