Records にへーのブログ

演劇・映画・小説・マンガが好き!
日々考た事で、Xに書きづらい事を書いて行こうと思っています。

劇の感想~3月3日の日記。その2。

2007-03-08 00:52:38 | 日記
会場の万代市民会館に着き、劇団マジカルラボラトリーの(万代演劇祭)公演「天使の印を見つけたら」を見る。
真ん中に、登場人物の過去が語られている映画が上映されるという、珍しい構成。
ヨーロッパ企画の公演で、映像がかなりの割合を占めた公演があるとは聞いた事があるけど、新潟でこういう形の公演は、初めてなのではないのか?
前半は、この舞台(世界)での状況説明が大部分を占めていて、状況は進展してもドラマ性は進展しない(登場人物自体は葛藤していても、説明がないので、この時点では観客には良く分からない)。
中盤の映画で登場人物の過去が語られ、前半の話が分かる仕組みになっている。
後半はそれぞれのドラマが絡み合い、結末に向かって収束して行く。
残念だったのは、話が壮大であった為、状況説明に時間を取られ過ぎ、ドラマ部分の厚みが得られなかった事。
全体のストーリー自体は好きな方だけど(SF好きだし)、感動という面では工夫出来る部分がまだあると思った。
まあ、見る人の好みにもよるかな(^。^;)
劇中映画の監督は、新潟映画塾の大橋さんがしてたけど、後半のリズムが良かった。(全編、手持ちカメラなのは意図的?)