![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/be/566b896769f011143a5ba2406607e98c.jpg)
伝統俳句協会の「花鳥諷詠」2月号に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_uru.gif)
若院の俳句が30句、掲載されました。
依頼を受けての掲載で、
事前にわかっていたものの
本が届くと嬉しいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
俳句を始めて5年目。
わたしは、句を詠むことから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_s.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
久しく遠のいていますが
若院は続けています。
続けるのは、何事も大変で大切ですね。
努力と才能、どちらもいるのかもしれません。
夫婦で同い年。共にお坊さんだし
興味あるものが似ているし
ライバル関係なところもあります。
(→若院曰く、そういう感情を抱いたことはないらしい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
俳句は素直に、白旗。よいのを作ります。
白旗なのは、俳句だけじゃないけど(笑)
わたしも、
好きなものをいっぱい見つけて
素敵なものにいっぱい触れて
心豊かに楽しんで
人生味わえたらいいなと思います。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/shootingstar.gif)
ここで、30句をご紹介。
街灯の捉へし雪の早さかな
星仰ぐつもりが雪を仰ぎをり
空といふ宇宙の深さ鳥帰る
影踏みて青きを踏みて吟行す
春光を集めし吾子の法衣かな
風船に一直線の子でありぬ
花落つる行方を探す両手かな
ふらここを漕げばだんだん風になる
赤光を散らして風のきりしまよ
若葉山へと大空の伸びてゆく
鯉幟風に段差のありにけり
更衣して太陽の軽さかな
闇といふ大きなものよ初蛍
草を引くてふ地球との対話かな
遠きより日傘の揺れて来たりけり
はるかなる雲の峰へと背伸びする
一筋の二筋となり吾子の汗
広がつてゆく虫の音の大都会
小さき露大きくなりて落ちにけり
急ぎゐて金木犀の香の刹那
白萩に一線の風ありにけり
秋冷といふ寝返りのありにけり
みな同じ背丈となりてばつた追ふ
走り来て団栗の掌でありにけり
身重なる妻に合はす歩石蕗の花
ほんたうの色とも思ふ冬紅葉
軽き音重き音あり落葉掻
灯台の孤高を置きて冬の海
ペンギンに寄せる老あり冬日差
行年の秒針の音大きかり