ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

ぞうさんと死

2013-02-26 15:31:43 | Weblog
大気が汚染されて、
肺などに悪いと聞くと

くもり空の下、むっと腹を立てる
自分がいたりして

2歳のこどもを見て
たまらなくなったりもする。

でも待てよ、
よく考えれば、それは

わたしが、ここに存在するからじゃないか…

青い空を奪う人間でありながら
青い空の下で生きたいと願う

わたしの欲望が、思考が
絡み合ったままになる。


先日のこと。
たまたま、昼間に見たテレビで

おもしろい事をやっていた。

「頭のよい動物ベスト5」

まぁ、お猿さんじゃないのと
適当に見ていたら

1位 イルカ   
2位 大型霊長類
3位 ぞう
4位 からす
5位 シャチ

(4位と5位の順番が、違うかも…??)

それぞれ、獲物をしとめる方法のスマートさ
道具を使える、他の動物に愛情をかける
意志疎通に手話をする、遊びをする…etc.

ふむふむ。ごもっとも!といった理由だった

が、3位の「ぞう」には驚かされた

『死の意味を理解する』 とか。

仲間のぞうが死んだとき、
何頭ものぞうが、数日の間

そばに寄り添って、体をなでて偲び

後には、木の枝や葉で?
死んだ体を隠すそうだ。

そして、更に驚いたことに

長期間、そこを離れていても
また戻って来て
いわゆる、お墓参りをするという

びっくりを通り超して、感動した。
それって、何よりすごい事なのでは、、

死んだらおしまいとか
すぐ火葬して…とか、

言っている場合じゃないぞ人間!

というか、しっかりしろ自分 
人間であり、僧侶であるわたしが

ぞうから何を学び、何を伝えてゆくのか
これからの課題です。


ちなみに、お釈迦様が生まれるとき
マーヤー夫人のお腹に、
白い象が入っていったという

有名な話があるんだけれど

「なんで象なのか?」
自分の中にあった、疑問にならないほどの疑問

→「机と言うから、机でしょう」と、納得していたのが

な、な、な、なるほどーーー 
だから象なのかと、妙にストンと落ちた訳です。


同じくテレビで、これを見た若院は

仏教青年会の集まりのとき、「ぞう」の話で
ご法話をしてくれました。そして

「死ぬんだけれど、
死なない命に出遇うことができるのが
唯一、人間である」

と話してくれました。これまた、なるほどなるほど。

自分の命の、前にも後にも繋がっている
終わらない命。自分を包括している
「おおきな命」に出遇うこと、、、

なんだか。ぞうが、めちゃくちゃ好きになった…
コメント (10)
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100万回生きたねこ

2013-02-17 21:12:30 | Weblog
きょう。午前中は
寺族若婦人会の集まりへ

新しい組(そ)になって、
初めてのお顔合わせ

これから、よろしくお願いします
と、心新たにご挨拶 

午後。昨年からチケットをとっていた
ミュージカル「100万回生きたねこ」へ
若院と一緒に、行って来ました!!

最後に舞台を観たのは、いつだったか・・・
何年前のことか・・・もう忘れてしまった。

本当に久しぶりの舞台で、
なんとしてでも観たかったもの。

なんと!原作が、佐野洋子さんの絵本の
「100万回生きたねこ」

主演は、森山未來さん×満島ひかりさん

それだけでも、すごい事なのに


イスラエルの演出家、
インバル・ヒントさん×アブシャロム・ホラックさんが

もっっっのすごく、素晴らしかった

この度の舞台で、初めて彼らの存在を知った。


東京・大阪・北九州・広島と上演されて
きょうは楽日だった!!

ひと言で、感想を表すとすれば・・・

「二度と、こんな素晴らしい舞台を観る事は
できないだろう、、、」

立体感あふれる舞台の創り?
は、これまで観たことのない様なもので

音楽のメロディの美しさ、使われる楽器の音の素朴さ、
歌詞&台詞の深さ、振付のユニークさ
明かりや影にいたるまでの演出、

幼い頃からあらゆるダンスに精通している
森山さんが、自在に身体を操る「ねこ」

とにかく、その透明感あふれる
まっすぐな声が、ストンと心に落ちる
満島さんの声。

おとぎの国の中に迷い込んだような
2時間。

それでいて、描かれているのは
ものすごくリアルな生死。

感動しっぱなしで
どこがどうという、理屈を超えて

次から次へと、涙があふれて来た。
こころの内側から
ゾクゾクと、何度も鳥肌が立った。


すべてが素晴らしかった中で
特にこころに残った台詞は

「生きているのか死んでいるのか、曖昧なのよ・・・
耳は遠くなったはずなのに、静けさは聞こえる。
ねこちゃん、死んじゃったのかしら。
それとも、わたしが死んじゃったのかしら・・・
どうしてかしら、悲しくないのに涙が出てくるわ」

といったような(わたしの覚えも曖昧です
老婆の台詞。


あと、「俺は100万回も死んだんだぜ!」
と、威張るねこに

「そう。じゃ、あなたは何回生きたの?」
と尋ねる、白いねこの台詞。



原作の絵本を読んだときは

ねこの生きざまにしか、目がいかなかったのだけれど

舞台では

ねこが、生きたり死んだりする間に関わる
「人間たち」の生きざまや、葛藤、悲しみ、苦しみ、

も感じられる事ができた。



舞台を見終えて、素直に感じたのは



大切なものに出あって初めて、
ほんとうに「生きる」ことができる

大切なものに出あって初めて、
生きるよろこびや、死の悲しみを知る


のだということ。


そして、だからこそ

よろこびや悲しみがあるというのは、
大切なものに出あっている、とも言える・・・

とか何とか。いろいろと思いました。


絵本を読まれたことのない方は、
手にとってみて下さい。

読まれる予定のない方には、
内容を紹介すると・・・




100万回も、生まれたり死んだり
繰り返していた「ねこ」

「ねこ」は、1回も なきませんでした。

が、一匹の白いねこに出あい
いっしょに、いつまでも、生きていたいと思います。

そして。その白いねこが動かなくなるとき
初めて「ねこ」は涙します。100万回も。

ねこは、もう、けっして 生きかえりませんでした。
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残り雪

