北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

芸能人・作曲家の死亡

2020-10-27 00:00:00 | 音楽・日々是尺八
「僕は泣いちっち」を歌った守屋浩が9月に81歳で亡くなった。
1959年のヒット曲だから、私が11歳の時である。

この曲は大学の同級生の親友の十八番だった。「〽僕の恋人東京へ行っちっちーーー」
新潟県出身の彼と、長野県出身の私とは気が合った。

二人は共有する思いがあったのか、上京してこの歌に魅せられた。彼とは疎遠となったが、何故か思い出される。

今度は10月7日、作曲家の筒美京平が80歳で亡くなった。
ヒット曲は「ブルー・ライト・ヨコハマ」「また逢う日まで」「さらば恋人」「魅せられて」他多数ある。

私のバカ話である。当時会社勤めで会社の慰安旅行があり、私が幹事で120名をバス4台に乗せ熱海方面へ行った。その時の宴会は私が司会で、余興は各店(スーパー)の対抗であった。

私は総務部の代表として、「ジュディ・オング」の「魅せられて」の物まねをした。

歌はカラオケで部下の若い女性が歌い、衣装は総務のおばさんがレースで、それらしく作ってくれて、当日は口紅も付けて華麗に(?)舞い、踊った。

そして見事に優勝したのである。証拠の写真もある。とても他人には見せられない。

そのまま舞台から会場内に飛び降りて、駆け回ったところビールまで浴びせられた。苦い思い出である。

今年はベートーヴェン生誕250年でNHKの「らららクラシック」などで特集している。
私はクラシック音楽の中でベートーヴェンが一番好きである。

彼の不屈の精神に共感する。
交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノ独奏曲など数多くあるが、何といっても私は交響曲の「田園」が好きである。

二番目は「エグモント」序曲、三番目が「運命」、四番目は「第九」、そして「英雄」である。

大学生の頃「田園」のレコードとスコアを買って、田舎でステレオを聞きながら指揮者の練習をした程である。これを聞くと高校生までの田舎を思い出す。一度はオーケストラを指揮してみたいな。

「エグモント」序曲は私が高校生の時、ブラバンのライバル校の当時「飯田長姫高校」が女子高校の文化祭で演奏をした。これを聴いたときに、凄くかっこいいと思った。未だに好きで時々、YouTubeで聞いている。

「運命」は何と言っても最初の「ジャジャジャジャーン」である。譜面では最初は休止符で始まる。その切迫感が凄い。

しかし、ベートーヴェンの曲は「しつこい」。特に運命は、終わったようでなかなか終わらない。


最近見た映画

2020-10-18 12:42:00 | 映画
9月8日は調布まで出掛けて映画「パヴァロッティ」を見た。
ドミンゴ・カレーラスと三大テノールと言われた。
彼はイタリアで生まれ1935年~2007年に亡くなった。全盛期の歌唱や私生活など、インタビューにも答えて、作品が出来上がった。

歌はヴェルディ作曲リゴレットより「女心の歌」、「誰も寝てはならぬ」の他、「オ・ソレ・ミオ」は三大手テノールと共演するのだが、「オ・ソレ・ミオ」には恐れ入った。

カデンツァで節を長く引っ張り、ドミンゴ・カレーラスはびっくりして、二人とも真似をした。そのしぐさが面白かった。

歌はもう完璧だ。素晴らしい美声で、正しい発音に高音。特に「ハイC」と言われる音の高さは、すごい。ジュースと間違ってはいけない。ハ長調のドで私の最高音がEなら、さらに5音高いCである。もう圧倒的な声量で皆を魅了する。芸術は素晴らしい。感激した。

パヴァロッティが歌う会場はどこも満員。もてる故、私生活では離婚、再婚、愛人など波瀾万丈の生活を送ったが、最後に最愛の4歳の女の子を残して、亡くなったのは悲しい。

15日には映画「ミッドウェイ」を見た。
1941年12月ハワイ諸島の真珠湾(パールハーバー)に日本海軍(山本五十六大将)が奇襲攻撃をかけた。

爆撃機の空中戦が凄い。パイロットになって自分が操縦しているかと錯覚する。
戦争は悲惨である。二度と日本は戦争をしないように言っておく。

期せずして日本軍の組織論的研究「失敗の本質」の本を、高校の同級生から貰って読んでいた。この中に「ミッドウェー作戦」の項もある。
かなり売れていると新聞に出ていた。

