今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

JALとANA

2009年06月24日 | Weblog
JALは政府支援を仰いでいますが、本当に深刻な問題らしいのです。
10万円程度の工事も先送りしているという話が聞こえてきています。

だいぶ前の日経トレンディにJALとANAの比較記事が特集されていました。
(私がANAのラウンジで働いていた頃ですから2年ぐらい前になるかも)

JALもANAも実際働いているのは契約社員がほとんどであるのに、顧客に対するサービスに違いがあるのです。

ANAはたいていの問題が契約社員で解決できるようなシステムになっているのに対し、JALはまったく逆でひとつひとつ上司にお伺いをたてねばならないらしい。

ひとつの例がワインの銘柄。
飛行機の中でワインの銘柄を客室乗務員に尋ねたとき、ANAの社員はスラスラと答えられたのに、JALの客室乗務員は「少々お待ちください」と言って先輩客室乗務員に聞きに行ったそうである。
たまたまかもしれない。たまたまかもしれないが、私がANAのラウンジにいた頃は、新しいワインが入るとすぐに文書で説明があり、お客様に尋ねられたらこう答えてよいというような通達がありました。

ANAのラウンジを辞めて、JALのラウンジに就職した友人が言っていたことですが、JALはどんな小さなことでもいちいち聞きに行かなくちゃいけないので面倒だったそうです。

やっぱり飛行機の中でのワインの銘柄、これひとつが万事を物語っているのではないでしょうか。

一部の人間しか情報を把握していないというのは時間の無駄になるし、顧客サービスは二の次と言う結果にもなりかねない。

JALとANAはライバル社であるが、お互いに社員を交換して研修してみたらいいんじゃないかしら。JALにはJALのいいところがたくさんあるはず。

まあ、ANAは柔軟な姿勢を見せると思うけど、JALはプライドが邪魔してダメなんだろうなぁ。