2013-02-12 16:30:30 | Weblog
日曜。地元の公民館へ。
俳句会に参加して来た 

わたしの生活は

ご飯作って→ こどものオムツ変えて→ ・・・
の、繰り返しの日々なので

句会に参加すると

集中する、ピリッとした空気を感じたり

ペンを持って字を書いたり

・・・頭を使ったりして!?
とても新鮮な気持ちになる。


そして、この日は

俳句のお仲間9名で
吟行(ぎんこう)して来た

山を歩いて、そのとき見たもの感じたものを
俳句にして→発表し合う。


まだまだ寒い中、枯れかけたサザンカ
蕾ばかりの椿、水仙。。

いろんなものを目にした。

なんと、隕石の落ちた後の穴!
というのもあった

この日は、小3の女の子もいたので
うちの2歳児も、連れて行った。

足が強くて、どんな山道・坂道も平気
上ったり下りたり。。

そして
木の実や、石ころ、落ちた花を拾っては
ベンチに乗せていた。(写真:その時のもの)

残り雪のかたまりを、木の枝に刺して
持って来たり

歩き終えて、公民館へ戻って
みなさんでお弁当を食べました
遠足気分の、楽しい一日☆

追伸:お弁当の、おつゆを作って下さった方が
お花の型で、お豆腐をかたどっておられて

とっっても感動しました!ほんのひと手間で
いただく時、あたたかく嬉しい気持ちに。

これぞ、俳句に親しんでこられた大先輩だ!
と思いました。・・・いつかマネしよっと
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遅ればせながら

2013-02-12 16:27:31 | Weblog
先日作った、チーズケーキ。

きれいに焼けた!はずが・・・

冷蔵庫に入れていたら
表面が、割れてしまった 
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さむい、ねむい

2013-02-09 03:49:57 | Weblog
9日が若院の誕生日なので
夜、チーズケーキを焼いた。

自分もケーキ作りをしたいと
度々やって来ては、手伝ってくれる?子供と

必死に格闘しながら。


その後。子供を寝かしつけていたら
いつの間にか、寝かされていた私。


変な時間に目覚める。


今日はお寺で、大遠忌法要の会議もあるし
これからまた、眠るんだけど


先日。ふらり寄った本屋で
興味深い本を見つけた。


「月の満ちかけ絵本」
大枝史郎・文 佐藤みき・絵(あすなろ書房)


お月さまについて
いろいろと詳しく書かれてある。

ゆっくり、大切に読んでみたい。

追伸:チーズケーキの写真はまたUPします。
今回は、うまく焼けたかも。


覚え書き。

親鸞聖人が、お得度の時に詠まれた有名な歌

あすありと思ふ心のあだ桜
よはに嵐の吹かぬものかは

これは、命の儚さを
表されたものだけれど

嵐というのは

こころに吹き荒れる嵐、、、
の意味もあるのかなぁと

歯磨きをしながら、ふと思う。
さぁ、もう眠ろう。深夜の更新でした
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紙風船

2013-02-08 17:30:55 | Weblog
和菓屋さんで、こどもに
昔懐かしいおもちゃを頂いた。


紙風船と、


ストローの先に風船がついていて
ふくらませた風船が、しぼむ時

プワァーッと音がするものと、


ストローについた丸まった紙が
吹くと、ひょろひょろと伸びるやつ。


・・・なんて下手な説明。笑。


私が子供の頃、駄菓子屋さんで買っては
よろこんで遊んだ物たち 



いま改めて。紙風船を眺めてみると
その美しさに驚かされる。



優しい色づかい、あたたかい紙の手触り。
作られた感のない、自然な丸みと


強く触れると、しぼんでしまう繊細さ。
失いたくない何かが、そこにある様な気がする。
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お揚げ丼。

2013-02-07 20:35:11 | Weblog
きょう。新潟の、立派なお揚げを頂き

早速、お揚げ丼にして
いただきました。お腹がいっぱい。

自身ちょっと、迷宮入りしているので

いつか、トンネルをぬけられたらいいなと
思う日々です。春は来るかな、、
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大根おろし

2013-02-03 21:37:42 | Weblog
昨日は久しぶりに
料理教室に行って来た。

そこで初めて知った。


大根おろしは、力まかせに
急いでやると→苦くなるということを☆

し、しらなかった・・・。


いつも、力いっぱい手際よく!


手や腕が痛いのを我慢して
必死に頑張って!!おろしていた。。



大根おろし。



丁寧に落ち着いてやる事で
繊維が壊れず、苦くならないそうだ。驚。


ふ~む、これは人生にも通じるかも。


頑張るのは良い事だけど
頑張ったからと言って


必ずしも、良い結果とは限らない。


案外、肩の力をぬいてみたら
うまくいく時もあったりして。


・・・。


大根おろしは必死でも
人生においては、脱力しっぱなしの私。


これは逆に、力を入れてみた方が良い


何を考えているのやら
わからなくなってきた。笑。

今日はここまで~お手あげ


写真:夕食に作った、エビと鶏のマカロニグラタン。
大根おろしじゃなくて、ますます意味不明。
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