北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

西新宿最新情報その② 

2022-10-31 16:27:55 | 散策・ハイキング

2021年の9月中旬、所用で新宿に出かけた。
新宿西口の安田生命ビルの取り壊しが始まり、その区画が更地になりつつあった。
またここも高層ビルが建つようである。

安田生命ホールには数々の思い出がある。
大学4年生の頃、佐藤親貴(ちかき)先生の門下である竹内親園が主催する「園の会」に尺八賛助出演するよう青木先生から依頼された。

この時、母が絹地で紋付きを作ってくれて(手縫い)、初披露となった。光沢があり、立派な紋付きだ。
後で母から聞いたが、生地がとても厚く、なかなか針が通らなかったと言っていた。

着付けを手伝ってもらい「松竹梅」を演奏した。相手は三絃佐藤親貴、箏杉野雅喬だったが、三曲合奏がこんなにピッタリ合うのは初めての経験だった。

その後、家内と結婚した30歳過ぎ、家内が所属する「飛鳥の会」に賛助出演した。
「千鳥の曲」や宮城道雄作曲「初鶯」である。「初鶯」の話は随分ブログに書いた。

鶯が乱れて飛び交い、私は誰の箏に合わせていいのやら、誠に困った演奏だった。

10月2日、朝9時25分からの日本テレビで「ぶらり途中下車の旅!」があり、太川陽介が出演して東京都庁から出発だった。

そこから私が仕事をしていた西新宿に向かった。興味を持って見ていたら、私が何度も通った「サン理容室」が出てそこで道を尋ね、「だんごのやよい」に行きついた。

名物のおばちゃんTさんである。15年程前に太川が別の場所にあった「やよい」さんを思い出し訪ねたのだ。底抜けに明るく、笑い方が面白い。

Tさんは、あちらこちらのテレビ局に放送されて、記念写真を窓に貼ってある程だ。(当時、私の店で写真の現像を取り扱っていたので、お客さんでもあった)
私も何回かだんごを食べたし、3~4年前にも訪ねた。

だんごやさんではあるが、裁縫が好きで、家内が上手く出来ないスーツやズボンの直しを何度もやっていただいた。それが丁寧で安いのだ。

今度は10月10日朝のTBSテレビの「がっちり」の番組で、「飲食店30種台所1つで開店!㊙技」として丼丸(どんまる)が出ていた。

下の写真はその丼丸の店舗である。



実はこの店舗は私が印章店を営んでいた跡地である。
以前も丼丸の写真を出したが、その時から看板が変わっていた。

番組によるとえらい儲けているらしく、2坪で月商200万円もあると言う。
この店舗は4.5坪である。ご飯に海鮮を乗せるだけだから、簡単に出来る。

自由な発想で、店舗によって看板を替えてもよく、営業時間も自由。
だから前回より看板が変わっていたのだ。

私が店を止めて9月でちょうど7年経った。
御覧の如くコロナ禍でも繁盛していた。

1年後の2022年9月、再び西新宿を訪ねた。

写真の右下が私の店舗だったところで、ビルの左側に新しいビルが建設中だった。
元々は内科の「福井医院」だったところで、前回は空き地だった。その又左側はマンションである。当時福井医院が売却しなかったので、L字型のマンションだった。その狭いところに又マンションが出来るのである。

この地区は再開発をしており、どんどん高層ビルが出来ている。

新宿西口の居酒屋でよく行っていた「魚鮮水産」や「新宿がんこ」が閉店していた。どちらも個室があり、友人らとの飲み会に良く使用したものだった。大変便利で良かったのに残念である。


