北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

飯田市関連情報

2024-12-29 14:48:30 | 随想

飯田市関連情報 

昨年12月には、我が母校の飯田東中学がNHK「ひむバス」で放送されて、管理する「りんご並木」が紹介された。2月17日にも再々放送されて、私は都合3回も見たのだった。
番組の最後には生徒たちが「また飯田に来てください」と言っていた。飯田弁なら丁寧に「また、おいでなんしょ」、親しい人なら「また、おいなんよ」と言う。何ともいい言葉だに。

2月11日のテレビでリニア中央新幹線の関連で、長野県の飯田市などが放送された。長野県知事は「1時間に1本は止まって欲しい」、奈良県知事は「15分に1回止まって欲しい」とパネルで紹介していた。

同じ日の日本テレビでは「焼肉日本一」と飯田市が放送された。人口あたりの焼肉店の数が多いとのことだ。飯田は昔から羊を飼っており、マトンを食べるようだ。
私は小さい頃は肉は嫌いだった。時々自宅ではジンギスカンをしていたが、私は目を背けていた。

4月22日、たまたまつけたテレビで「長野大平宿」が放送された。
大平(おおだいら)は飯田市と木曽を結ぶ大平街道にある大平峠の場所である。以前は集落があったのだが全世帯が移住してしまった。そこの古民家を改修して、貸し出しするのだ。2日で2300円とか。

私が大学生の頃までは小さな大平スキー場があり、2回ほど滑りに行った。今はもうないだろう。

同じ大学生の頃の夏休みは実家にしばらく泊まった。その時に「キリンビール」のアルバイトをした事がある。知久町にあった「北原酒店」はキリンビールの代理店で、トラックに大量のビールをケース毎積んで各酒屋に配達のアルバイトをしたのだ。市内はもちろん、遠山や大平峠を越えて南木曽まで行った。

その大平峠を越える道が非常に悪く、曲がりくねっていたし、でこぼこ道だから上下に跳ねて頭は天井にぶつけるし、お尻が痛かった。強烈な思い出だ。
運転手とアルバイトは2人。私は力が無く、20本入りのビールケースの4段目までは重ねられたが、5段目は無理だった。大柄のもう一人は5段目は軽々だった。
市内では運転手がビールを重ねたケースの上を滑らすのだが、生きよくスピーディーにした時に、ビールの栓に引っ掛かり、「パン」とビール瓶が割れて、アルコールの匂いが充満したのには参った。

今年の高校ラグビーの長野県代表は飯田高校である。飯田高校は3年振りで11回を数える。第一戦は28日に岩手県代表盛岡工とだ。上手くいって過去2回戦に進んだ事もある。
結果は盛岡工に26対24の僅差で負けた。

12月8日のテレビ朝日「ポツンと一軒家」は飯田市で、飯田市内から40分かけて車で毎日ポツンとに通う人の話だった。時々飯田弁が出ていたに。

図書館で立川談四楼の「もっと声に出して笑える日本語」を読んでいる。その中で面白い方言が出ていた。談四楼は時々飯田市内や近郊で落語会をしている。
そこで飯田市郊外での話。「おいでなんしょ」=ようこそいらっしゃいました。「おいないよう」=ぜひいらしてください。などを挙げていた。何ともいい言葉だに。「おいないよう」となっているが我々はむしろ「おいなんよ」と言っている。さらに「靴べら」の事を「靴すべり」と言っていたと。これは良い言い方だな。


女もすなる日傘というものを

2024-08-11 14:29:26 | 随想

猛暑到来。あまりの暑さに「女もすなる日傘というものを 私もしてみんとてするなり」というわけで、実際に日傘をさしてみた。本当は雨傘だが、実に涼しいと思った。

日傘は以前ある人から頂いた、折りたたみみ傘なのだけれど、単なる黒色ではなく、青色地に赤などのチェック柄だから、日傘に違和感は無い。時々若い男性も見かける。梅雨時はほとんど毎日持ち歩いている。軽くて便利だ。

大分くたびれて来たが、この日傘はもう20年以上前の物だ。大事に使っている。
実はこの傘は新宿で印章店を営んでいた時に、メーカーのシャチハタさんからいただいた物だ。

シャチハタと言えば、ご存じのネームの浸透印で有名だ。当時シャチハタはある期間「ポンポンセール」をしていた。
注文の金額に対して点数のシールをくれて、それを台紙に貼って貯めていたのだ。私は別に積極的に販売していたわけではないが、当時結構注文があり、点数がどんどん溜まった。
期間が終わりシャチハタの営業マンに連絡したところ、銀座の三越か高島屋で購入した写真の折りたたみ傘をくれたのである。ハイカラで嬉しかった。

骨の先の布がほつれたのを修理したりして、どうにか無事に使用している。

折りたたみ傘と言えばこんな思い出もある。
私が30代の頃、二代青木鈴慕門下の「鈴慕奨励会」の演奏会があった。当時尺八が上手な門下生約10人くらいが選ばれて演奏会で腕を競った。観客数を増やすため先生はチケットに演奏者の名前を記入させて、多く入場させた人に賞品をくれるということを考えた。私は当時会社勤めで、関係者や親類、友人に結構声をかけて来てもらった。
それが実り、演奏会後に先生から「北原が一番」と言われて、折りたたみ傘をいただいた。奨励会は毎年続いたので、2本くらいいただいた。もう時効だが、担当者は余りにも北原が多かったので、他の人に分けてあげたと言っていた。それでも私の一番は変わらなかったという。

先生は暮れに毎年、門下生の一部と箏、三絃の演奏家を稽古場に招いて忘年会をしていた。
ある年は雨だった。そこで私は例のシャチハタの折りたたみ傘を持参した。帰りの最寄り駅は高田馬場駅である。
ホーム上で丁寧に折りたたんでいた時、著名な三絃演奏家が「北原さんって血液型はA型でしょ」と言われた。ズバリである。

