振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

持参したレトルトカレーのご飯にはカオニャが良い

2019-01-27 21:31:26 | チェンマイステイ
チェンマイでの我々の食事は外食が中心だが、外食に飽きた時のためにレトルトカレーやインスタント麺を持参している。ご飯はスーパーや市場で買うが、レトルトカレーにはカオニャ(タイのもち米)が一番美味しいと思う。



最初はナイロン袋やパックに入れて売っているタイ米のご飯を買って食べていたが、ある時市場で炊いたばかりのご飯を釜の中でかき回していたのでそれを指差しで買った。宿に戻るとそれがカオニャだとわかったが、カレーをかけて食べるととても旨かった。

弾力があって噛み応えがあり、フツーのタイ米のようにパサパサせず、独特の臭いもしない。わずかな甘味があって辛口のカレーによく合う。

残ったカオニャに、これまた持参の梅干しを少し乗せて韓国海苔で巻いて食べたが、お餅のようでこれも旨い。



近くのターニン市場にはご飯だけを売る店が数店舗あり、確かではないが扱い量ではカオニャが一番多いように見える。北部タイやラオスではカオニャが主食の座にあるようだ。

宿のレストランもそうだがタイ料理にはフツーのタイ米が出て、おかずとご飯を交互に口に入れる日本食と違って、おかずをご飯にぶっかけてスプーンで一緒に口に入れる。こうするとパサパサで少し臭いのあるタイ米も食べやすくなる。

カオマンガイのご飯は予め鳥のスープで炊いてあり、カオパット(チャーハン)などもそうで、タイ米だからこそ食感も良く旨い。

日本食レストランではタイ北部で生産された日本米が出される。日本で言うブランド米も生産されているようだが、こちらでいつも食べるのはフツーの日本米だと思う。宿のレストランもトンカツ定食などには日本米のご飯が出るが、フツーのレベルで美味しいだけ。でも十分だ。



初めてカオニャを食べたのは17年前のチェンマイで、民族舞踊を見ながら食事をしたカントークディナーだった。蓋のついた小さい竹かごに入った冷めたカオニャは周辺が固くなっていて、少ししか口にできなかった。それ以来カオニャのイメージが固定されていたのだ。

市場て買った炊きたてのカオニャは大変美味しく、翌日までしっかりラッピングしてチンしたものでも美味しい。食事の選択肢が増えたのはありがたい。