2022年ブドウの成長振り

2022-10-12 17:53:45 | 趣味・ガーデニング

2022年のブドウの成長振りを見てみようと思う。

こちらはブドウ(スチューベン)である。4月17日現在。

私が引き継いで14年になる。この時期は剪定を終え又、芽吹いてくれた。
私が剪定をしている時、家人に「剪定のし過ぎじゃあないの」と言われた。

私が14年間も間違いなく剪定をして、上手に育てているのに文句を言われる筋合いはない。

5月24日、ブドウに花が咲いた。
今年は天候不順か実つきが悪い。それだけではない、やはり剪定の失敗かも?と心配になって来た。

ブドウは受粉をしなくて済む。ただ小さい花なのでここで雨に打たれると落ちてしまう。それが心配である。

6月16日にはこのくらいになった。数えてみたら結構実がなっている。
今後、摘粒をするが、皮が病気になっているものもある。それでも100袋位にはなるだろう。

6月24日、ブドウの摘粒・摘房をした。
結構もったいないが、皮が病気らしいものや、小さいのはカットした。
7月中旬頃には袋掛けの予定である。

山梨県では畑の桃が盗まれたとニュースで報道された。
手塩にかけた作物が一瞬で盗まれるとは、農家のショックはいかほどか。

ブドウがやや茶色になって来たので袋掛けをした。
7月23日から3日間かけて99袋だった。大変な猛暑の中だから1日だけではとても無理だった。誤って房を落としてしまった事もあった。
昨年は約120袋だから、20袋位少ない。それでいてやや小振りかな。昨年より一週間遅れの袋掛けだった。上手く出来るのを祈る。

8月に入って猛暑が続く。ブドウは去年まではほとんど水やりをしなかったが、今年は日照りが続くので、たまに水やりをしたのだが、まるでお湯である。
心配していた通り、10日2袋が落ちていたので拾って中を見たら茎が枯れていたのだ。ブドウもしぼんでいたり、青いまま落ちてしまった。他のも心配になって来た。

9月に入ってついに収穫が始まった。

黒くなれば絶品。4日に試し取りしてから、9日にはこれの倍以上収穫出来た。
紙袋には、ところどころ鳥がつついた跡があったが、おおむね大丈夫であった。

9月17日ついに全部を収穫した。

10月に入って葉が枯れ出したので、全部剪定してしまった。


百貨店の終焉か

2022-10-03 16:12:49 | 随想



ここは新宿西口の小田急百貨店である。今年10月2日で閉店した。

現在の本館は14階建てで1967年に開業し50年以上経った。
私が新宿に勤務の頃は地下食料品、文房具、催事、レストランなどを利用したものだ。
跡地には地上48階、高さ260㍍の高層ビルが29年度に完成予定。新ビルに小田急百貨店が入店するかは未定だそうだ。



こちらは小田急ハルクである。小田急百貨店本館の閉店の為、こちらに食料品を中心として移転するらしい。
もう地下街の小田急エースもかなり閉店や移転で、受け入れを準備している。

同じ頃に建設された近くの京王百貨店も同じような経過をたどるから、いつ建て替えをするか分からない。

一方、東急百貨店は2023年春以降、東急本店の解体作業に着手すると発表されていた。

跡地には東急電鉄、東急百貨店、LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)グループの3社によって開発を進める。

隣接するBunkamuraも大規模な改修工事をする。
東急百貨店はすでに渋谷駅前の東横店を2020年3月末に閉店している。

東急百貨店での思い出は尽きない。

私が結婚を決意した時に、東急本店8階のレストラン「コートダジュール」は私の両親と、家内の両親の顔合わせをしたところだった。

Bunkamuraの大ホールで横山勝也の尺八と、鶴田錦史の琵琶による「ノベンバーステップス」を家内と聞きに行ったこともあった。

作曲は武満徹で開場前にロビーで見かけ、私は家内に知ったかぶりで「あれが武満徹だ」と指をさしてしまったところ、武満氏が気が付き、お辞儀をしてくれた。

面識はなかった。今でも思い出すと可笑しい。

私が20代の頃は未だ東横百貨店だった。
渋谷駅の東横店には「東横ホール」なる大きなホールがあって、よく落語なども開催されていた。

ある時、青木鈴慕先生に推薦され、箏社中の賛助出演に呼ばれて、その東横ホールにて宮城道雄作曲「高麗の春」を演奏した事があった。

とにかく大きなホールだったので、演奏していても音が散って、迫力を全然感じ無かった事だけは覚えている。

八王子の駅ビルも「そごう」だったのが、今は「セレオ」である。
府中も伊勢丹が閉店して、専門店街になった。

今、百貨店の独自の営業は難しい。
元々テナントに貸して、食料品は「のれん街」やレストランなど他店に任せている。
社員が専門性を身につけるのも大変である。

今や「ユニクロ」「ビックカメラ」「無印良品」「ロフト」「ダイソー」だらけで、代わり映えがしなくなって来た。

9月16日、新宿に出かけた。これは小田急百貨店である。

 

こちら本館は10月2日で閉店して、10月4日にはハルクに移転する。「キャッチコピー」が際立っている。「新宿店は閉店しません」だって。