今年は日傘が売れているようで、街なかではテレビで言っていた、日傘専用を見かける。
外側は白地で太陽を跳ね返し、内側は熱を吸収する黒地になっているのが良いようだ。


2024年版 西新宿最新情報

2024-05-08 15:44:15 | 随想

4月15日知人(私が52年前に尺八を教えたYさん)に会うため新宿に行った。西新宿の定点観測の小田急百貨店跡地である。

もう更地である。先日NHK総合で「解体キングダム」で解体の様子が放送された。裏側は山手線がすぐ側を走っており、かなり難しい解体だった。右側は京王百貨店で左側は新宿パレットビルである。小田急百貨店跡には高層ビルが建つ。同時に新宿西口も再開発でどんどん変わる。

Yさんとは「三平酒寮」で昼飲み。その後は「カラオケ」といつものコースである。私は尺八持参で、先ずは北島三郎の「仁義」で幕を開けた。尺八では「北国の春」「浪花節だよ人生は」も演奏。歌は「古城」「長崎は今日も雨だった」「高校三年生」「ラブユー東京」「あなた訪ねて」「私祈ってます」など楽しいひと時だった。

5月8日の新宿南口である。

以前は大黒屋や吉野家があったビルが解体されてご覧の通り、更地になっている。
一番左側の大きなビルがバスタ新宿の入るニュウマンビルである。
今後の新宿西口、南口再開発でどんどん変わる。


住みたい都市№1は飯田市

2023-10-30 14:12:13 | 随想

10月18日、TBSテレビの「東大王クイズ」番組で、住みたい都市の上位10位までを放送したが、何と1位は「飯田市」だったのだ。びっくりだ。
やがてリニアが通って品川から飯田まで45分で行けるようになる。(高速バスでは新宿から4時間以上かかる)
飯田市の御池山に日本で唯一の隕石クレーターがあるところのクイズだった。これは遠山郷にあり、私は兄と車で行って知っていた。飯田市は焼肉店が多いのが有名だ。

その飯田市に落語家の立川談四楼師匠が落語会に行って来たと、師匠のX(旧ツイッター)にあった。私よりも飯田に行っているようです。

近所の酒屋さんを覗いたら、信州「喜久水ひやおろし」が入荷の表示があった。飯田の銘酒喜久水である。

小さい頃大人が飲む酒はすべて喜久水だったので、日本全国でもそうだと思っていた時がある。

早速、購入した。4合瓶で1755円。うんうまいよ。
飯田に帰った時や、銀座の長野県のアンテナショップで純米吟醸「猿倉の泉」を買った事もある。

 


終わった人

2023-04-19 16:29:27 | 随想

図書館から借りた内館牧子の「終わった人」を読み終えた。

読んでいるとまるで自分が主人公のようだ。田舎出身で上京し、大学卒業後就職、結婚して定年過ぎて妻とぎくしゃくして、「卒婚」で田舎に帰るストーリーである。

これは以前映画で見たので興味があった。
主演は田代壮介を舘ひろし、妻の千草は黒木瞳である。舘ひろしが面白可笑しく演じていたのが、印象的だった。

映画は会社勤めを終わった田代が会社で花束をもらい、タクシーで送ってもらうシーンで始まった。
盛岡出身の田代は東大を出て、大手の銀行に勤めた。やがて出世コースを外れ、関連会社に異動になり定年を迎える。一方妻は美容院で働き、やがて独立店舗を構える。

田代は自宅に帰って妻に「これからゆっくり温泉でも行こう」と言ったが、妻には忙しいからと断られる。

毎日が日曜日になり、図書館や公園に行ったが年寄りばかり。昼はコンビ二の弁当で済ませる。職安に行ったり、スポーツジムにも通った。そこで知り合ったのが若い会社の社長で話をしていると、顧問に来てくれませんか?と言われる。

ストーリーを全部書くわけにはいかないから割愛する。ネットで調べれば全て分かる。
原作の内館牧子がスポーツジムで婆さん達と映っていたのが、ご愛敬だ。
しかし、内館が会社の資金の借り入れや融資、返済、医学的な事など事細かに書いてあったのが感心する。もちろん巻末にお世話になった人として、会計士や医者などの名前を上げてお礼を述べていた。

借りた本は2週間が限度で返却する。都合で図書館に行けなかったが、幸いめじろ台の郵便局外に返却用の箱があり、当日に返却した。その3日後図書館に行ったので、確認したらもう本棚にしっかりあった。返却日のしおりを挟んだまま返却したので、手に取って見たところ挟んだままだった。しおりはさりげなく持ち帰った。

図書館でもう一つ面白いのを見つけた。これも映画化された「老後の資金がありません」だ。垣谷(かきや)美雨原作。

たまたま川端康成の本を探している時に目に入ったのだ。
早速、図書館内で読みだしたら、映画のシーンが浮かんでこれは面白かった。20ページ読み、休憩で近くのコーヒー店へ行って戻って来たら、もうこの本が無い。
その後、何回も図書館に行っているが無い。3月11日に見つけたのが最後で、ずっと無いのだ。

ところがやっと4月8日に図書館に行って先ず本棚を覗いたら、奇跡的にあったのだ。
すぐに借りた。やぁ面白い。もう笑ってしまう。
映画では「天海祐希」が主演だった。娘の結婚式費用だとか、舅の葬儀の費用など、かかる事。

余りにも面白かったので、妻も同時に読みだした。それぞれ「しおり」を挟んで読んだのだが、妻は「斜めに読む」と言って早い事。
2人で競争で読んで6日目には、図書館に返却してしまった。