北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

飯田お練り祭り

2022-03-17 14:43:00 | 芸能
3月25日から27日まで、3日間飯田お練り祭りがあった。
6年に一回のお祭りは、飯田では最大のお祭りである。

6年前に行ったのだが、今回は「コロナ禍」の為、行くのを止めた。
紹介の為に6年前の写真を載せよう。



東野大獅子は約400年の伝統を誇る。
東野(ひがしの)は、私が通った東中学の地区である。

宇天王を前に獅子頭は約30キロで最大級という。屋台は車付きで幌を入れると長さ25メートル。高さ3.2メートル。
獅子頭は重たいので数十秒毎に交代で20人編成。それが4班に分かれている。



幌の中には6孔の横笛で15人が4班に分かれ、大太鼓、小太鼓も入り、宇天王は12人が交代する。
眠っている獅子を囃子に合わせて、宇天王が手綱を引いて起こす。



舞いには「まだかの舞」「大門口の舞」「道中起こしの舞」「道中ばやし」がある。
猛り狂うと50メートル位一気に走る。右や左にも舞うので、座布団を持ったスタッフがよける。迫力満点である。



小さい頃見た宇天王は怖くて仕方なかったが、後年見るのが病みつきになった。



この大獅子を一人が両手で持っているのが分かる。この頭をくねくね回すのである。



ひと通りの演技が終わると、ご所望のあった人の前で再び舞う。



こちらは大名行列で本町3丁目の出し物である。明治5年に始まる。
先頭は「化粧傘」、続いて「先箱」、「槍」と続く。

先ず行列では「エーハリワサートーナー」「エーヨヤサートーナー」と言いながら進んでいく。



ただ歩くだけではなく、2人だけの所作がある。腰をかがめての演技だから大変だ。



「槍」は「白車熊」「富士形」「大車熊」がある。



槍は3人で2本の槍を投げ合う。道路の両端に分かれているので結構大変だ。受け取った人はクルクル回す。



私が小さい頃は人数が多かったので50歳で定年だと聞いたが、今は本町の住民が少なくなり、熱意ある市民も参加しているようだ。そんな中に高校同期のK君を見つけた。もう毎回出ている。



「蓬莱大鳥毛」は重量25キロ。重いので持ち上げる方は「ウーン ヨイショ!」と気合が入る。後ろには新装なった市役所が見える。



「草履」と「傘」が2人1組で所作を行う。
「草履」は空高く投げ上げて、時にはわざと屋根まで放り投げた人もいて、笑いを取った。何回もやっていると指が痛そうだ。皆、指をテーピングしている。



「傘」の演技は仮に落としても、足で転がせて拾う。
背中に交互に担ぐ演技では、観客が「ヨ ヨ ヨ」と掛け声を出す。



子供たちの「鉄砲隊」である。
前にも書いたが、本町3丁目は私の実家で、中学生になる春休みに私も妹と参加した。

今年は分からないが、3月の飯田は寒い。雪がちらついた時もあったし、雨にも降られた。

お練り祭りがあると、いつも悲しい思い出が忘れられない。昼のお弁当事件である。

連絡ミスにより、我が家に「休憩場所に弁当を届けて置いて」が伝わってなかったのである。なかなか呼ばれないので2人で泣いて待っていたのだった。

立川談四楼

2021-05-24 15:03:00 | 芸能
5月23日の東京新聞に「モノ言う落語家」立川談四楼が大きく取り上げられた。

半ページにも及び、本人もその取り扱いの大きさにびっくりしていた。(師匠のブログによる)



右側の写真は師匠お気に入りの写真で、ブログにも載っている。

左下の写真は上野広小路亭で、かつて私もこの写真をアップしている。
立川流はここを定席としていて、私は何回も通った。

私と談四楼師匠との関係は、度々取り上げてきたから、ここでは省略する。

新聞では落語は「生きるために必要だ」

内容は、緊急事態宣言の中、上野広小路亭の夜席は17人程度。本来なら終わって芸人同士軽く一杯が出来ない。スーパーで食料と酒を買って家飲み。

落語の二協会がクラウドファンディングを始めた。

政治家に対するコメントが鋭い。
アベノマスク批判、犬抱いて座っていたり、ワクチンで電話回線がパンク。上の人が勝手に先に打って、そんな話はないよ。

官房長官は寄席を「よせき」と読んだ。こういう人たちの収入は減らない。
モノを知らない人が、収入の途絶えた人をいじめているんだ。

一番の要望は「補償」だ。
政治家は言葉、です。全く心に響かない。「私を説得してください」
文化芸術、エンタメは「彼ら」に言わせると不要不急。

でも、絶対的に必要なんだ。ビタミンであり、タンパク質。
ドイツの文化大臣も「具体的に生きるのに必要なんだ」

政治家の皆さんに落語を聞いてもらいたい。古典落語の「浮世根問(うきよねどい)」や「やかん」など。

コロナ対策でうまく行っている国は国民の声をよく聞いている。
政治は日常。政治を語るのは「ダセえ」じゃない。(以上新聞より)

