ホーホフッフフー
ホーホフッフフー
朝から鳩が鳴く
子どもの頃
自分の部屋の
すぐ側にいる鳩が
長い夏休みの間中
ずっと鳴いていた
蝉もそう
子どもの頃から
夏になると
賑々しく
鳴き続けている
なんて思うけど
鳩も蝉も
あの頃 鳴いていた
鳩や蝉じゃない
静止画の中を
生きてるつもりで
いるけれど
すべてのものは
動き続けている
いちばん見えないもの
わからないものは
自分自身だという
一枚の絵画を
前にして立つとき
見えないものを
感じたい思いがある
人間としての
命を終えた画家たちの
終わらない心は
誰よりも生きている
彼らの心に
私はいま
生きているのだと
知らされたりする
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます