Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

手賀沼、秋 Ⅱ            2021年9月10日 金曜日

2021-09-11 15:29:06 | サイクリング・自転車旅
 6月の4日に今年初めて鉢植えの朝顔が咲いた。それから3か月、数日おきに一つまた一つと涼しげな花を見せてくれた。
 もうおしまいだろうと思っていたら、思いがけなく今朝、また一輪咲いていたので嬉しかった。
 花は咲き初めのころの半分ほどの大きさで、色はいくらか薄く見えるが、みずみずしさは変わらずに形もしっかりしている。3か月以上も楽しませてくれた。



 天気がいいので、今日もまた手賀沼へ向かう。
 秋の空は高い。日差しが気持ちいい。



 道のわきの草むらに珍しい(?)蝶を見つけた。ヒョウモン蝶というらしい。
 なにも昆虫に興味が移ったわけではないが、見ているうちに感傷のようなものが生まれてきたのだ。過ぎていく時間と季節の中で、この蝶もまた二度とこの世界に生まれてくることがない。そう思うと、こうして生きている姿が妙にいじらしく思えてくるのだ。



 たくさんのヒメモロコシの花の揺れる道を行く。大津川沿いのこの道は秋になるといつもこうだ。



 手賀沼は今日は日差しが明るい。





 風もほとんどなく、のどかな日差しに満ちている。



 木下にあるひょうたん池から山道を上る。ミンミンゼミとツクツクボウシがやかましいほど鳴きしきっている。彼らもやはり精一杯生きているんだね。



 昨日の雨もまだ乾かず、しっとりと濡れた路面の木陰はとても涼しい。



 家の近くまで戻ってきた。今まで、いつも何気なく通り過ぎていた道だが、こうして写真に写してみるとなかなかいい景色だ。新しい発見だね。



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2 コメント

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Unknown (B)
2021-09-21 12:51:24
みみさん、ちょうちょや蝉に、一期一会を観じましたか。
まったく、切ないものですね、人生なんて。
自分は先日我が家に現れた蛇に、がんばれってエールを思いました。
やはり、己が命の消えゆくころにはみんな今此処、刹那に生きている者どおしに憐れみを抱くものなのでしょうね。
ましてや、秋ですものね。
おセンチな季節でもありますね。
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Bさん、こんにちは。 (みみ爺)
2021-09-21 18:39:44
たぶんBさんのおっしゃる通りだと思います。
この頃自分が死ぬことは怖くないと思うようになっています。ですが、死にたくはないですね。この世の中のいろいろなものが好きなんです。雲も雨も風も日差しも。それから蝉の声も犬の鳴く声も、それからそれから、数え上げたらきりがありません。だから死にたくないんです。いつまでも生きることに縋り付いていたいです。
そういえば、ずいぶん大きな蛇でしたね。びっくりです。私だったら、腰を抜かしているかも知れません。
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