飯田で一緒に飲んだ時も、よどみなく「立て板に水」だった。

NHKラジオで土曜日の朝、時々「立川談笑」も話をする時がある。

落語家は本当に話が上手い。政治家も原稿の棒読みではなく、もっと抑揚を入れて、魂を入れて、二ホン国民のためにもっともっと働いて欲しい。

立川談修の「インザピンク」

2020-02-06 16:10:00 | 芸能
2月5日は立川談修の落語独演会「インザピンク」が、お江戸日本橋亭であり聞きに行って来た。

談修からはこういう独演会には、直接メールで連絡をくれるので出来る限り行くようにしている。

以前は「インザダーク」シリーズとして、日頃あまり演じられない幽霊みたいな演目を7回も開催してきて、今回は一転して艶話・エロスである。

演目は「紙入れ」「かわず茶番」「短命」。

会場のお江戸日本橋亭は以前、津軽三味線「あんみ通」の演奏会で行ったので知っていたが、今回はまず神田駅から行きたいところがあった。



中央線神田駅の北側にある、老舗蕎麦処「尾張屋本店」である。
開場は6時30分だったので、その前に夕食をと思ったらここだった。
写真でご覧のとおり時刻は5時30分。これがちょうど良かったのである。



店頭には見本が置いてあるが、もう私は「かつ丼」と腹は決めていた。

なぜ「尾張屋」なのか。それは3日程前にたまたまテレビ東京の「モヤモヤさまぁーず2」で紹介されて、「かつ丼」を食べるシーンが放映されたからであるし、実は私にとってそれより重大な事があったからである。

何しろここを訪れるのは5年振りだったのだ。
メモ帳を見たところ2015年1月21日に、ここの2階で「そば打ち会」があり、私は招待されてここで尺八の演奏をしたのだった。

私の知り合いの人がそば打ちを習っており、会津から先生を招いてこの蕎麦屋の2階を貸し切って行われたのである。
その時は「会津そば」「出雲そば」など珍しい蕎麦を本当に美味しくいただいた。

今回は女将さんに半地下に案内されて、かつ丼を食べた。
もう周りはオジサン達が、つまみや酒を飲んでいる。

5分もかからず着丼(食べログみたい)。カツは柔らかく、脂身がないので私にはうれしい。
お新香も薄くスライスしてくれて食べやすく、美味しかった。

精算時、女将さんに以前いただいた名刺を見せ「5年前にここの2階で蕎麦打ち会をしました」と言ったところで「5年も前だと忘れますね」と。
その後だ「実は私、そこで尺八を吹いたんです」と言ったところすぐに「ああ、思い出しました。そうでしたね」

次から次へとお客が来るのに「モヤモヤさまぁ~ずも見ましたよ。美味しかった」と店を出た。思い出の店、人に会うのはいいものだ。

そこからは歩いて約7分。調べていったとおりにドトールコーヒーを左に見て、いきなりステーキ、室町三丁目の信号を見てから左の通りに入った。時刻は6時15分だ。



まだ開場には早いので会場と周りを見学をと思ったら、もう入場しているようだった。

入口で前売り入場料2500円を払う。

早速、靴を脱ぎ、下駄箱に入れて番号札を取る。
場内では「前の方からお詰めください」と言われて、1番前と2列目は座布団だが見づらいので、椅子席の2列目にした。

7時近くなり会場を見ると、満席でグループで来た若い女性が意外と多い。新型肺炎の影響か、マスク姿が半数位いた。

舞台の幕が開くと、談修は高座の毛氈に上がったが意外に高く、天井に付く位と言ったらオーバーだけれど、結構高い。

まくらで「インザピンク」について述べ、数日位前から早々と満席売り切れでうれしそうだった。だいぶ人気が出てきたなと思った。

落語「紙入れ」は間男の話である。つまり不倫である。不倫と言えば早速今話題の俳優Hの名も出た。

内容は検索すれば出て来るので、そちらに譲って次は「かわず茶番」。

この話は昨年、浅草演芸ホールで他の落語家によるのを聞いていた。
客の男性よりも女性の方が大笑いだ。

素人芸の話で、舞台番がふんどしをーーー。下ネタである。

15分の休憩をはさんで、後半の第一声は「インザダーク」より「インザピンク」の方が受けがよろしいようでと、笑っていた。

「短命」。これは「ネタおろし」と言って談修は初めて演じるそうだ。

伊勢屋の美人の奥さんに婿が来るが、次々に早死にする。3人目まで死んでしまった。
その訳は?

