村上春樹 著
もし僕の墓碑銘なんてものがあるとしたら、“少なくとも最後まで歩かなかった”と刻んでもらいたい―1982年の秋、専業作家としての生活を開始したとき路上を走り始め、以来、今にいたるまで世界各地でフル・マラソンやトライアスロン・レースを走り続けてきた。
村上春樹が「走る小説家」として自分自身について真正面から綴る。
村上春樹さんほどではないけど、私も適度な運動と称しユル~いジョギングを日課としています。
私が言うのもなんですが、ここまで続けるのはかなり凄いことなんじゃないかと思います。
ジョギングや日記なんてのは三日坊主の代名詞ですからね
この本には、ジョギングをしている方たちにはかなり共感できる内容が多いんじゃないかな?
例えば、ジョギングをする事によって人より長生きしてやろうとか、健康になってやろうとかって思って走ってる人って実はそんなにいないんじゃないかな?
もちろん始めたきっかけそうだったとしても、続けているうちにただただやめられなくなってしまった・・・・・・って感じじゃないでしょうか。
私の走り出したきっかけは、単純にダイエットが目的でした。
はじめは本当にきつかった。。。。。。。
自分でも何でこんなきつい事を続けてるのか分からない位、無駄なことに思えました。
すぐには結果も出なかったしね。
でも、何故かやめなかったんですね
何でやめなかったのかは説明できないんだけど・・・・・そんな感じで今に至ってる感じです。
ジョギングをしているというと「エライですね~、私は無理だな~、走るの苦手だし~・・・」っていう方がよく居るんですが、世の中で走るのがめっちゃ好きで、走るのがめっちゃ得意なジョガーがどのくらい居るんでしょうか。
きっとほとんど居ないんじゃないかな。
私だって好きで走っているわけではないし、出来れば走りたくありません。
今日は走りたくないわ~・・・・・なんて日はしょっちゅうですよ
でも走らなきゃそれで終わりだし、体系が見る見る肥えていくだけの話です。
この本はジョガーの気持ちを代弁しているような本です。
きっとジョガーはこれを読んで頷けると思うし、走ってない人には「ちょっと走ってみようかな」・・・・・・と思わないまでも、ジョガーの気持ちが伝わる一冊だと思いますよ。
あともうひとつだけ・・・・・・
子供から見て、ジョギングをしている父親って、非常に分かりやすく「お父さん、がんばってるな・・・」って伝わりやすいと思いませんか?
「お父さんはがんばって働いて、家族を養ってるんだ!」・・・・・・って言われても、子供から見たらちょっと分かり辛いと思うんですよね。
だって友達のお父さんだって働いてるし、近所のよく分からんオッサンだって働いてるわけだし、自分の父親が特別働いてるわけじゃないですからね。
なんなら、労働は国民の義務ですから。
だからといって別にジョギングを勧めているわけではないんですよ。
ただ、続けるっていうのは凄いんだなって話ですのであしからず