振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

今年も立木観音で柚子湯をいただく

2019-01-12 14:48:42 | 日記
立木観音に初めてお参りをしたのは、確か42歳の厄年の時だった。その後、行かない年もあったと思うがこの20年近くは欠かさずにお参りをしている。正月の三が日は参拝客で混雑するのでそれを避け、今年は天気も良かった8日にお参りをした。
石段と階段状の登り道が連続して約800段あり、石段と石段の間にある踊り場以外には歩くところはない。最近はスローペースで登りながらも、休まないで一気に登ることにしている。

参道入口から少し登ると立木山の開祖、弘法大師の銅像が参拝客を迎えてくれる。



更に急な石段を登ると四丁と刻まれた丁石があり、既にハアーハアーと息が切れそうになる。



少しペースを落としながらも止まらないようにして、呼吸はマラソンのように2回吐いて2回吸うようにする。

三丁の丁石が現れる頃には呼吸のリズムは安定してきたが、膝あたりが重たくなってきた。



このあたりでは立ち止まって休んでいる人もいるがこちらは黙々と登る。

二丁のあたりになると、上の方から梵鐘の音も聞こえて来る。



一丁まで来ればあと少しだ。全部で五丁あるとすると、残りは160段くらいだ。



今日は参拝客も多く無く、平日のためか年配者が多いので自分を追い越して登って行った人はゼロだ。入口から約20分で最後の階段を登って観音堂に着いた。





先ずは参拝して、護摩木に願い事を書いて奉納、裏手の山にある鐘楼で鐘をひと撞き、更に登って奥之院に参拝。





ここに来ると参拝以外の楽しみがある。それはお茶処に用意された柚子湯をいただくことだ。





柚子湯以外にお茶と昆布茶があるが、石段を登って来て疲れた身体に少し酸っぱい柚子湯が美味しい。

今年も800段を休むことなく登れたことは嬉しい。体力が少しずつ衰えてゆくのは止むを得ないが、ゆっくりでもマイペースは維持してゆきたいものだ。