しあわせって

３つくらい、コラムに書きたいことがあって

ひとつは→「１Ｑ８４」の感想。・・・まぁ、これはまたにしよう。



先日ＮＨＫ『Ｗ×Ｗ』ワンダーワンダーという番組で

京都の西本願寺の、御影堂の修復について放送されていた。

（ぐっさん司会で、つんくさんとかも出演しており）



それを、おとうさん＆おかあさんが録画してくれたので

ここ支坊にて（説教所）先日、みんなで鑑賞しました！



「何トン」という屋根を支える部分の木には

最初から曲がっている木を見つけて、運ぶんだそうな。



それを「根まがりの木」と言って




雪の重み・強風など、苦境にさらされて

耐えぬいてきた「曲がった木」の方が、


まっすぐな木と比べて、丈夫なんだそうです。


人間と同じなんだなぁ・・・と痛く感動。



人間は単純に「順風→良し」「困難・逆境→悪し」と

思ってしまいがちだけど、そうじゃないんだなぁ～



芯の強い人、と言うのは

そういった「苦しみ」を、いっぱい経験してきた人

なのかもしれないなぁ～




きのうの事。ネットニュースを見ていると。


平成２０年度「国民生活選好度調査」の結果が載っていた。


「不況で経済的には苦しくなったが

生活は満たされている。でも老後は不安だ」

というのが、国民意識だそうで。


９割の人が、暮らし向きが悪くなったと感じているのに
（調査開始以来・過去最低）

生活に満足している人は、前年に比べて増加しているとか。


ということは、必ずしも「経済状況＝幸せ」

の図式が、成立するとは言えないのかもしれない？？



そして「日常生活で満たされていることは？」

と、充足度を聞いたところ

６０項目中で、一番高かったのが

「親子間の対話があり、互いに相手を信頼していること」



ふと。ご法話で、Ｆ先生やＡ先生が

南アジアの国「ブータン」の人々のことを

話して下さったのを思い出した。



ブータンの人々は、貧しいにも関わらず

みんながみんな、幸せだと答えるそうです。



ＧＮＰ（国民総生産）じゃなくて、

ＧＮＨ（国民総幸福量）ハピネスが１００％なんだとか。



わたし達は「こうであったら、しあわせなハズ・・・」と

思って疑うことなく、追いかけているものがあったりする。



でも敢えて、疑ってみるのもアリかもしれない。



しあわせを追い求めて、たどり着いたと思ったら

「これじゃない、、、」なんて☆



しあわせの青い鳥は、たぶんきっと

「わたし」自身、「あなた」自身・・・かもしれない


ちなみに。老後と言わず、

誰もが、一寸先はわからない命なのですが。


何があってもなくても、人間、先が気になるものですね～


あぁ、ねむい。これもまた、生かされている証拠