10月13日映画「実りゆく」を見た。長野県の農家の息子がお笑い芸人を目指して上京、と予告編を見て興味を持っていた。

ロケ地も知らずに見たところ、なんと我が飯田のすぐ近くの松川町のリンゴ園が舞台だった。
南アルプスを望むいいロケーションである。内容は素晴らしく、感動するし、面白かった。

父親役は田中要次。飯田弁を話していた。彼は木曽出身だから違和感は無い。
息子役は漫才コンビ「まんじゅう大帝国」の竹内一希。

この映画も、田舎(飯田)を捨てて(?)上京した私にも共通するものがある。ある場面では涙も出た。実話に基づく映画だ。

松川町には、果樹園を営んでいる私のいとこ(撮影場所のすぐ近所らしい)もいるし、前松川町長は高校の同期生である。

彼に早速メールをしたところ、返信では「改めて郷土の素晴らしいことを、痛感しました」とあった。

皆さんもぜひ見て欲しいな。


ガーデニング その③

2020-10-18 12:40:00 | 趣味・ガーデニング
8月に入ってもコロナ禍は収まるどころか、感染拡大の数字は増えてきている。

困ったもので今年の梅雨は長く、日照時間が短かったので、作物が心配だった。



そんな中、枝豆の種を買ってきて蒔いたのだが、昨年の余った種も取って置いて試しに蒔いてみたら、結構実がなった。



おかげさまで、かなり取れてビールのつまみになった。とれたてを茹でるものだから甘みもあって美味いのなんの。
居酒屋で出る冷たく、硬い枝豆とは全然違う。
買えば、3000~4000円くらいにはなったろう。



父親から白ユリの球根をもらって大事に育てた結果、「つきみ野」から「めじろ台」まで引っ越しても咲いてくれ、今年は特に立派に咲いた。



アガパンサスは義父達の時代からあるのが、毎年咲いてくれる。
株分けしたので今年は豊作だった。

その先にはミヨウガがなった。
薬味としてのミョウガだが、早速「ひやむぎ」を食べた。

味噌汁に入れたし、甘酢漬けは家内がしてくれた。
酒のつまみとして、単に醤油をかけるだけでも美味い。毎年50~60個くらい出来る。



スチューベンもうまく実をつけてくれた。



茶色くなって来たなと思った時にはもう鳥が実をつついて、皮が地面に落ちているのを見て、慌てて袋をかける。

これが結構大変だ。
中には腐ったブドウもあるので、それらに蚊が群がっていたり、立派な棚を作ってくれたのはいいが、横棒の間隔が狭く、袋掛けが一大事だ。

私が立ったままでは袋掛けが届かず、脚立を使って掛けるのだが、私の頭が入らないので、いちいち横棒を取り外しては袋をかける。

かなり摘粒したつもりだが、全部で100袋くらいか。袋掛けは1日では辛く、3日くらいかかった。

蚊退治に渦巻き蚊取り線香はあるのだが、肝心の置台が無かった。ネットで調べて古いクレジットカードを加工して作ってみたものの、うまく出来なかった。

たまたまテレビで見たのは、農家のおばさんが腰に携帯用の器具を取りつけていた物だった。
高尾のホームセンターで、ちょうどそれを見つけて購入した。
思ったより安く、腰にぶら下げて絶好調である。ただし全身が臭い。

芝生もどんどん伸びる。やっと晴れ間になって、芝刈り機で刈る。
もう汗びっしょりだし、熱中症は困る。急にやりだしたら筋肉痛になってしまった。


秋本番である。庭に金木犀が咲いていい香りを漂わせている。
トイレの芳香剤の香ではなく、天然の素晴らしい香りである。



しかし、10月10日の台風14号の影響でほとんどが散ってしまった。