公開初日から見たかった「ソーシャル・ネットワーク」だけど、忙しくてなかなか見に行けず、公開最後の週にやっと見る事が出来ました。
物語は、実在するパソコンのSNSサイト「フェイスブック」の創始者マーク・ザッカーバーグが、訴訟問題の中で過去を振り返り、「フェイスブック」がどの様に出来、発展していったかが語られる。
アカデミー賞では最有力候補にされていた「ソーシャル・ネットワーク」。
しかし蓋を開けてみれば、編集賞・作曲賞・脚色賞のみの三冠という結果に終わった。
実際に見てみると、作品賞には確かに弱いかなといった印象だったし、詰まらないという人もいるだろうなと思った。
だけど、俺自身はかなり面白く見れました。
今のところ、今年一番の面白さでした。
ほとんどが会話シーンで話が進むのだが、とにかくドンドンたたみかけて行く。
パソコンについてほとんど分からない人には、ちょっとツライかもしれないけど、俺みたいなネットに繋いでない人間にも十分面白い。
そもそも、この映画はパソコン・サイトの話ではなく、成功して行く人間とそれによって変わって行く人間関係を描いた作品である。
監督の手腕によって、かなり輝いた作品なので、作品賞は無理でも監督賞は取ってもいいかなと思えた。
監督のデビッド・フィンチャーの次作は久々のサスペンス「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のリメイクなので、こちらも期待である。
主演のジェシー・アイゼンバーグは、アカデミー賞という感じではないけど、しっかりした演技。
「ゾンビランド」に続いて、オタクっぽい役が板についてます。