米澤穂信 著
国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。
現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を送ろうとしていた太刀洗だったが、王宮では国王をはじめとする王族殺害事件が勃発。
太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。
『さよなら妖精』の出来事から十年のときを経て、太刀洗万智は異邦でふたたび大事件に遭遇する。
前作があったとは・・・・
不覚ではありましたが、あまり前作感はなく、ここから入っても違和感は全くありませんでした。
前半のストーリーの流れが長くて、ここからの展開が読めませんでしたが、後半怒濤に動いていくんでバランスの悪さにちょっと引いたかな
でもミステリ的謎解き要素もあったりでこれはこれで舌を巻く筆力、流石だと感じました。
異国ネパールの首都カトマンズでの生活風景なんかもリアリティがあり、個人的に訪れてみたいとも思いました。
面白かったです