みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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✿揺れる花々

2017年07月04日 | ✿読書
私の小さい頃の夢は
画板と色鉛筆を携えて 日本中の花々を眺めながら
スケッチ旅行すること。でした。


こないだ、NHKの “足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ” という番組で、
その私の夢を100%実現していらっしゃる方を知りました。
甲斐信枝さん。



ネット画像




御年86歳のおばあちゃま。絵本作家です。
プロフィールを紹介します。
生年月日:1930年生まれ
出身地:広島県 京都府京都市嵯峨野在住
大きなかばんと麦わら帽子がトレードマーク。






何度かこの番組を見て(再放送もありましたので)、買おう。
やっぱり、買おう。と、
この度 「雑草のくらし」と「たねがとぶ」の2冊の絵本を購入しました。





ページを開くたびに、ある意味 写真よりも
その植物に寄り添う 精密なスケッチが並んでいます。



「雑草のくらし」
1985年4月30日 初版1刷発行
2017年4月15日 第16刷発行

植物はどんなくらしをしているのか?雑草の世界を5年にわたって見つめ続けてきた著者が、精魂傾けて描く、比類なく美しくドラマにみちた大型科学絵本。





「たねがとぶ」
1987年4月1日 初版1刷発行
2017年4月20日 第11刷発行

植物は、たねを散らすことで移動し、その分布を広げます。綿毛を風にのせて飛ばすもの、さやの弾力で飛ばすもの。身近な雑草を例に、たねの散布の工夫を楽しく描きます。






甲斐信枝さんの絵本は「科学絵本」と呼ばれているそうです。
観察や科学に基づいて製作されているからです。


ときに寝そべり植物たちに語りかける。
植物は 甲斐信枝さんにとって 家族なのですね。


ページを開き、甲斐信枝さんのスケッチを見る毎に
生活のしがらみに押しつぶされ
夢が夢で終わってしまったあの日の花々たちが ゆらゆらと揺れます。




“脱皮節”は作者の奥さんの文字です。
ダッピィズよろしくお願いします。

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コメント (13)
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