ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

進む山古志の復興

2007年07月05日 | Weblog
 7月4日神戸から兵庫県会議員の渡部 登志尋氏ともに、山古志を訪ねた。
避難指示解除となり始めて山古志全域を支所の直人君に案内してもらう。各所の工事が今尚急ピッチですすんでおり、震災被災当時とは比べようがないぐらい、新しい山古志が出来つつある。
水没した松井さん宅の集落をこの眼で初めて見たが、やはり棲ざましい被害があったのを改めて思い起こす。

養鯉業の田中 重雄さん宅も、壊れた家屋は解体し、地盤の補強を行って、家屋の新築工事が始まっていたが、聞くとこの2年、結果無収入。
借金でこれまでの生活を維持しており、これから先、どのように養鯉業を維持し元の状況に戻すことができるかまったく予測ができないという。

外から見る、形だけの復興は見えるが、神戸と同様に中身の復興の道はさらに険しいものがあるように思える。

まだまだ、復興への実感を感じるにはまだこれから、健康の大切さと、さらに力を合わせるということか、今後も神戸の被災地長田とのさらなる交流を続けていきたい。1000年の山古志の記録映画の資金協力を長田で今月から開始する。

又3周年の今年の10月23日には長田から有志で訪問することが決定しており、神戸から何ができるかを考えたい。