『ＯＫ?!』-raku父にまつわる話5

raku父がドイツを旅行した時の事。
ハイデルベルグ城というのがあり、その周りは石畳の城下町。

raku父はその石畳につまづいて、靴底が取れてしまった、らしい･･･。
まだ、旅行も始まったばかり。
歩きやすかった靴の替えなど持って来ている訳もなく困った父。

仕方なく取れた靴底を自分でくっ付けることにした。
文房具屋を見つけ、接着剤を購入。
･･･いつも感心するのだが、raku父のゼスチャーは万国共通。
父の言いたい事が、異国の人々に通じる。
その時もなんの問題もなく、日本語が通じる訳もないドイツの城下町の文房具屋で接着剤を手に入れた。

そして、靴底を自ら修理。
結構ちゃんとくっ付いて、再びツアーを楽しむ事が出来たらしい。

･････しかし、しばらくして、『なんで私はずうぅっとＯＫサインを出しているんだろう。』
と歩きながら思ったようだ。
ＯＫサインを出したまま歩く自分に疑問を持ち、しばらくは深く考えずＯＫサインのまま歩いていた。
･････それでも、ご飯を食べたりするのに不便だ!!と思い原因を追求。
「うーぅぅぅぅん」
･･････自ら行った靴の修理で、靴底と一緒に自分の親指と人差し指もくっ付けてしまったのだ。
靴底もしっかりくっ付いたが、自分の手もくっ付けた父。

･････無事、手のほうは取れ、食事にはありつけたみたいだけどね。

しあわせレシピ：慌てず、騒がず、わりと簡単に解決することもある。