北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

2024年版 西新宿最新情報

2024-05-08 15:44:15 | 随想

4月15日知人(私が52年前に尺八を教えたYさん)に会うため新宿に行った。西新宿の定点観測の小田急百貨店跡地である。

もう更地である。先日NHK総合で「解体キングダム」で解体の様子が放送された。裏側は山手線がすぐ側を走っており、かなり難しい解体だった。右側は京王百貨店で左側は新宿パレットビルである。小田急百貨店跡には高層ビルが建つ。同時に新宿西口も再開発でどんどん変わる。

Yさんとは「三平酒寮」で昼飲み。その後は「カラオケ」といつものコースである。私は尺八持参で、先ずは北島三郎の「仁義」で幕を開けた。尺八では「北国の春」「浪花節だよ人生は」も演奏。歌は「古城」「長崎は今日も雨だった」「高校三年生」「ラブユー東京」「あなた訪ねて」「私祈ってます」など楽しいひと時だった。

5月8日の新宿南口である。

以前は大黒屋や吉野家があったビルが解体されてご覧の通り、更地になっている。
一番左側の大きなビルがバスタ新宿の入るニュウマンビルである。
今後の新宿西口、南口再開発でどんどん変わる。


2024年 おさらい会

2024-05-06 14:55:03 | 音楽・日々是尺八

5月3日、自宅でおさらい会(合奏練習会)を行った。

箏、三絃が中心で私の尺八は賛助出演だった。

野村正峰作曲「篝火」は2回ほど合奏練習をしたのだが、箏の演奏者が都合により「おさらい会」には出演出来なかったので当日の発表は無しだった。

私は宮田耕八郎作曲「れんげ草と蜜蜂」を合奏した。ところどころ休みがあり、その後の出だしがちょっと、つっかかってしまった。しかし全体的にはうまく、滑らかに演奏出来たと思っている。
曲は後半、蜜蜂が飛ぶが如くに箏は左手で「ビヨンンン」とビブラートをかけるのが面白い。

宮田耕八郎先生とは面識があるので先生と呼びたい。
大学生の頃、長澤勝俊作曲「独奏尺八のための詩曲」を聞いて感激した。初演者が宮田先生だった。
そこで尺八仲間数人と宮田先生宅に伺って「詩曲」の楽譜を買ってきた。五線譜のコピーだったが一人50円か100円づつ払ったと思う。この詩曲は「7孔尺八のための」となっている。宮田先生は綺麗で完璧な演奏だった。
この曲にあこがれて私は尺八リサイタルで5孔尺八で臨んだ。5孔では無理を承知だったが難しかった。ゆえにところどころごまかして演奏したのだった。

おさらい会の曲目は長澤勝俊作曲「とおい春の日」、杵屋正邦作曲「水のゆくえ」、舩川利夫作曲「箏と三絃のための嬉遊曲」、杵屋正邦作曲「雨の夜」、宮城道雄作曲「水の変態」、宮田耕八郎作曲「れんげ草と蜂蜜」だった。
午後1時から予定通り午後2時半には終わった。皆さんまずまずの出来だった。

後日、撮っていただいたビデオを見た。まずまずの演奏だが、尺八は曲の出だしが変な音だったり、上手くはいかなかった。全体的には良く音が出て、滑らかだった。


私の初心者指導方法

2024-05-05 12:35:40 | 音楽・日々是尺八

私が最初に教えるのは琴古流尺八で基本のロツレチリから。
先ずは、竹友社発行の「琴古流尺八初学入門手引」で音階の運指方法を教える。
全部の孔(あな)をふさいだのがロで、下から1孔を開けたのがツである。次がレでその次がチである。
次のリから運指は少し変わる。

尺八の音階で一番吹きやすいのが、西洋式で言うヘ長調である。
すると尺八ではツがドに当たる。すなわち尺八のツレチがドレミに当たる。

次のリがソに当たり、次のロはラになる。
すなわち尺八のロツレチリロは、ラドレミソラとなる。(シとファは半音で指で孔を少しふさぐ)

私は歌謡曲などを演奏するときは、常に音階で覚えており、それを頭の中でロツレチリに変換している。
したがって私がその曲を歌うことが出来れば、尺八で演奏出来ることになる。

聞いたことのある曲では、いきなり尺八でロツレチリと吹ける場合もある。音が頭に浮かんで来る。これは慣れだろう。

私が書いた基礎の楽譜は下の写真のとおり。

「入門手引」と照らし合わせて、指使いを教える。

尺八は日ごろの練習が必要です。定期的に練習しないと筋肉が落ちてしまいます。特に唇や腕の筋肉ですね。呼吸もそうです。
初心者の方へ、初めての見解です。唇は「ほこりを吹き飛ばす感覚で上下の唇を横にひっぱって」吹いてみてください。

音を安定する為にロングトーンを行います。これは吹奏楽で良く練習した方法です。それをすれば息が長く、良い音が出るようになります。私は甲のロを計ったところ30秒間だった。