サゲは自分の女房を見て「俺は長生きだ」。

このような話は若い落語家には生々しく、50歳近くなった談修なら、そろそろいいかなと思ったらしい。小遊三なら好きそうだ。

談修のおかみさんのしぐさも色っぽく演じ、余りえげつなくはなく、下品ではなかった。
終わって相変わらず、談修と挨拶と握手をして「良かった」と言って別れた。

上記、「そば打ち会」と「モヤモヤさまぁ~ず」に関連して思い出した。
神田尾張屋は5年前だったが、4年前のそば打ち会は大塚の手打ち蕎麦「大倉庵」だった。

そこでも尺八を演奏したのだが、ここも「モヤモヤさまぁ~ず」で放映されて、奇遇だった。不思議なことが続くなあ。


浅草サンバと、きた散歩

2019-09-15 21:14:00 | 芸能
8月31日(土)は浅草サンバカーニバルに行ってきた。
先ずは浅草寺にお参りで、お線香の香りを身につける。
暑さこの上なく、汗だらだらだった。外国人の浴衣姿も多い。



毎年夏に行われるが、浅草サンバカーニバルは5回目の見学だ。午後1時開始だからその前に、近くの寿司屋でランチ寿司を食う。

その後、いつもの老舗の喫茶店でコーヒーをと思ったら、「先ごろ閉店しました」の表示。

早い人は11時頃から沿道で並んで座っているが、どうせ混むからいつも立って見ている。

それでもいつも見る松屋の前に12時40分頃行ったところ、5列目位で爪先立ちをしないと見えないくらいだった。

新聞によると50万の人出らしい。



こちらはマカオのダンサーで、車に乗るのはトップダンサーだ。
カメラ(デジカメ)は頭の上にかかげて撮った。

暑くてマカオの宣伝用「うちわ」を配っていたのでいただいた。煽っても汗だらけ。
持参した水はもうぬるま湯だ。周りのおじさんは皆冷えたビールである。



何枚も撮ったのだが、動きが早くアッと思ったとたんに後ろを向いたり、通り過ぎて何も写っていない時もある。

こちらは日本人。たまたま正面で撮れた。沿道のおじさん達のカメラの放列はすごい。
やはり一番前は恥ずかしくてとても私は行けそうもない。

サンバはコンクール方式だから皆真剣である。トータルで考えれば総合芸術である。

きれいな御嬢さん達や音楽、太鼓の音に満足して、背伸びして右足がつりそうになったので1時間くらいで、見切りをつけて列を離れた。

それでもせっかくだからと、浅草をくまなく?散歩して来た。

さて、日にちは変わって9月10日(火)西新宿5丁目へ「きた散歩」に行って来た。



クイズです。ここは何でしょう。

大体の予想はつくと思うが「MAX」という、老舗の喫茶店である。



店内から見ると当然、窓ガラスのMAXは逆さになる。

実はここは映画「新聞記者」で撮影された喫茶店である。

手前の光ったテーブルに女性新聞記者と官僚が座り、取材するシーンに使用された。

映画館で家内と見ていた時に、予想だにしなかったが、すぐ新宿の「MAX」と分かり、あわてて家内に知らせた。

ここは以前も書いたが映画「釣りバカ日誌」の最終映画でも、西田敏行と岸部一徳が話をするシーンに使用された。その時は収録に一日かかったそうである。

私は日替わりメニューの「ガテマラコーヒー」を飲んだ。酸味があり、私には向いていなかった。マスターや奥さんは以前から懇意にしていたので、しばらく話し込んだ。



こちらは並びのビルの一階である。十二社通りに面しており、左側が「ラーメン天華」、右側は「丼丸」だ。実はここ「丼丸」の前の店舗だったのが、我が印章店だったところだ。

9月21日は新宿熊野神社のお祭りで、店頭には提灯が飾られている。以前は「照美堂」の名入れ提灯もあったが、今はもう無いだろう。

もう止めて9月末で5年にもなる。早いものである。

フラワーフェスティバル

2018-05-01 17:05:00 | 芸能
4月29日(日)は南大沢で「第20回記念フラワーフェスティバル由木」があるというので行ってみた。

天気はすこぶる良く、快晴。
めじろ台駅からは京王片倉駅まで行って、歩いて10分程でJR横浜線の片倉駅に着く。
ここの連絡がもう少し近ければ良いのに、といつも思う。

