今日の女王サマ

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支持するのはTV版?映画版?「消されたヘッドライン」

2009年06月06日 | 映画&本&音楽&TV
まず『消されたヘッドライン』ってどういうこっちゃねん!

新聞記者が事件の核心を追うというストーリーですから、ヘッドラインというのは「(新聞の)見出し」という意味なのであろうが、一度として消された、または消されようとした場面はなかったのである。

NHK-BSで放送された『STATE OF PLYA ~陰謀の構図~』の方がピタリとくると私は思うけど。
←テレビ版  映画版→

ある殺人事件と、地下鉄での人身事故。この二つに関連があるらしいと気づいた新聞記者のカルは事件の核心を追い求め、ひとつの記事を書き上げるのですが、解決したと思われた事件の裏には隠された真実がまだ・・・というお話。

主人公のカルはテレビ版では草食系だけど、映画版ではガッツリ肉食系のラッセル・クロウ。車や住んでいる家も、ハミダシ者にありがちな散らかり放題で小汚い。
編集長が若い記者を「痩せてて給料が安くて仕事が早い」と言うと、スネて「どうせ俺は太ってて給料が高くて仕事が遅い」などとのたまう。その時点から時々「まいう~」の石ちゃんに見えてしまうのは困った。特に髪をかき上げるシーンでは太い腕が苦しそう・・・。

編集長のキャメロンもテレビ版は男性、映画版は女性とまったく逆の設定ですがこれはあんまり違和感なかったな。


テレビ版は6回に分けての放送。小説を読んでいるようなじっくり感で薫り高いコーヒーのようでした。
映画版は2時間ちょっとの長さ。テンポがよく、渇いた喉を潤す炭酸飲料のよう。

どちらも好きなタイプの作品ですが地味だよなぁ。映画のほうの興行成績はよくないかもね。