Records にへーのブログ

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2025年春公演創作メモ⑩ イタズラ書き

2024-11-23 22:54:00 | 2025春公演創作メモ
以下、春公演のネタバレを含みます。



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前回にも書いたけど、物語の冒頭に記者による記者のイメージの女優と監督が出て来る訳だけど、このイメージとその後に出て来る実際の女優と監督にギャップをつけて面白味を出したい。

監督の場合、イメージでは世界でも評価されるインディーズ映画系の注目監督なので、アーティスティックで硬いイメージを演じてもらう。
そして実際の監督は、ダサくてヘタレな感じで出てくればギャップが出るだろう。
服装や言動である程度ギャップは出せるだろうけど、それプラスで何か欲しい。

そこで思いついたのは、監督の背中にイタズラ書きが書いてあるという事。
初めは「バカ」等の文字が書かれた紙を背中に貼られているという事で考えていたのだけど、紙だとすぐ剥がせるので、直接背中に書いてあるという事にすれば剥がせないし、その為に事ある事にその文字が観客に見えるので面白いだろう。
対談の場所に来る前に監督は撮影現場にいて、ヤンチャな有名若手俳優に書かれてしまったという設定。監督は出演者との距離が近いので、そういうイタズラも有るという事にしよう。

でも、剥がせないまでも上着を脱げばいいと監督が思うのではないかとも思う。
であれば、監督が上着を脱げない理由を作ればいい。
監督が女優のファンである事を女優に隠しているのであれば、女優が歌手活動をしていた時のグッツである、デカデカと女優の名前が書いてあるTシャツを下に着ているという事にして、それを女優に見せたくないという事にしてはどうだろう?
寒いとか適当な言い訳をしてイタズラ書きしてある上着は脱がないが、実際は下のTシャツが恥ずかしくて脱げないのだ。
脚本を巡る女優と監督の対立が和解になった後で、初めて実は女優のファンだったと言って上着を脱ぎ、Tシャツを見せれば面白い。

勿論、途中監督が女優に対して歌手デビューした事をからかう時に、前の所属事務所は色々なファン・グッツを作っていて、Tシャツも作っている事を何気なく話題に出し、伏線とする事も忘れてはならない。