片倉駅から橋本駅まで行って、京王相模原線に乗り換える。そして2つ目の南大沢駅で降りた。



時刻は10時50分。
私は「花」より団子ならぬ「ステージイベント」がメインで来たのだった。

もうイベントは進んでおり4番目の「上柚木囃子連」から見た。
笛、太鼓に合わせて獅子を舞う。曲の途中でも頻繁に太鼓奏者や笛奏者が交代していた。



先ずキツネが出てきて踊り、次に子供の「おかめ」も踊る。
「おかめ」が可愛らしい。そのあと「ひよっとこ」が出たが、踊りはすごく上手かった。



3人目の獅子舞に小学生の男の子が演技していた。なかなかのものである。

11時過ぎたので「フラワー」や「屋台」の見学をして、南大沢駅前の「フレンテ南大沢」ビルに入り、5Fのレストランに向かった。混むから早めにと思ったが、やはり混んでいた。

5Fは「ミートレア」と称して肉の店ばかりだ。その中でG店を選んでハンバーグを食べる事にした。
待つこと20分位で入れた。和風スペシャルハンバーグで2種のハンバーグの上に「大根おろし」と「ネギ」が乗っていた。鉄板の上で醤油を流すとジュウジュウと音をたてて跳ね上がった。

1ドリンク制でセルフ。ペプシの紙コップに氷を入れ、小さな冷蔵庫の中の水を探したが手前に緑茶があったので、それを入れた。水のつもりで飲んで食事後、コーヒーを飲んだ。

その時、コーヒーカップが汚れていたので店員に注意をして、もう一杯コーヒーを入れて飲んでいた。
しかし、店員が見に来て「1ドリンク制だから本来はコーヒーは無しです」と注意をされた。

そう言われればそうだったのだ。「知らなくてすみません」と言って、レジではお詫びした。知らないと言う事は恐ろしい事だ。プラス200円払うつもりだったが、お兄さんが「いいです」と言ってくれた。



再び12時30分過ぎにイベント会場に戻った。八王子市消防団音楽隊は12人位の小編成。

昔ブラバンだった私にとっては、寂しい演奏だった。各楽器が1人では重層的な演奏が期待出来ない。加えて炎天下で演奏するのはつらい。風もあり、なんども楽譜が舞っていた。

金属の楽器だから私も昔吹いたユーホニュームは歌口(マウスピース)は熱くなり唇は渇くし、上に向いているラッパ(朝顔)は高温で、素手で触れば火傷をするくらいだ。

「サウンド・オブ・ミュージック」「私のお気に入り」「ドレミの歌」等を演奏した。



続いて「Pumehana Hura studio」のフラダンス。



小さなフラガールがお互いを見ながら、何と可愛いことでしょう。



大人も入りそう揃い。カラフルできれいだ。



「ジャズダンスWith」動きが激しいのでなかなかいい写真は撮れない。
時々ピストルで撃たれた。カッコいい御嬢さんたちで、まるでエグザイルを見ているようだった。
大人になって成熟したダンスも期待出来る。



タヒチアンダンス。「Studio Moemoeaa」



お子さんが胸に椰子の実をつけて、何たら可愛いこと。



大人も出てそう揃い。大人が出ると子供の小ささが目立つ。



「AKAHAI Papa Lehua」フラダンス。
バックでは男女2人の生演奏が何とも心地よい。ハワイアンは裏声が何とも言えない位でハモリが良い。



タヒチアンは激しい踊りだが、フラダンスは優雅だ。
フラダンスは「愛」や「恋人」を表現するとか言っていたが、大人の中の中央の子供がこれ又、表情豊かにしなやかに、大人以上に上手かった。



ポップスで「岬めぐり」などを演奏したので、こちらも口ずさむ。
楽器演奏はまずまずだが、ボーカルはプロと比べると難しいね。



「Shiny Danceトワラーズ」による、バトントワーリングとチアダンス。
バトンは中学生や高校生かな。時々バトンを落としてしまうのは愛嬌。
サッと拾って演技を継続するのが上手い。



チアガールは小学生以上だろう。



これもタヒチアンダンスで「TIARE APETAHI」。



白い肌に黄色い巻きスカートがまぶしい。



このような巻きスカートだと「ゴーギャン」を感じる。



このグループは何度も衣裳を変えて楽しませてくれる。



最後は子供から大人まで。十分楽しんだ一日でした。