お客さんは、椅子席で200。
整理番号は73、74だったので
半分よりちょっと前くらいの、
ど真ん中(センター)の席を確保。
早く始まって欲しい、でも終わって欲しくない
複雑な気持ちで待つ。
秋色シャツの藤巻さん、さらりと登場。
曲が始まる。
一瞬で、惹きこまれる。
なんだろう、、あの透き通った声。
唯一無二。
この世に、
こんな響きがあるだろうか。
内側から全身に、鳥肌が立ち
胸がいっぱいになる。
彼の声と、詩とメロディで満ちて
体いっぱい、心いっぱい
わたしの容量を超えて、
息をするのも忘れてしまう位。
どの曲も、あまりに素晴らしくて
このライブレポ、
どこから何を書いていいか・・・
1曲目は「春の嵐」
~雲から出た1滴の雨が
やがて海へ、1つになる~
といった様な歌詞があって
思わず「如衆水入海一味」が
頭をよぎる。
お経に書かれてあるようなことを
感性でとらえて歌っている、すごさ、、
ちょっと、もっと何回も、ゆっくり聴きたい。
ライブ後に、若院に
良かった曲を尋ねてみたら
やっぱり、一致した。
「春の嵐」「音の花」「死にたいくらい」・・・
「twilight」とか「四季追い歌」とか、
もう全曲、どれも良いのだけれど
~言葉にならないから泣くんだろう、
訳もなくおかしくて笑うんだろう、
君の荷物を半分持たせてよ、、
冗談のひとつも言わせてよ・・?~(歌詞は曖昧)
言える事は
最初から、最後まで
胸がいっぱいだったということ。。
こころが動きっぱなし。
「あぁ、自分はいま、ここに生きているんだ」
と、感じさせられる。
心動くことなく、
ただ時間が、過ぎるばかりでは
擦り切れてしまう、、
藤巻さんの、まっすぐな心の響きに共鳴。
同じ時代に生きることができる、幸せ。
同じ時間・空間で
ほんとうに近い所で、歌声を聴ける幸せ。
感受性が鋭いだけに、
苦しいことも、いっぱいあると思うけれど
ただ、、ほんとうに、心から・・・
歌い続けて欲しいと、願うばかりです。
彼みたいな、アーティストを
表現者を、わたしは大切にしたいと思うのです。
藤巻さん、すごく腹を据えた感がありました。
MCも、落ち着いた雰囲気で
本音で語ってくれたことを、嬉しく思いました。
1つの音楽を創るだけでも、
本当に大変なことなのに
創り続けて、歌い続けてくれてありがとう、、、
これからも、ずっとずっと
いっしょに歩んで行きましょう
どこまでも、どこまでも。