伊坂幸太郎 著
ストーリーは、「鈴木」「鯨」「蝉」の三人ストーリーに分かれています。
「鈴木」は妻を殺した男に復讐するため、闇組織の社員として潜入する冴えない男。
「鯨」は自殺屋。 依頼された相手を自殺させる・・・・殺し屋?
「蝉」は、純粋な?殺し屋。
この三人が、ある事件を元に交じり合っていく・・・・・。
まぁ、そんな感じのストーリーです。
現実離れした世界を淡々と、それでいて飽きさせない展開で進んでいくストーリーは実に巧妙で、わかりやすく、面白かったです
ただ、何となくあっけないエンディングに感じたのは私だけでしょうか
ネタバレになってしまうのでハッキリとは申せませんが・・・・・・・まぁ、「読んでみて下さい」としか言えませんね
最後の「ところで・・・・・・」の部分は意味深でしたね
やっぱり、そう言うことなのかなぁ・・・・・
「マリアビートル」が続編にあたるらしいので、今度読んでみたいと思います。
ところで、殺し屋ってホントに居ると思いますか?
本編には、いわゆる「殺し屋」と、「自殺屋」、車道や線路に人を押して車や電車に轢かせて殺す「押し屋」、毒殺専門の殺し屋などが登場します。
時々、政治家や、その秘書が自殺するニュースを目にします。
要人が事故死、なんてのも目にします。
そういって意味では「自殺屋」と「押し屋」ってのは現実味がありそうですね
でも、ナイフで刺される、銃で撃たれる、毒殺される。 これらは流石に警察もバカではないでしょうから、いくら用意周到に事を運んでも、いつか捕まりそうな気がしますけどねぇ。。。。。。。
まぁ、警察もグルなら分かれませんけど