知念実希人 著
若き女医・識名愛衣は不思議な出会いに導かれ、人智を超える事件と難病に挑む。
眠りから覚めない四人の患者、猟奇的連続殺人、魂の救済〈マグイグミ〉――すべては繫がり、世界は一変する。
タイトルと題名から恋愛物かと思ってましたが、帯のミステリの文字が気になり購入(古本で)
読み始めてみたら、確かにミステリだけど、途中からファンタジーに変身?
不思議な夢の中で事件・・・というか病んだ患者の心の問題を解決していくストーリー。
だけどね、なんとなく違和感を感じるんですよ。。。。。
その辺をね、直球で勝負してきた著者に好感を持てました
たまたま私にはバレバレだっただけだっもんね
物語の進め方は絶妙で心惹き付けられました。
上下巻という大作ではあるのですが、読みやすさを先行させすぎたでしょうか。。。。
後半をもっと重厚な物にできたと思うのですが、この位な軽さが今時なんですかね
最近はアニメ化を意識する傾向があるのかな?
個人的には、映像化を視野に入れている文学よりも、活字でしか理解できないトリックの面白さが減っている事に寂しさを感じます。