フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

サラの鍵

2012年03月30日 | 映画鑑賞

サラの鍵

 

サラの鍵 - goo 映画

 

監督 ジル・バケ=ブレネール

 

フランスの映画ですが、あまりフランスっぽくない印象を受けました。

 

1942年、第二次世界大戦のフランス。

ユダヤ人の一斉摘発により連れ出される一家族。

十歳の娘が咄嗟に幼い弟を納屋に隠し鍵を閉め「すぐに戻るからここに隠れてなさい、かくれんぼと一緒よ」・・・っと言いナチス兵に連れて行かれるが、当然帰ることは許されず、納屋の鍵を必死に守りつつ弟の安否を心配するサラ。

時代を2009年に映し、ある疑問をきっかけにサラの存在を知る女性ジャーナリスト。

サラの足取りを追いながら、サラの生きた過去を追い求め、そして・・・・・・・・

 

予告を始めてみた時、この映画は絶対観たい・・・・っと言うより、確認しなければ

・・・・っと言う衝動に駆られました。

戦時中ではありますが、いわゆる戦争映画では全くありません。

完全なヒューマンドラマです。

はっきり言って、非常に重たい映画ですが、是非この映画を直面して欲しい映画です。

この手の映画のネタは事欠きませんが、今回はちょっと色が違いましたね。

たまらなく歯痒く、愛おしく、何とも言えない映画です。

今のところ今年一番、心に残る映画でした。

 

それにしても親になってから特にですが、大人の都合で子供たちが傷つき、危険に晒されてしまうような映画は、鑑賞するのもきついです

是枝監督の「誰も知らない」は顕著な例ですが、子供が傷つく映画は、観終わった後の自分のケアが大変ですね。。。。。。

しばらくは思い出しただけで目頭が熱くなります。

・・・・花粉症のせいもあるかな?・・・・・・・・・・なんてね

 

ちなみに冒頭でフランス映画っぽくない・・・と申しましたが、一見そのように見えるだけで、訴え方は諸にフランス映画そのものです。

日本でもこんな映画が作れるようになれば、もっとヨーロッパ方面で評価されるんだと思いますが・・・どうかな。

 

コメント
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