15年前の1月17日
兵庫県宝塚市
目が覚めたとき
まさに悪夢の中にいた
震度6強
ゴゴーっと唸るような音と
突き上げる揺れ
あちこちで物が倒れる音
割れる音
九州生まれで九州育ちのくうママは
揺れが地震だと気がつくのに時間がかかった
家ごと遊園地の遊具のように揺れ
家具はすべて倒れ
目を開けると目の前に箪笥があった
倒れた箪笥が壁に引っかかり40センチほどの隙間ができた中にいた
大型TVも隣の部屋まで転がり
鍵をかけていた窓もすべて全開
蛍光灯もねもとからコードが抜けて振り切れて床に落ちていた
洗濯洗剤は床にこぼれ
壁には穴が開いていた
玄関も靴であふれ
上下につぶされる形で歪んだ建物のせいで
二階部分に住んでいた我が家の玄関はなかなか開けることができなかった
通路階段すべてに亀裂が入り
町からは明かりが消え
真っ暗闇だった
日が昇って周りの見渡すと
道から向こうは平野が広がっていた 建物がつぶれていたのだ
断層が走っている場所が命運を分けた
余震はやまず
ぱらぱらと天井からなにかが崩れる音がする
ガスも電気も止まったけど
幸い近くでの火災はない
地域の誘導があったが
避難所へは向かわず
比較的被害が少ない隣町の友人宅に何家族か身をよせた
テレビを見れたのはその日の夕方
そこには目を疑うような光景が広がっていた
市内を覆う 火の海
どんどんと増える死者の数・・・
震災は6434人の命をのみ込んだ
あの日から数年
暗い部屋では寝れない 入れない
パジャマで寝れなかったり
少しの揺れにも敏感に反応したり・・・
最近は暗闇にも慣れたし
パジャマでも寝れる!
相変わらず 揺れには 犬より 敏感に感じるけどね
ちなみに・・・
帰福して
福岡西方沖地震にもみまわれたらむくう家でした^^;