今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

コーチ・カーター

2005年08月17日 | 映画&本&音楽&TV
はい、今日は水曜日です。今日の映画は『コーチ・カーター』。
高島屋タイムズスクエアのみの単館上映なので、めったに行かない新宿まで出かけてきました。
実話が基になっています。
よくある荒んだ高校に新任のバスケットコーチ、ケン・カーターがやってきます。チームのメンバーはそこそこバスケが出来るけど、授業にはまともに出ないおちこぼればかり。コーチはバスケを続けたいなら契約書にサインをしろと迫り、3つの約束をさせます。(1)一定以上の成績をとること。(2)授業にはすべて出席、しかも一番前の席で。(3)試合の日には上着とネクタイを着用すること。

この中で、勉強の部分だけ約束が守れず、体育館をロックアウト。いくつかの試合を放棄したことで、コーチ解任を言い渡されますが、そのときのセリフがいいです。「こんな若いうちから、契約なんて守らなくてもいいんだと思ってしまったら、まともな大人にならない。私はいいかげん軌道修正をしたいんだ」

図体はデカくても、まだ「ママの手伝いをしなくちゃいけないから帰る」と言ったり、人が撃ち殺されるのを見て激しく動揺し、コーチの胸に飛び込んで泣きじゃくったり、と内面はまだまだ子供なんです。
指導者が正しい指導さえすれば、若い心はまともに育つんですね。メンバーの中の何人かは勉強に身を入れたことで、奨学金をもらって大学へ進んでいます。まだほんの6年前のことです。