森博嗣 著
気力と体力不足の高橋が、やっと職を得たのは下町の「銀河不動産」。
頑張らずに生きる―そんな省エネ青年を訪れる、奇妙な要望をもったお客たち。
彼らに物件を紹介するうちに、彼自身が不思議な家の住人となっていた…?
「幸せを築こうとする努力」が奏でる、やさしくあたたかい森ミステリィ組曲。
森博嗣氏の小説は初めて読みましたのでこれが氏の作風なのかは分かりませんが、とてもライトな心地よさを感じる一冊でした。
ちなみに映像で「スカイクロラ」は観たことはありますが、作風は全く違いました。
ただただ主人公にとって都合が良く、幸せいっぱいの展開が続き、なんの裏切りもないファンタジーのようなストーリーで、個人的悪戯心でラストに「熊崎さん」が悪さをして星屑のように砕け散るラストも思い浮かべてみたんだけど・・・・・・
この辺は読んでからのお楽しみですね。
読書初心者にはかなりお勧めの一冊でした。