松本人志 著
「オレは、この芸能界でやっていくのに、一つのポリシーを持っている。〈憎まれっ子世にはばかる〉というヤツだ」。反論も悪口も大歓迎。
ダウンタウンの松本人志が自分たちのお笑いを語る1冊。
今更かい!・・・・・・って感じの本ですけど、もちろん発売当初に一度読んでますよ
じゃあなんで今?かというと、先日、松本人志さんのお父様が亡くなられたというニュースをお聞きしました。
そこで、ふとこの本を思い出してまた読んでみた次第です。
何故かといえば、たしか以前にこの本を読んだとき「あぁ、松本さんはお父さんのことあまり好きではないのかも知れないな・・・・・・」と、なんとなく思って読んだような気がしたからなんです。
まぁ、ただそれを確認したいような気持ちからもう一度読んでみただけなんですけどね
この本が出版されたのが約20年前、著者の年齢はだいたい30歳位のダウンタウン全盛期だった頃でしょうか?
・・・・って今も勢いは衰えてませんけどね
20年も経てば環境も変わってるし、時代も変わるんだから考え方が変わってくるのは仕方のないことだけど、今読み返してみてもあんまりブレてないなと感じました。
当時の生意気さや尖った感じは薄れてはいるんだけど、根底にあるものは変わらずに芸能界の最前線で行き続けている印象です。
それから一番気になっていたお父さんの事なんですが、やっぱり今読んでみても当時と同じ印象を受けました。
きっと分からない人には分からない。
「なんで?」って思うかもしれないけど分かる人間には分かるんですよ!・・・・・・・って勝手に私が思ってるだけかもしれませんが
でもそれは悪い風な事ではなく、もちろんそこには感謝もありつつの話なんであしからず・・・・・・。
ただ、きっと最後まで著者は父親に理解してもらえなかっただろうし、父親も息子を理解してあげられなかったのだろうと、勝手に解釈しました。
著者もどこかできっと諦めたんだろうな。。。。。。
だからどこかわだかまりを感じるような物の書き方になってるんだろうか・・・・・。
この本を読んでの一般的な感想としては、芸能界を生きていくには才能だけではなく、かなりの努力も必要なんだなと強く感じれる一冊だなと言うことと、著者ほどの才能の持ち主でも日々努力し、更には相方への強い愛を感じました